2021年、大阪府寝屋川市に美容室「hair's LOG(ヘアーズ ログ)』を独立オープンさせていただきました!

髪もストーブもダメになる!絶対にファンヒーターで髪を乾かしてはいけない理由とは!?

 

どーもー!

髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。

 

さて本格的に冬の寒さが到来してきました。

寒い日の風呂上りに、洗面所でドライヤーをかけて髪の毛を乾かすのは面倒だからといって、

部屋の暖房器具(ストーブやファンヒーター)で髪の毛を乾かしている人はいませんか!?

 

ドライヤーで乾かすのは面倒だと思い、ついつい温風の出るストーブやヒーターで乾かそうとする方もいてるのではないでしょうか?!

確かにファンヒーターはドライヤーよりも早く髪を乾かすことができます。

一見、同じ様に温風で髪の毛を乾かしていると見えるので大丈夫だと思われる方もおられるかもしれませんが、、

 

ストーブやファンヒーターで髪の毛を乾かすことはめちゃくちゃ危険なのでやめましょう!ψ(`∇´)ψ

 

それではなぜストーブ(ファンヒーター)で乾かすことがダメなのかについて書いていきたいと思います!

 

〔もくじ〕

絶対に暖房器具で髪の毛を乾かさない方がいい理由

 

その理由は大きく2つ、

「ヘアケア」のためと「ファンヒーター」のためです。

「ヘアケア」のためは何となく予想できても、「ファンヒーター」のためとはどういうこと?と思った人も多いと思います。

順に解説していきますね!

 

絶対に髪の毛をファンヒーターで乾かさない方がいい2つの理由とは?

ファンヒーターで髪の毛を乾かさない方がいいという1つ目の理由は「ヘアケア(髪や頭皮」のためです。

 

ファンヒーターで髪の毛を乾かしてしまうと、

  1. 根元まで均一に乾かせない。
  2. 温度が高過ぎてバサバサになる。
  3. セット、ブローをするのは困難乾燥専用
  4. そもそも危険

などということが考えられます。

 

① 根元まで均一に乾かせない。

ドライヤーで髪の毛を乾かす時は基本的に乾きにくい根元から乾かしていくのが正解です。
ダメな乾かし方は、先に乾きやすく風の当たりやすい毛先から乾かしてしまうことで、そうしてしまうと根元が乾くころには風の当たり過ぎで毛先がバサバサに乾いてしまいます。

「ファンヒーター」で乾かすということは、ドライヤーのようにうまく風を当てる位置を変えることは難しいですし、風の幅が広く余計なところまで熱風があたってしまうので、

毛先に風が当たり過ぎてしまったり、うまく当てれなくて濡れたままの箇所ができてしまったり、乾きムラになってしまいます。

根元に水分が残ると、頭皮のかゆみや頭皮の臭いの原因になったり、半乾きで頭が冷え風邪をひきやすくなってしまうので注意が必要です。

 

② 温度が高過ぎてバサバサになる。

ファンヒーターやストーブはもちろん広い部屋を暖めるものなのでかなりの高温が出ています。

この高温を髪の毛に当て続けていると髪の毛のダメージの原因になります。
すでに乾いている髪の箇所に高温が当たり続けるとさらなるダメージにつながってしまいます。

なのでご家庭のドライヤー選びのポイントも高温が出るタイプより”風力”が強いタイプがオススメです。

話題のダイソンのドライヤーも風力が強いことがウリです。

強い風力で髪の毛を傷ませずに早く乾かすことが可能なのです。

髪の毛を傷ませたくないのなら髪に必要以上の高温を当てないようにしなければいけません。

 

③ セット、ブローをするのは困難

均一に乾かすことも難しいファンヒーターでは、ドライヤーならできるヘアセットやブローをするなんてことは不可能に近いです。

ドライヤーをうまく使えば嫌な割れ目やクセを防いだり、ボリュームを出したり無くしたりすることが可能です。

 

ストーブの熱風で乾かすと、髪は乾いたけど全然まとまらなかったり、変なクセがついて結局直すのに時間がかかったりなどいいことはありません。

“ただ乾く”ということにしかなりませんので素敵なヘアスタイルからは遠ざかってしまうでしょう。

 

④そもそも危険!

高温の出る暖房器具です。頭を近づけるなんてことは普通に考えてとても危険な行為です。

突然、高温が出たり、髪が吸い込まれたり、髪が燃えたりなど、何が起こるかわかりません。万が一のことを考えストーブやファンヒーターの前に頭を出すという行為はやめておきましょう。

 

 

以上が「ヘアケア」としてのファンヒーターで髪を乾かしてはいけない理由なのですが、

 

今回みなさまに知っておいてほしい、

もう一つの大きな理由があるのです・・・

 

ファンヒーターで髪を乾かすとファンヒーターが壊れる!

これは髪の毛を乾かすだけでなく、ファンヒーターを運転させながらヘアケア製品を使用すると故障の原因となるとされています。

これは多くのヘアケア製品に含まれるシリコーン(シリコン)が原因です!

 

なぜ「シリコーン」がファンヒーターを故障させる原因に!?

「シリコーン」とは摩擦を減らすなどの効果があり、シャンプーやトリートメント、衣類の柔軟剤、静電気防止剤などにも使われている成分です。

シリコンシャンプー、ノンシリコンシャンプーなど言われるあの「シリコン」です。洗い流さないトリートメントやヘアスプレーなどヘアケア製品に幅広く含まれています。

 

ファンヒーターは、内部にある棒状の『炎検知器(フレームロッド)』で燃焼状態を監視する仕組みで出来ているのですが、

その炎検知器に髪の毛から飛んで来たシリコーン成分が、空気とともにヒーター内部に入り、炎検知器を覆ってしまい、

それにより安全装置が「異常」と認識して運転を止めたり、火がつかなくなったりする不具合の原因になってしまうそうなんです!

 

この現象が起こる原因は、ファンヒーターで髪を乾かす行為をするだけなく、

普段からお風呂上がりに洗面所でファンヒーターを使用している人にも注意が必要です!

洗面所で洗い流さないトリートメントなど付けた後ドライヤーを使って髪を乾かしている方は、洗面所に空気がこもると、多くのシリコーン成分がヒーター内に入り込みやすいのです。

 

これは各メーカーの説明書やホームページなどにも使用の注意が書かれています。

引用:Rinnaiホームページより

 

部屋に散乱してるシリコーンは目に見えませんが、次第に内部で蓄積されていき、温風の吹き出し口に白く付着することがあります。

これを防ぐためには、ファンヒーターで髪の毛を乾かすことをやめるのは当然のこと、

ヘアケア製品・化粧品類(ヘアートリートメント全般、ムース、枝毛コート剤、保湿用化粧液、ハンドクリーム等)、

衣類関係(撥水剤、柔軟剤、防水スプレー、アイロン用スプレー、静電気防止剤、しわ伸ばし剤等)

などを、換気の出来ていない狭い部屋での使用は控える方がいいでしょう。

「エアコン」や「電気ストーブ」、あるいは灯油を使用しない「セラミックヒーター」などであれば問題ありません。
参考:日本ガス石油機器工業会「シリコーン等による石油ファンヒーターへの影響」*pdf

 

まとめ

これで絶対にファンヒーターで髪の毛を乾かしていけない理由がわかってもらえましたでしょうか?

ストーブやファンヒーターで乾かすということは、髪の毛を傷めたり、キレイにスタイリング出来ないなど素敵なヘアスタイルを保つことが出来ないばかりか、

ファンヒーターそのものを故障させてしまう原因にもなるのです。

 

特に最近では髪の毛を乾かす前に付ける「洗い流さないタイプのトリートメント」が流行っていますので、それによるシリコーン付着による被害が急増しているようです。

きちんと髪の毛をドライヤーで乾かしている方でも、部屋でのファンヒーターの使用には気をつけてくださいね。

 

夏に扇風機で髪を乾かしてはいけない理由はこちら

 

ではでは。

 

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大阪 寝屋川市 香里園駅 徒歩3分「hair's LOG(ヘアーズ ログ)のオーナーあっくんこと小野敦之(オノアツシ)です! ヘアケア・ヘアスタイル・美容に関わる正しくて為になる情報を楽しく発信しています。 特に髪の毛の傷みや、ヘアカラーにおけるアレルギーやかゆみなどの知識・経験においては同業者や美容メーカーからも厚い信頼をいただいき、ノンジアミンカラー「NODIA(ノジア)」をプロデュース。全国でセミナー開催し好評を得る。

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