2021年、大阪府寝屋川市に美容室「hair's LOG(ヘアーズ ログ)』を独立オープンさせていただきました!

そのフケの原因とは?美容師が教えるセルフチェック方法と対策

 

フケは誰でも出るものですが、見えてしまうとどうしても他人に不快感を与えてしまいがちです。

そしてフケが出やすい方は、ご自身でとても気にされている方が多いので、きちんと頭を洗ってとても清潔にしている人が多いと思うのですが、

 

頭皮をしっかりと洗ってさえいればフケが出ないというわけではなく、そこがまたフケの厄介なところなのです・・・

 

そこで今回は「フケ」の原因と種類、対策などについて書いていきたいと思います!

 

 

 

〔もくじ〕

【フケの原因と対策】

 

 


フケの原因は「油っぽい」か「乾燥」

 

フケの原因は、大きくは「脂漏」「乾燥」の2つに分けられます。

つまり頭皮が、油っぽいのか、乾燥ぎみなのかによって状態やお手入れ方法も変わってくるのです。

 

その原因によって対策の方法も変わってくるので、まず自分がどちらの原因でフケが出ているのかセルフチェックしてみましょう!

 

 

 

脂漏が原因の「脂性フケ」

皮膚は普段から「皮脂」というあぶらが分泌されていますが、
この皮脂が多くなった状態のことを脂漏(しろう)といい、これが原因で出るフケのことを「脂性フケ」といいます。

脂性フケの特徴は、ある程度大きな塊のフケが出ることです。

皮脂はカビ(真菌)によって脂肪酸に分解されるのですが、頭皮が脂漏の状態だったり湿気がひどい状態だったりすると、このカビが異常に繁殖し、炎症を起こしてしまうことがあります。

これを「脂漏性(しろうせい)皮膚炎」といいます。脂漏性皮膚炎を治すためには、カビに効く薬効成分を含む薬やシャンプーが有効です。

 

 

 

乾燥が原因の「乾性フケ」

逆に皮脂が少なく、頭皮が乾燥することで出るフケもあります。これを「乾性フケ」といいます。

アトピーなどの症状を持つ人もこの乾性フケが出やすくなります。乾性フケの特徴は、サラサラで細かいフケが出ることです。

空気の乾燥しやすい冬〜春先にかけてはよりでやくなります。

こちらも悪化すると乾燥したフケが毛穴周辺を塞ぎ、バイ菌などが繁殖して毛根が炎症し、脱毛に至るという「粃糠性(ひこうせい)脱毛症」という症状がおこりますので注意が必要です。

 

 

このように、もしフケで悩まれている方がいれば、まず自分はどちらに当てはまりそうか確認してみてくださいね。

正確な判断は専門医に確認してもらうことをオススメします

 

そしてどちらのタイプのフケかわかりましたら、その対策について考えていきましょう!

 

 

「脂性フケ・乾性フケの対策」

 

脂性フケの対策

 

脂性フケの場合は、大概はシャンプーの仕方や食生活を見直すことで改善が期待できます。

 

まずは、毎日正しい方法でシャンプーしましょう!

皮脂の取り除きすぎは”乾性フケ”の原因となりますが、
逆に皮脂が多すぎても”脂性フケ”の原因となってしまいます。

毛穴の汚れや皮脂を出来る限りシャワーのお湯で丁寧に落としてあげて、いつも清潔に保つようにしましょう。

皮脂の取りすぎは、体が無くなった皮脂を余計に出そうとしてしまい過剰分泌を促してしまうで、シャンプーは基本1日1回にしておきましょう。

 

シャンプーのやり方としては、

適切な低刺激なシャンプーで、爪を立てずに指の腹で頭皮をもむように優しく洗ってあげましょう。ゴシゴシ洗いは禁物です!

また、シャンプー後のすすぎにはたっぷり時間を使い(シャンプーしている時間の倍以上)、シャンプーが髪や頭皮に残らないように気をつけます。ヌルヌル感が消えても泡が出てくるのはシャンプーが残っている証拠になります。

思っておられる以上にしっかりと丁寧に流してあげましょう!

 

きちんとシャンプーをしているのにそれでも脂性フケが出るという人は、

もしかしたら食生活や生活習慣に問題があるかもしれません。

 

 

揚げ物やスナック菓子のような脂っこいものを好んで食べている人は皮脂が多く出るため、脂性フケが出やすくなるので気をつけてあげてくださいね!

 

また、アルコールを飲む人は控えることで代謝を活性化させることに繋がります。

皮脂分泌を放置すると、皮脂を好む菌が増えてしまいます。

悪性の菌は頭皮に刺激を与える脂肪酸の発生に関係していると言われており、脂漏性皮膚炎という皮膚疾患を発症する場合があります。

脂漏性皮膚炎になると余計にフケが出てしまいますので、脂性のフケが出ている方は早めに対策を行うようにしましょう!

この場合はすみやかに皮膚科に行って診断してもらうことが一番です。

脂漏性皮膚炎の心配がある方は、まずは一度皮膚科医に相談してみましょう。

 

 

乾性フケの対策

 

頭皮が乾燥しやすい方は、今のシャンプーの頻度が多すぎるか、シャンプーの洗浄力が強すぎる可能性があります。

シャンプーによって洗い流されてしまった皮脂や角質層の保湿成分は、大体24時間かけて回復すると考えられています。

よって、1日に何回も頭皮を洗うと、お肌のバリア機能や水分保持力が回復する前に再度潤いが奪われてしまい、かえって乾燥が進んでしまうのです。

 

絶対に避けたいのは、気になるからと言って「何度もシャンプーをすること」です。
シャンプーは多くても1日1回に留めましょう。
それでも乾燥を感じるようでしたら数日に1度でも構いません。後はシャワーで丁寧に流すだけにしておきましょう。

 

お湯も熱すぎると皮脂の油をより奪い取ってしまうので38〜40度くらいがオススメです。

シャンプーの頻度はその方の皮脂分泌の程度で変わるのではっきり言うことはできないですが、少なくとも乾性フケが出る方は、自分が必要以上に皮脂を洗い流していないか一度確認してみましょう!

 

 

あと共通の対策として、

タオルやブラッシングで頭皮を傷つけないようにしましょう!

頭を洗った後、タオルで拭くときは押さえるようにして水分を拭き取るようにします。
タオルをゴシゴシ動かすと頭皮が傷つき、フケが悪化してしまいます。

またブラッシングをするときも、頭皮をガリガリとやってしまうと頭皮は簡単に傷つくので、あまり頭皮に触らないように行います。

乾性フケでかゆい方はゴシゴシしてしまいがちですが、早く治すためにも我慢してくださいね!

 

 

 

まとめ

以上、フケの対策でした。

もしフケで悩まれている方がいれば、まず脂っぽいのか、乾燥っぼいのか確認してみてそれに合わせた対処をしてみてください。
ただし脂性フケであれ乾性フケであれ、自分で取り組んで改善しない場合は早めに皮膚科医に相談することが一番です。

 

もちろん僕のところでもご来店いただければセルフチェックのご協力とアドバイスはさせていただきますのでご相談ください。

 

 

ではでは。

 

 

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大阪 寝屋川市 香里園駅 徒歩3分「hair's LOG(ヘアーズ ログ)のオーナーあっくんこと小野敦之(オノアツシ)です! ヘアケア・ヘアスタイル・美容に関わる正しくて為になる情報を楽しく発信しています。 特に髪の毛の傷みや、ヘアカラーにおけるアレルギーやかゆみなどの知識・経験においては同業者や美容メーカーからも厚い信頼をいただいき、ノンジアミンカラー「NODIA(ノジア)」をプロデュース。全国でセミナー開催し好評を得る。

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