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髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
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〔もくじ〕
髪の毛のうねりを改善するメカニズムを解明
梅雨の時期に悩まされる髪の毛のうねり。アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウムというヘアケア成分がうねりを改善するが、そのメカニズムが解明された。
ロート製薬が神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科の辻野義雄特命教授と同大学院海事科学研究科の堀田研究室との共同研究で、メカニズムを解明した、と2024年6月12日発表した。
同社は、今後も毛髪構造を理解し、悩みの原因を探り、最適なアプローチ方法を探求していくことで、ヘアケア領域における新しい試みに挑戦してまいります、としている。
髪のうねりに革命!新成分「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」 のメカニズム
今回は業界でも話題になっている、新規成分「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」(通称トステア)についてです!
難しい名前ですし、元記事を読んでみてもちんぷんかんぷんになる方も多いと思いますが、
この成分は、2023年から発売された新しいヘアケア成分で、「髪質改良原料」として注目されています。
通称は「トステア」、成分表示には「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」と記載されており、
シャンプーやトリートメントなど様々なヘアケア用品に配合されることが可能な”新しいアミノ酸”となります。
トステアには以下のような効果が期待されています。
- 毛髪のねじれやうねりの補正
- ツヤツヤ、サラサラな質感への改善
- 髪の芯からの毛髪強度を高める
- パーマやストレートの持ちを良くする
特に、年齢を重ねるにつれて気になるうねりやクセに対して効果的で、アンチエイジング成分としても期待されています。
この成分が髪の毛のうねりに革命を起こすかもと言われているのですが、
これまで結果は出るものの、ハッキリとしたメカニズムと特性が解明しました!
髪の毛のうねりってなぜ起こるの?
まず髪の毛がうねるのは、髪の内部にあるインターメディエイトフィラメントが関係しています。
これは、髪の弾力や形を決める大切な部分。湿気でうねったり、年を取ると変わってしまいます。
そこでロート製薬と神戸大学の研究チームが発見したこの成分は、髪の内部構造に働きかけて、うねりを改善する効果があります。
すでにこの成分が髪の毛のうねりを改善するという効果は感じれたものの、裏付ける作用メカニズムや浸透の状態は明らかにされていなかったため、
SPring-8という日本で唯一の特別な施設を使って、髪の毛の原子レベルの微細な変化を観察されました。
「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」を配合したヘアケア製剤を作製し、縮れ毛へ塗布、ドライヤーブローを行ったところ、同箇所のうねり改善が見られました。
これからヘアケアはどう変わる?
「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」の発見により、すでにこの成分が配合された商品が発売されています。
さらに他の成分と組み合わせたし、美容室での施術メニューに使われたり応用はどんどん広がって来ると思われます。
hair’s LOGではこの商品に配合されています。
「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」の発見は、ヘアケア業界に大きな影響を与える可能性があります。この成分を含む製品は、うねりやくせ毛に悩む多くの人々にとって、新たな選択肢となるでしょう!
またもう少しこの「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」について掘り下げた(マニアックな美容師さん向けの記事も書こうかなと思いました)
ではでは。
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