どーもー!
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最近、
「ヘナって昔から薬草として使われてきたんですか?」
「自然療法として良いと聞きますが本当ですか?」
といった質問をいただきました。
ヘナは歴史的にも“薬草”として使われてきた植物で、現代でも自然派ケアとして注目され、科学的な研究も進んでいます。
ただし、自然由来だから万能というわけでもなく、メリットと注意点を理解して使うことが大切です。
今回は、その背景をわかりやすく整理してお伝えしていきたいと思います。
〔もくじ〕
ヘナは“古代から使われてきた薬草”
ヘナ(Lawsonia inermis)は、
インド・中東・アフリカ・エジプト などで古くから親しまれてきた植物です。
歴史をさかのぼると、ヘナは、
- 髪を染める
- 頭皮や皮膚を保護する
- 傷や炎症をやわらげる
- 体温を下げる
儀式やボディアート(メヘンディ)
といった目的で活用されてきました。
「クレオパトラもヘナを使っていた」という記録が残っているそうです。
つまり、ヘナは単なる色素ではなく、生活の中で“薬草”として扱われてきた植物になります。
現代では「自然療法・民間療法」としても注目
近年、特に日本でもヘナは、
- 化学染料が合わない方
- ジアミンアレルギーの方
- 髪や頭皮をできるだけ自然なものでケアしたい方
に支持されるようになりました。
アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)の流れから
“ナチュラルヘアケア”として扱われることも増えています。
ただし大事なポイントとして、
①ヘナは「医薬品」ではなく、あくまで化粧品(または民間レベルのケア)
②“治療効果がある”と断言するものではない
という点は理解しておく必要があります!
科学的な研究も進んでいます

「自然のものだから科学と関係ない」
と思われがちですが、実はヘナは多くの研究対象になっています。
主成分ローソン(lawsone)の研究
髪のケラチンと結合し、オレンジ色に発色する仕組みは化学的に説明されています。
抗菌・抗炎症作用の報告
ローソンには
• 抗菌
• 抗酸化
• 抗炎症
などの可能性があり、論文もあります。
ただし、いずれも
「治療効果を明確に保証する」ほどのエビデンスではない
というのは大切なポイントです。
安全性やアレルギー研究
ヘナはジアミン染料と比べるとアレルギーの頻度は低いですが、
植物アレルギーやまれに代謝物が原因のアレルギーの報告があります。
他植物や成分とのブレンド
二度染めの色調や発色変化についても研究が進んでいます。
当店ではインディゴとのブレンドや2度染めという方法をとっておりますが、
アーユルヴェーダを元に様々なハーブやオイルとのブレンドや化学染料との組み合わせが研究されています。
その他
その他には聞いた事があるのは、飲んだり(お茶)食べたりなど、スーパーフードや漢方(薬)として利用できないか、などの研究もされていると聞いています。
まとめ

ヘナは、
• 古代から薬草として使われ
• 現代のナチュラルケアとして注目され
• 科学的研究も進みつつある
という、歴史×自然×科学が重なる非常にユニークな植物です。
ナチュラル志向の方にとって魅力的な選択肢でありつつも、
アレルギーや体質の違い、染まり方の特徴などを理解しながら
自分に合った使い方を見つけることが大切です。

ではでは。
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「自然=絶対安全」ではなく、
「メリット・注意点を正しく伝えていく」
ことが大事だと考えています。