どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
昨年度、富士フイルムと花王が「レインボー染料」という新しいヘアカラー染料を共同開発したということがニュースになりました。
これに関してこのブログでも取り上げると大きな反響がありました。
その後さらにツッコンで聞いてみた記事はこちら
今回の記事の前に読んでもらえるとよりわかりやすいと思います♪
最初の発表から約半年ほど経ちましたがあれから新しい情報が出てこないなと思っていた矢先に、富士フイルムさんが新しいプロモーションサイトを立ち上げていました!
それがこちら!
〔もくじ〕
INNOVATION AQUARIUM
http://brand.fujifilm.co.jp/aquarium/sp/index.html
こちらのサイトでは富士フイルムが開発している様々な新技術をご紹介しているのですが、こちらのNo.6に、
レインボー染料についてインタビュー形式で詳しくわかりやすくご紹介しています!
特にこの映像を観ると富士フイルムさんの凄さとレインボー染料における意気込みが伝わってきます!
さらに掲載されている内容を読んでもらえるとレインボー染料の特殊な構造がわかると思うのですが、
一部ご紹介させていただくと、
飯島 : 実は1つ、ぜひ紹介したい新発見の技術があるんですよ。
渡辺 : 新発見!なんですかそれは!?
飯島 :今回のプロジェクトのスタートは、これまであったヘアカラーの課題をどう解決していくか?という、性能向上の考え方だったのですが、富士フイルムさんと協業することで、これまでになかったような“美しい色彩”を創りだす技術を発見しました。
先ほどお話がありましたが、毛髪の中に浸透しやすい構造を富士フイルムさんに創っていただいたわけですが、その特長を深く理解していく中で、染料を浸透させる深さを自在にコントロールする技術を創ることができました。それにより、毛髪内の外周部に、リング状に染料をとどめることができるんです。こちらのモデルをご覧ください。
渡辺 : リング状に、この赤い部分が染料で染まっている部分ですね?
飯島 : はい。中心部の青色に対し、この場合は外側だけ約30%の深度で赤色に染めてあります。このように髪の毛を2重に染め分けると、髪の毛に光が当たったとき、光路によって、色が変化してみえるという効果を発現できることが分かりました。古来より、特別な色と言われてきた「麹塵(きくじん)」を用いた織物は、同様の原理で美しい色彩を実現しています。これを髪色でも表現できるというのは我々にとっても新鮮な驚きでした。
渡辺 : わ、ほんとだ!外からみると赤くそまっているのに、ライトで照らす角度によっては青い光が別の向きに出てきますね!
飯島 : そうなんです!この染料の特長を活かすことで、奥行き感のある立体的な色彩を表現できる可能性が新たに見つかったというわけです。
これまでは、例えば髪全体を赤く染めると、きれいではありますが、均質なモノトーン調の仕上がりになります。しかし「レインボー染料」で浸透深度をコントロールして染めると、女性が髪をかきあげたりする動作や、風で髪がゆれた時に、色が移り変わっていくような不思議な見え方をするわけです。
- 髪の毛の外側と内側で違う色を発色させる
- 染まる深さをコントロールできる。
この辺りの内容が、以前から公表されていた、
三次元的で奥行きのある高精細な発色
の秘密だということですね!
確かに一本の髪の毛で光や角度によって違った色味が出るのなら、髪をかきあげた時、風になびいた時など、髪が動いた時に今までにない色合いを表現できることになるでしょう!
もしかしたら細めのウイービングなども入れなくても立体感が出せるかもしれません。
あとは日本人のブラウンベースの髪でどこまで発色が見えてくるのか?
ブリーチ作用や酸化染料との併用など以前からの疑問はまたまだ残っています。
それでも今回のこの富士フイルムの発売前からのプロモーションの力の入れ具合も見ると、かなり自信があるような染料になっていそうです!
引き続きまた何かわかればブログ内で報告していきますね♪
ではでは。
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あっくん★
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