どーもー!
お風呂にあんまり長く入れない系美容師あっくんです。
今回見つけた記事はこちら、
〔もくじ〕
保湿入浴剤、アトピーへの効果見られず
この記事によると、
小児のアトピー性皮膚炎患者に対する保湿入浴剤の臨床的効果および費用対効果を検証した研究結果が5月3日、「BMJ」オンラインに掲載された。
英国96か所の医療施設からの1~11歳の小児アトピー患者462人を対象に、12カ月間の試験を実施した。評価は、週1回16週間、患者による湿疹評価(POEMスコア)で行った。また、1年間の湿疹重症度、医療機関受診につながる湿疹増悪回数、疾患特異的生活の質、包括的生活の質、費用、処方された局所コルチコステロイドまたは局所カルシニューリン阻害薬のタイプおよび処方量を調査した。
その結果、16週間における週当たりPOEMスコアに、入浴剤使用群と入浴剤非使用群で統計的有意差は見られなかった。調整後POEMスコアは入浴剤非使用群で0.41ポイント高く、臨床的に意義のある最小変化量の3を下回った。費用対効果、有害事象などにも、入浴剤の使用/非使用による差はなかった。
研究者らは、保湿入浴剤が小児アトピー標準治療への追加効果を示すとのエビデンスが確認されなかった、また、洗い流さないタイプの保湿剤および石鹸代用品に対する研究調査が必要であると述べている。
つまり、子供のアトピー患者に「保湿入浴剤」を12ヶ月使用してもらった実験をしたが、
使用していない子と比べて、症状の変化は特に無かったのことです。
肌の乾燥にお悩みの方には残念な結果ですが、
乾燥対策に保湿入浴剤を使用してもほとんど効果が無いのかもしれません。
となると、やはりお風呂上がりなどにクリームなどで対策してあげる方が有効的だと思われます。
炭酸入浴剤は効果ある?
そして、流行りの『炭酸風呂』についても少しお話ししておきますが、
最近スーパー銭湯などでも炭酸泉による『炭酸風呂』が増えていると思いますが、
高濃度の二酸化炭素が溶解した炭酸泉には、
お肌の血行を促進し、さらに弱酸性のPHによりお肌を整えてくれる美肌作用があります。
しかし、
市販の『炭酸入浴剤』を使ったお風呂は、
炭酸泉とはちょっと違います。
市販の炭酸入浴剤の主成分は、
- 炭酸Na
- 炭酸水素Na
などになると思うのですが、
これらをお湯に溶かしても実は炭酸泉にはなりません!
お風呂に入れても、すべて揮発してしまい(シュワシュワ)、お湯の中で二酸化炭素が溶けることができません。
しかも、炭酸Naなどは溶けた後のお湯は酸性ではなく、アルカリ性に傾くので、
健康な肌の方は古い角質が溶けて肌がサッパリしたような感じを受けるかもしれませんが、
実は肌の弱い方にとっては刺激になることもあるのです。
入浴剤を使用すると、いい匂いなどもしますし、リラックス効果などもあるとは思いますので、それが目的であれば問題ないのですが、
ただなんとなく”肌に良いかも”と思っているものが、
実はあまり意味のない可能性もありますので
使用するものはぜひしっかりと選んであげてくださいね。
ではでは。
こちらの記事もおススメです★
あっくん★
最新記事 by あっくん★ (全て見る)
- ラジオ初出演!ラジオ関西の人気番組でヘアカラーのアレルギーについて語ります - 2024年11月25日
- 広島でノンジアミン「NODIAカラーセミナー」を開催したよ! - 2024年11月21日
- YouTubeチャンネル「美容師あっくんのヘアケアちゃんねる」始まりました! - 2024年11月11日