どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
今回ご説明する『ヘアケア洗濯物理論』と名づけた考え方は、あっくんの素髪を活かしたヘアケアにおいての考え方の基本になります。
大きく、シャンプー編、トリートメント編、ドライ編、と三つにまとめています。
少し長くなりますが、
「髪の毛がいつも傷んでしまう・・・」
「毛先がガシガシになって伸ばせない・・・」
など髪の毛でお悩みの方は、普段のヘアケアを見直すきっかけ・ヒントになるかもしれませんのでぜひ最後まで読んでみてくださいね!
〔もくじ〕
《ヘアケア洗濯物理論》洗濯物で覚える正しい髪の毛の洗い方
髪を洗うことと服を洗うことはとてもよく似ています。
そのことをこれから順番に解説していきたいと思います。
髪の毛の洗い方とヘアケア理論(シャンプー編)
①髪をよく濡らします(水を貯めます)
まず髪を洗うときは、シャンプー剤をつける前にしっかりと髪の毛を濡らします。
最所のお流しはシャンプー剤を泡立てるためだけに濡らしてると思う人もいるかもしれませんが、実は1日に着いた髪の汚れは、この最初のすすぎをしっかりすれば8割方落ちてくれます。
(もちろんたくさんのワックスやスプレーでガチガチに固めていたり、オイル系のトリートメントをたくさん付けている方は落ちてくれません)
洗濯物を洗うときも洗濯機の水の量が多い方がしっかり汚れが落ちてくれます。
髪の毛もたっぷりのお湯でまずはしっかり流してあげて、1日の汚れを落としてあげるイメージで行ってみてくださいね。
もちろん髪の毛がしっかり水を含んでいる方がシャンプー剤がよく泡立ち、少量(エコ)で済み、
たっぷりの泡立てておくと髪の毛のもつれを防ぐことにもなり、髪の毛のダメージの軽減にもなります。
②シャンプー剤で髪の毛を洗います(洗濯洗剤で洗います)
よく濡らした髪にシャンプー剤をつけていくのですが、
手に取ったシャンプー剤をそのまま髪の毛につけるのではなく、
手のひらでよくのばしてよく泡立ててから髪の毛につけてあげて下さい。
この方がムラなく髪の毛のに付き、泡立ちもよくなります。
もしスタイリング剤やヘアオイル、頭皮のからの油脂が髪の毛のに多く残っているとなかなか泡立ちません。
1度で泡立たない場合は軽く流してから、もう一度シャンプー剤を付け直して、しっかりと泡立てていきましょう。
しっかりと泡立ったら髪の毛についたスタイリング剤や油汚れが落ちてきたサインです。
そしてシャンプーでは髪の毛も大事ですが頭皮をしっかり洗って下さい。
”シャンプー剤の目的”とは、
その日付けたスタイリング剤などと、頭皮から出た油脂などの汚れを落としてあげることです。
”洗濯洗剤の目的”は、
その日服についたホコリやゴミ、そして身体から出た汗や油などの汚れを落としてあげることです。
シャンプー剤も洗濯洗剤もアニオン(陰イオン)界面活性剤という成分が主になります。
洗浄するという目的が一緒であることがわかると思います。
ここで一つシャンプー選びのポイントですが、
洗濯物ではニットなどのデリケートなものはオシャレ着用洗剤で洗いますよね?
逆にスポーツなどをしてて汗をかき、泥まみれになる方はしっかりと洗える洗濯洗剤を使いたいと思うはずです。
髪の毛も洋服と同じように、その人の生活スタイルや状態に合わせた洗浄力が必要になります。
たくさん汗をかく方は髪も頭皮もしっかりと洗いたいと思うでしょうし、
髪の毛に何もつけないような方はそれほど強い洗浄力が必要なかったりもします。
髪の毛の状態としても、傷んでデリケートになっている髪の毛に強すぎるシャンプーを使ってしまうと、、
髪の毛の中の大事な間充物質が流れてしまったり、さらなるダメージや切れ毛の原因となります。
毎日、オイルやワックスをたくさん使ってスタイリングしている髪の毛に弱すぎるシャンプーを使ってしまうと、、
オイルやワックスなどが髪の表面に残ってしまい、髪にずっと余計なものをコーティングしている状態になり、
これも髪の内部からのダメージにつながってきます。
つまりシャンプー剤選びのポイントとは、
あなたのライフスタイルやスタイリング剤の有る無し、そして髪の毛のダメージなどに合わせた適切な洗浄力を持っているものを選ぶことが大切です♪
(他にもシャンプー選びのポイントはいくつかありますがそれはまた別で書いていきますね)
③髪をすすぎます(すすぎ)
髪の毛についたシャンプー剤をしっかりお湯で流してあげて下さい!
一般の方は基本的にこのすすぎの時間が足らない方が多いと思います。
1日の汚れを含んでくれているシャンプーの泡をしっかりと流してあげることで、
余計なものが流れて髪の毛がすっぴんの様な本来の姿に戻してあげることができます。
洗剤の残った服なんて着たくないですよね!?
肌に悪そうだし、、
これも洋服と髪の毛や頭皮は一緒です。
(肌が弱い方はシャンプー剤のすすぎが足らないことで頭皮や首筋などの肌荒れの原因になります)
しっか~り!流してあげて下さいね!
《ヘアケア洗濯物理論》洗濯物で覚える正しい髪の毛の洗い方(トリートメント編)
それではここから「トリートメント編」となります。
④トリートメントをつけます(柔軟剤を入れます)
よく流した後は、トリートメントですね!
(リンス、コンディショナーとの違いなどはまた別で書きますね♪)
シャンプーした後は髪が少しキシミやすくなります。
洗濯物も洗っただけではゴワゴワになります。
そのキシキシ、ゴワゴワとした質感を柔らかいスルッとしやわらかい手触り(肌触り)に
してくれるのがトリートメント(柔軟剤)の役割ですね。
つけ方としてはトリートメントは頭皮ではなく、髪の毛につけてあげて下さいね!
頭皮につけてしまうとベタつきの原因になったり、根元のボリュームが無くなってしまいます。
そもそもリンスやトリートメントの目的はキシミなどを無くして扱いやすい状態にしてくれるもの。
キシミがあるとブラッシングなどをするときに引っかかりさらに毛先を傷めてしまいます。
そして乾燥や紫外線、静電気などの生活ダメージから髪を守ってあげることが目的です。
ここでもニットなどの洋服に柔軟剤を入れないと静電気でバチバチになりやすいですよね!
髪の毛も洋服も傷めないように気をつけてあげてくださいね。
ただ今はこのトリートメントにそれ以上のことを求め過ぎている風潮もあります。
1度傷んでしまった洋服は元に戻らないように、髪の毛の傷んでしまったら元にはもどりません!
クリーニング店に洋服を持っていったら洋服はキレイになって返ってくると思いますが、決して元の新品に戻ったわけではありませんよね!?
髪の毛もトリートメントをしたからと言って、キシミがとれてツルツルサラサラになって見えるかもしれませんが、元の健康な髪に戻ったわけではありません。
そう見えているだけなのです。
(この辺りのお話また別で詳しくしていきたいと思います)
話を戻しますが、
シャンプーの後にキシミなどを感じない人や、髪の毛が細かったり柔らかかったりして、ぺたんとさせたくない人などは、
トリートメントをつける必要がなかったりもします。
トリートメントもあなたの髪に合ったものを選んで下さいね♪
シャンプー編で書いたようにここでつけたトリートメントが次の日のシャンプーで落とせるくらいのものがちょうどいいバランスです。
シャンプーの洗浄力に対して、このトリートメントが重め(油っぽ)過ぎるとトリートメントが落とせずにどんどん蓄積していくことになります。
お化粧で言うと、ファンデーションが毎日のクレンジングで落とせてない状態です。
お肌だと絶対嫌ですよね!?
トリートメントのつけ過ぎも髪の毛に悪影響を与えることもあるのです。
⑤髪をすすぎます(すすぎ)
トリートメントの後のすすぎですね。
これはシャンプーに比べると軽めに流してもらって適度なしっとり感を髪に残してもいいのですが、、
一般の方は意外と知らなかったりするのですが、
トリートメント(柔軟剤)はシャンプーよりも皮膚に対して刺激が強いです!
それはトリートメント(柔軟剤)の主成分であるカチオン(陽イオン)界面活性剤が髪や頭皮に残留しやすいという性質によるものです。
衣服であれば柔軟剤が残りやすい性質のため、
すすいだ後も柔らかい手触りと、良いニオイが長く続きます。
それは役割としてはいいことなのですが、
肌の弱い人が着ると、その残留性により肌が荒れることがあります。
(新生児の赤ちゃんの衣服には柔軟剤を入れないのはそのためです)
これが髪の毛の場合だと、
すすいだトリートメントが頭皮についたり、髪の毛に残留しているトリートメントが肌に触れたりすることで、
頭皮や首筋などが荒れたりする原因になります。
なので、トリートメントもある程度しっかり洗い流してあげるつもりですすいで下さい。
肌の弱い人ほどしっかりと!
流した後でキシムようでしたら洗い流さないトリートメントなどで調整してあげるといいと思います★
(洗い流さないトリートメントには基本的にカチオン(陽イオン)界面活性剤が入っていません)
もちろんこの洗い流さないトリートメントもシャンプーで洗い落とせることが前提になります。
オイル系のものはつけた時効果を感じやすいですが、落としにくいので種類や使用量には気をつけてくださいね。
《ヘアケア洗濯物理論》洗濯物で覚える正しい髪の毛の洗い方(ドライ編)
それではここから「ドライ編」です。
⑥髪をタオルで拭きます(脱水)
これはこの後のドライヤーで乾かす前の一手間ですね。
衣服の脱水でわかるように、
洗濯機で脱水もしくは、手でしっかり絞らずビショビショのまま干しても、なかなか乾きません。
髪の毛も同じで、ドライヤーで乾かしてあげる前に出来る限りタオルで水分をとってあげて下さい。
ロングの方であればこれだけで5~10分くらい乾かす時間が減るかもしれません。
もちろんタオルで水分をとるときもあまり強く擦らないで、優しくタオルでポンポンと叩くような感じで水分をとってあげて下さいね★
⑦ドライヤーで乾かします(干しor乾燥機)
タオルドライ後はドライヤーで髪を乾かします!
髪の毛は濡れているときはキューティクルと呼ばれる毛の表面の部分がとても柔らかくなります。
すなわち柔らかくてとてもダメージしやすい状態になっています。
濡れたま寝るのはよくないという話は聞いたことあると思いますが、
それは寝癖がつきやすいという理由もあるのですが、
髪が濡れて柔らかくなっていると髪の毛がマクラなどに擦れたりすることでダメージしてしまうことを防ぐ目的があります。
なので髪の毛のダメージを進行させないためにもキチンと乾かしてあげて下さいね(*^o^*)
そして洗濯物でイメージしてほしいのですが、
タオル類を干すとして、
きちんとシワを伸ばして干さないとシワシワのまま乾いてしまいます。
髪の毛もくしゃくしゃのまま乾かしてしまうとくしゃくしゃのクセがついてしまいます。
乾かす前にキチンと髪をといて、ドライヤーで丁寧にブローをするだけで、その後のセットが楽になりますよ♪
あと、「ドライヤーで乾かすと、髪の毛傷むんじゃないですか?」ということをたまにお客さんから聞きますが、
一箇所に過剰に熱を当てなければ、基本的に大丈夫です!
乾いたと思ったらそれ以上ドライヤーをしないようにだけ気をつけてくださいね。
⑧コテ、アイロンでセット(アイロンがけ)
これは使わない方でも知ってはいると思いますが、コテやアイロンは熱の力により髪の毛に形をつけます。
コテであれば巻きつけてカールをつくり、
ストレートアイロンであれば挟んでまっすぐな形を作ります。
これも洋服で例えると、
乾いて取り込んだシャツをビシッと!仕上げたいときは、アイロンがけをすると思います。
熱の力でシャツのシワを伸ばします。
髪の毛もスチームなどの蒸気、水分などがあるとさらによく伸びます!(気をつけないとダメージしやすいので危険です)
しかし高温で何度も何度もしてしまうとシャツは傷んでしまいます。
もうこれはストレートアイロンとほぼ一緒ですね!
ストレートアイロンでは熱の力でくせ毛を伸ばします。
一箇所に長くあてたり、何度も同じところをあてていると当然傷んでしまいます。
髪の毛も洋服も大事な日にはアイロンを使ってバシッと決めて下さい!
でも何も予定がない日などは、髪の毛にアイロンをすることは休ませてあげて下さい。
洋服は交換できますが、
あなたの髪は交換できませんからね!(笑)
ヘアケア洗濯物理論 まとめ
とりあえずこの《ヘアケア洗濯物理論》髪の毛の洗い方とヘアケア理論はこれで以上になります。
正しいヘアケアで美髪になれるように毎日のヘアケアを頑張ってみてくださいね。
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