どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
再生医療と3Dプリンターという最新技術の組み合わせで、
つ、ついに髪の毛が!?
〔もくじ〕
シャーレ上でヒト毛包の生成に成功——3Dプリンターを活用した毛髪再生治療法の研究
再生医療が進化するなか、毛包の再生に一歩近づく研究成果が発表された。「シャーレ上でヒト毛包の生成に成功」と『fabcross』が学際的オープンアクセスジャーナル「Nature Communications」に掲載されたコロンビア大学アービング医療センター(CUIMC)の研究論文を2019年7月11日掲載した。
毛包再生は、マウスやラットの体毛では可能になっているが、ヒト細胞では実現していない。
CUIMCの研究チームは、毛包基底部にある毛乳頭が真皮細胞が毛包内に突出していることに着目。突出した形状を3Dプリンターで作成し、その形状にあわせヒト皮膚を成長させた。3Dで作成した型を取り除くとヒト皮膚の中に微小な深い穴ができた。
ヒト毛包細胞をその穴の中に移植し、その上を毛髪の主な構造成分であるケラチン産生細胞で覆い、さらに育毛を促進する成分を細胞に注入すると、3週間後にヒト毛包が出現し毛髪を作り始めた、という。
シャーレ上で人工的にヒト毛包が作られたのは初めて。
米コロンビア大学アービング医療センターで、
けがや脱毛症などで毛髪を失った人の治療のために、
3Dプリンターを活用した毛髪再生の研究が行われており、その研究論文が「Nature Communications」に掲載されたとのことです!
これまで色んな毛髪再生の研究はマウスやラットの体毛を人工的に成長させることは何年も前から成功していましたが、ヒト細胞では実現できていませんでした!
それが!!
毛根を包む「毛包」と呼ばれる組織の成長にとって、より自然な微小環境を作るために、
ヒト毛包のパターンを模倣するプラスチック製の「型」を3Dプリンターを用いて作成に成功。
「従来の方法では、これほど細長い突起部を作ることは不可能でした。3Dプリンティング技術により、この研究は一段と進めやすくなったのです」
と研究論文の著者であるErbil Abaci博士は述べていらっしゃいます。
3Dプリンターで作成した「型」の周りにヒト皮膚を成長させて作り、
その状態で育毛を促進する成分を細胞に注入すると、
3週間後にヒト毛包が出現し毛髪を作り始めた!とのこと!
シャーレ上で人工的にヒト毛包が作られたのはこれが”初めて”だということで、
これまでマウス実験止まりだった毛髪の再生医療が一歩前進した研究結果だといえるようです。
ではでは。
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あっくん★
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