「染めてもすぐに髪の毛明るくなってしまう」
「カラーの色持ちを長くするにはどうしたらいいの?」
お客様からこんなヘアカラーの色落ちについてご相談を受けることがよくあります。
まず、カラーが色落ちすることを、専門用語で「褪色(たいしょく)」といいます。
ヘアカラーの褪色は、その方の髪の毛のコンディションやヘアケア方法、ライフスタイル、他にはカラー剤の種類や色味によってなど様々な要因によって変わってきます。
髪の内部に浸透した染料が、いくつかの原因により髪の内部にとどまらず、外に流れ出てしまうことでカラーの色が落ちていきます。
原因はそれぞれなので「コレで大丈夫!」という方法は難しいのですが、
どなたでも出来るカラーの色落ちを防ぐとっておきの方法があります♪
その『色落ちさせないとっておきの方法』とは・・・
髪を洗わないこと!爆
は、冗談ですけど、
本当の話ですw
染めた髪の色は洗わなければ落ちていきません。
水とシャンプーとともに色は落ちていくのです。
でもそんなことは現実的に無理だと思いますが(笑)
今回はその他の原因と対策について書いていきたいと思います!
〔もくじ〕
【ヘアカラーが色落ちしてしまう3つの原因とは?】
①髪のダメージ
カラー剤に含まれるアルカリ剤が髪の表面を覆っているキューティクルを開いて、
髪の内部に染料を浸透させることで、髪に色をつけます。
そのときにキューティクルを開きっぱなしにしていると、髪の内部でとどまることができなくなり、外に流れてしまいます。
キューティクルはアルカリ性に寄ると開いてしまうので、
パーマなどはもちろん、石けんシャンプーやアルカリ性の温泉なども褪色の原因になります。
カラーやパーマなどをした後は、きちんと弱酸性の状態に戻してあげることが大切です。
ハイダメージの髪にはキューティクル自体が少なくなっていたり、無くなってしまっていることもありますので、そうなるとカラーの褪色はとても早いでしょう。
ブリーチや繰り返しのカラーで明るくなった髪の毛はキューティクルがなくなってしまっていることと、メラニン色素もなくなってしまっているために色が落ちやすく、暗い色に染めてもすぐに元の色に戻ってしまうのです。
②紫外線
紫外線はメラニン色素やカラーの構造を破壊し褪色させます。
そのため、日頃から髪の毛の紫外線対策をしていないとヘアカラーが色落ちしやすくなってしまいます。
お仕事やスポーツなどで野外でいることが多い人や、
海などが好きな方の髪が褪色しやすいのはそのためです。
対策としては、帽子や日傘が効果的です。
最近では髪の毛専用のUVスプレーもありますので、試してみましょう。
特に紫外線量が増える夏は髪へのダメージも大きくなるので注意が必要です。
③ホームケア
1番重要と言ってもいいです。
カラーの後は、①にも書いてある通り、
カラー剤に含まれるアルカリ剤がキューティクルを開いてしまった状態です。
市販のシャンプーなどのアルカリ性や洗浄力の強すぎるシャンプーを使っていると、毎日のシャンプーでどんどん褪色してしまいます。
シャンプーの後濡れたままにしておくのもダメです。
髪が濡れているときもキューティクルが開いている状態です。
すぐにドライヤーで乾かしましょう。
高温にも弱いのでストレートアイロンやコテなど毎日使用している人は気をつけてください。
②のようなお仕事や趣味などのライフスタイルを変えることは難しいと思いますので、1番変えやすいのもこのホームケアによるヘアケアになります。
といった感じの原因が考えられます。
このような褪色の原因に心当たりのある方は何か改善してあげることで色落ちがマシになると思いますのでぜひ試してみてくださいね( ´ ▽ ` )ノ
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