さて、今回は今さら聞けない『美容室での基礎用語』について書いていきたいと思います。
ヘアカタログや雑誌などに出てきて、意味やどんなものかわからないってことはありませんか?
意味がわからなかったり、勘違いしていると美容室でオーダーした後、
などと失敗してしまう可能性もあります。
もちろんイメージを共有したり、お客様に伝わるように説明するのは美容師側の責任ではありますが、
美容室や髪型を説明するときによく出てくる用語を知っておくことで、失敗を減らしたり、さらにオシャレを楽しむきっかけにもなるかと思います♪
なので、ヘアカラー初心者さんはもちろん、すでに色んな髪色を楽しんでいる方でも、あらためて確認しておきたいヘアカラーの基本用語を解説していきたいと思います。
〔もくじ〕
メッシュ・ハイライト・ローライトの違いって?
【メッシュ】
メッシュとは部分的にカラーの色を変えることをいいます。
ヘアスタイルに立体感や個性が生まれて垢抜けた印象を与えることができます。
髪全体に対して部分的に筋のようにカラーリングをすることをフランス語でmècheと言い、メッシュと呼ばれています。
基本的にはブリーチなどの明るい色で大きめの筋で入っているものをこの「メッシュ」と呼ぶことが多いので、
一般的にこの様にブリーチを使い明るく、ちょっと奇抜だったり、若い子達がちょっと派手めに個性を出したいときにするっていうイメージになりますね。
【ハイライト・ローライト】
こちらも分類上は「メッシュ」になるのですが、
ハイライト=部分的に少し明るくする
ローライト=部分的に少し暗くする
という違いに分けられます。
どちらも髪の毛に陰影を出すことで髪に動きや立体感をつけます。(両方使うことでさらなる陰影が生まれます)
ブリーチやカラー剤を使ってベースカラーよりも明るい部分や暗い部分を作り、自然な立体感を作るテクニックになります。
メイクの場合なんかでも、明るい色を足すことをハイライトを入れるといいますね。立体感・美肌・小顔などの効果を目的として施します。
ハイライトの起源
ということでヘアスタイルでは、細かく筋状に入れて自然な立体感や動きを出すものを「ハイライト」と呼ぶことが多いですが、
ちなみに、このハイライトの起源は2000年前の「ベネチア」が発祥という逸話があります。
2000年前のベネチアで、麦わら帽子をかぶった女性が毎日の様に外で仕事などをしていたところ、
帽子を脱いだ時に髪色が変わっていることに気付きました。
麦わら帽からはみ出て日中の間、陽にさらされた毛先は、陽に焼けて明るくなっていました。
根元の帽子を被っていたところは焼けていないので暗く、
中間部は動いたりすることで帽子の影になったり、日が当たったりとランダムに明るくなり、
常に強い日差しに照らされていた毛先は特に明るくなったりと、
そしてそれが入り混じることで、髪の毛に自然な明るさの筋が入ることになりました。
(あくまでもイメージですw)
この太陽がつくった自然の明るさの陰影こそがハイライトの始まりなんだとか!
まとめ
つまり【メッシュ・ハイライト・ローライト】の違いとは、
美容師さんによって少しニュアンスの違いはあるかもしれませんが、一般的に、
くっきりとした太めの線で色の差を出すものを「メッシュ」、
細かく筋状に入れて自然な立体感や動きを出すものを「ハイライト」と
呼ばれ区別されていることが多いと思います。
さらにこのメッシュやハイライトを入れる効果やメリットといたしましては・・・
- メリハリがでる
- 小顔に見える
- 頭の形キレイに見せることができる
- 髪に動きや立体感が出る
- 少ないダメージで明るく見せることができる
- 髪型のアクセントを作ることができる
- 個性を出せる
などの効果を与えることができます。
ただしこれらの効果は入れる場所や量、明るさによってもその効果が違ってくるので、
入れ方によって、見え方はそれぞれになります。
どんなデザインにしたいかは美容師さんとしっかりと相談した上で行うことをオススメします。
今後また他の用語の由来や意味なども解説していきますね。
ではでは。
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