がんの抗ガン剤治療中など、
病気で髪を失ってしまった女性を応援するのが『医療用ウィッグ』の役割です。
いつあなた自身が髪を失うことになってしまったり、
周りの家族・友人がそのようなことになるという可能性はありますので、
今回は『医療用ウイッグ』について少し解説しておきたいと思います。
〔もくじ〕
医療用ウィッグについて
①医療用ウィッグは治療開始前に用意しましょう
抗ガン剤の治療が始まってから脱毛までは、だいたい2~3週間くらいかかるといいます。
治療が始まってから間に合わないこともないのですが、
治療前後は体調や気分が優れない場合もありますので早めの気分が良い日に用意したほうがいいしょう。
②デリケートな状態の頭皮を守ります
医療用ウィッグは、JIS規格の基準を満たした品質のウィッグです。医療用ウィッグで使用する場合は、直接肌にあたる部分が多くなります。そのため、安全性の基準を設けているのです。
ですので刺激に敏感になった頭皮への対応や、地肌の透けの問題等に配慮された造りになっています。
そして長時間つけることにストレスを与えないように、軽くてムレにくく、髪質も自然な感じに造られています。
さらに中に被るインナーキャップにも吸水性や速乾性が高く、肌着のようにやわらかい素材が使われているものがあったりと快適に過ごせるような工夫がされています。
③おしゃれウィッグ感覚で使えます
一度髪が抜けてしまい、全体的に髪が生えそろうまでには、抗ガン剤治療を修了して半年から一年程度は必要です。
この間医療用ウィッグを使うことになりますが、見た目は通常のウィッグと変わりませんので、おしゃれ感覚で使用できます。
ある程度治療が終わったり、気軽にいろいろなウィッグを試したいと思われる方は、最初からおしゃれウィッグにされる方もおられます。(ただし安価なものは不自然さがあったりします)
『髪は女性の命』ですから、身近な人以外にはウィッグをかぶっていることは出来る限り知られたくないものです。
かといって医療用ウィッグはとても高価なもので実際に治療費と合わせるととても大変になってきます。
そこで、最近では、
『医療用ウィッグの助成金』
というものが自治体によって実施されているところがあります!
医療用ウィッグに助成金が出る自治体
がん患者の就労や社会参加、療養生活が過ごしやすいようになるように、
医療控除ではありませんが、自治体によっては医療用ウィッグ購入に助成金が出てくれるのです。
例えば山形県では県レベルで助成金制度が実施されていますし、横浜市などは市で実施しているところも増えています。
詳しくまとめているサイトを見つけましたのでご紹介しておきます。
まだまだ多くはないですが、少しずつ増えてきているようですので、たまにあなたの住んでいる地域が入っているかチェックしておくといいでしょう。
そして年により制度や条件が変わることがありますので、詳しくは住んでいる地域の自治体に問い合わせて下さいね。
髪の毛を無くした子供たちのために、医療用ウィッグを無償でプレゼントするというこんな活動もあります。
ぜひご参考にして下さい。
ではでは。
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