どーも!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
今回もお客様に聞かれる事が多い質問についてお答えしていきたいと思います。
今回の質問は…
〔もくじ〕
パーマ(矯正)がかかっている髪にアイロンやコテを使っても大丈夫??
といった質問です。
答えから先に書きますと、
大丈夫です!とれません!
パーマ(ストレートパーマ)というものは、
大まかに説明すると、
髪の毛の中にある、
「S-S(シスチン)結合・イオン(塩)結合・水素結合」
と3つの結合を変化させることで髪の毛形状を変えます。
- 水素結合 ←薬剤塗布で切断
- イオン結合 ←パーマ剤がアルカリ性なので髪のpHもアルカリ性に傾くことによって切断
- S-S結合 ←1剤の還元作用で切断
工程として、
パーマの1剤を塗布すると、
3つの結合が切れて、
髪の毛が『柔らか~く』なるので、
その時に”目指す仕上がりの形”にします。
その状態で、
2剤を塗布して、
結合を『固める(元に戻す)』という仕組みでかけてます。
ちょっと難しい言葉でいうと、
髪の毛の中で『還元・酸化』作用を行なうことで、髪の毛の中のシスチン結合を変化させることで髪の毛の形状を変えることができるのです。
引用 http://www.demi.nicca.co.jp/salonsupport/beauty3_detail_01.html
ただし注意点があります!
この『固める』というところですが、
一応『柔らかく』なる前の状態まで戻るのですが、
その日には完全に戻りきらない(酸化が終わっていない)とも言われています。
その期間は諸説あるのですが一晩から~完全には1週間くらいかかるとも言われています。
なので、パーマorストレートパーマをかけた”直後”はアイロンなどの使用をなるべく避けた方が良いとも言われています。
もちろんなるべくなので、
すぐにアイロンをしたからといって、もしパーマ、ストレートパーマがほとんど落ちたとなれば、
アイロンのせいではなく美容師側のパーマのミスの可能性のほうが高いです。
そんな時は遠慮なくお直しにきてください(一度洗ったくらいで落ちるパーマも失敗だと思うのでその時も)
まとめ
最後にまとめておくと、
パーマorストレートパーマがかかっているけど、アイロンはしていいのか?
していいです。
基本的にはすぐにアイロンをしたり洗ったくらいでは取れない結合を利用してパーマはかかっています。
ただし、念のためにや、もともとすごくパーマがとれやすいタイプの方は、
- パーマしたのにすぐストレートアイロン、
- 縮毛矯正したのにすぐに根元の方からクリクリにコテで巻く、
ということをしてしまうと少しモチが悪くなってしまう可能性もありますので、数日は我慢しておく方がいいかもしれません。
縮毛矯正した髪の毛先だけ軽く巻くとか、してから数日経っているらなんの問題もないと思いますよ♪
ご参考までに。
ではでは。
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