「白髪染めを始めてから、なんだか髪の毛が細くなったような気がする・・・」
お客様からそんなことを言われたり、ご相談されることがあったりするのですが多いのですが、
「白髪染め」を始めると本当に髪の毛は細くなったり、薄くなってしまったりするのでしょうか?
〔もくじ〕
『白髪染め』が、髪を細くしたり、薄くなる原因になる?
髪の毛というのは、肌と同じ弱酸性です。
その弱酸性の髪の毛に対して染料を入れようとするときに、アルカリ剤というものを使って髪の毛の表面にあるキューティクルを開けてから浸透させる必要があります。
髪の毛や頭皮にはないアルカリ性の薬剤を使い、髪の毛を膨潤させた上に、ブリーチ力を与えるわけですから、
頭皮や髪の毛に負担が無いといえばウソになります。
ダメージというのは確実にあると思います。
ただし、だからと言って、短期的に白髪染めが主な原因で髪の毛が薄くなってしまったり、細くなってしまう、というのは少し考えにくいと思います。
年齢による髪質の変化
むしろ、髪の毛は年齢的な要素によって量が少なくなったり、細くなっていくものです。
髪の毛は、女性なら25歳がピークと言われています。
その25歳をピークに、それ以降生えてくる髪質が若い頃より、良くなっていくとか、ハリやツヤが出てくるということはほとんどありません。
むしろ、25歳以降は髪の毛の質というものは個人差があるもののどんどん下がっていってしまうものなのです。
もちろん年齢的な要素以外にも、ストレスや普段の食生活が原因で髪質に変化が表れることも考えられます
そして、40歳を超えたあたりで”ホルモンバランスの変化”などにより、さらに急激に髪質というのは衰えやすくなってしまいます。
なので《白髪染めを始めてから、髪質が悪くなった》と考えられるよりかは、
白髪染めを”始められる時期”と、髪質が”変化していく時期”とが同じようなタイミングであるために、そう思われてしまうことが多いのではないかと思います。
まとめ
ですので『白髪染め』をすることを極端に気にされるよりかは、
日頃からの食生活や頭皮のケア、ホームケアを心がけていただくほうが、より効果的だと思います。
もちろん最初にお伝えしたように、長期的に見ると全く悪影響がないというわけでは無いとは思いますので、
もしそこにお悩みであれば、
- 白髪染め(アルカリカラー)を直接地肌に付かない塗り方をする
- ブリーチ力の無いヘアマニキュアに変える
- ノンジアミンのカラートリートメントにする
- 植物性のヘナ染めにする
などといったことをご提案させていただいております。
ただしどちらの方法もメリット・デメリットはありますので、
お悩みの方や今後のことを考えて、出来る限り髪や頭皮に負担のない方法に変えていきたいと思われる方は、
このブログ内の過去記事を参考にされたり、直接ご相談ください。
ではでは。
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