どーもー!
大阪でジアミンアレルギー、ノンジアミンヘアカラーについて真剣に考える「hair’s LOG(ヘアーズ ログ)」の美容師あっくんです。
スキンケアやヘアケア剤など愛用している身近なものが、
炎症や痒みを起こしている場合があります。
〔もくじ〕
愛用してる身近なものが「接触性皮膚炎」の原因になっているかも
新しく使いだしたものに炎症を起こしている人もいれば、
「30年以上愛用していた化粧品にかぶれた」といったように、
今まで問題なく使えていたのに急にダメになったという人もいます。
乾燥や体調、年齢など、季節やその時のコンディションなど考えられる原因は様々ではありますが、
そういった時は「接触性皮膚炎」を起こしている事が考えられます。
化粧品による「接触皮膚炎」の可能性
「接触性皮膚炎」とは文字通り、
なんらかの物質が皮膚に接触することで生じる炎症です。
湿疹、赤み、かぶれ、水膨れ、かゆみなどの症状を伴います。
接触皮膚炎はさらに、
皮膚のバリアー機能の破壊が原因の「刺激性接触皮膚炎」と、
アレルギー反応の「アレルギー性接触皮膚炎」の2つに分けられます。
どちらの皮膚炎も、身近なものが発症に関係しています。
例えば、ハンドクリームや化粧品、ヘアカラー、湿布、除菌せっけん、時計、ジーンズの染料などです。
中でも、コロナの影響で急増しているのが、
「アルコール消毒」による手湿疹です。
アルコールはご存知の通り、ウィルスや細菌を殺してくれる役割がありますが、
殺菌力があるという事は皮膚に必要な菌までも殺してしまったり、それ自体に刺激性を持っています。
その為にアルコールによる「刺激性接触皮膚炎」を起こしたり、
添加物による「アレルギー性接触皮膚炎」を起こす可能性もあります。
アルコール消毒液を一日に何度も手指に振りかけることは、
コロナ対策としては有効かもしれませんが、皮膚にとってはダメージになる可能性があります。
アルコールには除菌の働きがある一方で、頻繁に使うと皮脂のバリアーを壊してしまうからです。
皮脂は、私たちの皮膚を外敵から守ってくれています。
皮脂のバリアーが壊れてしまうと、その機能が落ちてしまいます。
さらに、せっけんで手指をよく洗うことで、一層皮脂が落ち、皮膚のガードが弱まってしまいます。
そこにせっけんやアルコール剤に含まれる成分の刺激も加わり、湿疹ができたり、乾燥肌になったり、亀裂が生じてしまうのです。
皮脂のバリアー機能が壊れている時はこれまで大丈夫だったものでも敏感に反応してしまう可能性があります。
アルコール消毒とは関係なく接触皮膚炎が生じている、
つまり原因がはっきりしない場合には、
原因物質を究明するために、「パッチテスト」を行います。
それは、疑われる原因物質や製品を腕に塗って、反応を見る方法です。
疑わしい原因物質の成分を含んだシールを肌に2日間張りつけ、炎症や痒みが出ないか、その反応をチェックします。
もし、皮膚炎を起こしている原因が分かったら、それを極力使用しない生活をしてもらいます。
万が一触れてしまったら、すぐに水で洗い流しましょう。
かぶれた部分にステロイドを塗布する方法などもありますが、残念ながら完治を期待するものではなく、対症療法になります。
やはり原因究明が重要です。
まとめ
体質の変化や消毒のし過ぎなどで、
皮脂のバリアー機能が弱まり、これまで大丈夫だった化粧品などでも痒みやかぶれを起こす様になってしまう可能性があります。
保湿などを心がけてもそれらがなかなか改善しないのであれば、
原因物質を使用しないことにするのが1番です。
ではでは。
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