どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師「あっくん」です。
大阪の寝屋川市で「hair’s LOG(ヘアーズ ログ)」という美容室をやっています。
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成人の3人に1人が「薄毛」で悩んでいると言われています。
最近では、様々な対策や治療法が登場してきていますので薄毛対策が行いやすくなってきました。
しかし、自己流などやネットなどの誤った対策をしてしまっている方もお聞きしたりします。
そして男性と女性では薄毛の原因が違っていますで、それに合わせた対策を行う必要があります。
そこで今回は薄毛対策としてどのようなことに注意していけば良いのか書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
男性と女性での薄毛の原因は違っている
まず最初に簡単に髪の毛の生えてくるメカニズムをご説明すると、
髪の毛が生えてから、抜け落ち、また生えてくる期間を、
毛周期(ヘアサイクル)と呼びます。
毛周期は、成長期から始まって1日平均0.35ミリ、1ヵ月で1センチほど伸びます。
ただし、髪の毛は切らなければ永遠と伸びるわけではありません。
伸び続ける成長期が5~6年、
そこから毛根が萎縮する退行期が2~3週間あり、
さらに休止期が3~4ヵ月続き、
毛根から新しい髪の毛が作られ始めると毛が抜けるというメカニズムになっております。
太い頭髪では1つの毛穴から約6年おきに毛は入れ替わっていますが、
毛根によって周期がバラバラなので毎日約100本ほど抜けることになるのです。
他の動物のように秋口や体力が落ちた夏の後は栄養状態も影響して抜け毛が増えたりします。
また、大病をすると髪の毛が抜けやすくなるのは、髪は生命の維持に影響がないため、他の部分に栄養が取られるからとも考えられます。
男性で女性も「脱毛症」は原因が違っている
男女ともに30~40代以降になると、
薄毛が気にされる方が増えてきます。
なぜこの年齢になると、薄毛になっていくのでしょうか?
男性と女性では薄毛になるメカニズムが違うので、分けて説明する必要があります。
男性型脱毛症(AGA)とは?
薄毛になる男性の多くは「男性型脱毛症(AGA)」で、
成人男性の約30%が発症すると言われています。
男性型脱毛症の原因として大きく、
- 男性ホルモンの影響
- 遺伝
の2つの影響があります。
思春期以降になると、睾丸でつくられる男性ホルモンであるテストステロンの血中濃度が上がり、
日本では早い方では10代の終り、多くは20代半ばから薄毛の症状が出始めます。
それが進行し、多くの男性が意識するようになるのが30代から40代くらいです。
そういった薄毛やくせ毛など髪質などは遺伝的要素が高いとされています。
ただし、遺伝的な要素のない人でも70歳などの高齢になると、加齢によって薄毛になっていきます。
日本人男性の場合、脱毛のパターン
「M字型」剃り込みの部分からどんどん薄毛が進行する
「前頭部型」生え際が後退していく
「頭頂部型」つむじの部分からO型に薄くなる
の大きく3つに分けられます。
また、前頭部と頭頂部から両方薄毛が進行して、側頭部だけ残る複合型もあります。
側頭部は男性ホルモンの影響を受けにくい場所なので薄くなりにくいです。
女性型脱毛症(FAGA)とは
一方、女性の場合は30半ばから髪のボリューム感がなくなり悩む方が増えます。
こういった女性特有の脱毛症を「女性型脱毛症(FAGA)」と呼んでいます。
女性型脱毛症は、
- 髪の直径が細くなること
- 毛髪の数の減少
といった特徴があります。
男性とは脱毛のパターンが異なり、頭頂部全体に少しずつ薄くなる「びまん性脱毛」の方が多いのが特徴です。
びまん性脱毛症とは、
男性型脱毛症のように髪の生え際や天頂部が薄くなるといった局所的な脱毛症とは異なり、
びまん性脱毛症は、頭部全体の髪が全体的に薄くなってしまうのが特徴です。
一般的には主に更年期前後の40代後半~50代の女性に多く見られます。
全体的な髪のボリュームが減るために、
髪を分けるようなヘアスタイルをすると頭皮の地肌が透けて見えるようになります。
集中して抜けるわけではないので気づきにくく、
気づいたときには進行していることがあるので注意が必要です。
また、女性でも更年期手前から男性型脱毛症を発症することがあります。
女性にも男性ホルモンが男性の10分の1程度流れているのですが、
更年期前後から女性ホルモンの血中濃度が下がることで
相対的に男性ホルモンの影響を受けやすくなり、男性型脱毛が発症しやすくなります。
薄毛の進行を止めるには、何が最も効果的?
男性の薄毛は発症すると必ず進行していくと考えられています。
放置して薄毛が自然に元に戻ることはないのです。
(円形脱毛症などは除きます)
進行がゆっくりで変化を感じない方もいますが、
なんとなくほっておいても止まりませんので、
まず男性の場合は対策が必要です。
薄毛の症状が軽い時期には、
- 運動不足
- 睡眠不足
- ストレス
など健康管理などに注意した上で、
頭皮マッサージなどを行い、頭皮の血流を良くしてあげるようにしましょう。
その上で!
「育毛剤」などの治療薬や治療法の使用をオススメします。
一般的には、
の順に効能や価格が高くなります。
薄毛予防してはまずは化粧品から、薄毛が明らかに進行している場合には医薬品をオススメします。
医薬品として「ミノキシジル」という成分が日本では発毛効果が認められています。
頭頂への外用ではあまり影響はないと思いますが、内服で使う場合には注意が必要です。
最近、ネットなどで海外の育毛商品を購入する方も増えていますが、
循環器系への影響もありますから個人での使用は勧められません。
「ミノキシジル」を含有した医薬品の育毛剤に加えて、
さらに深刻な場合には、AGA治療のクリニックで処方してもらえる、「フィナステリド」という内服治療薬も出てきており、
これらを組み合わせる事で男性型脱毛症にかなりの効果を得ることもできます。
一方、女性の場合、男性と同じような強力な医薬品の「内服薬」は原則使えませんので、
基本的には「外用剤(育毛剤)」に頼ることになるでしょう。
女性向け商品としては、育毛作用だけでなく、髪のコシを強くしたり、太くするヘアケア商品を使うのも1つです。
育毛剤や育毛治療法もたくさん出ているのでどれが選んで良いのか難しいと思いますが、
日本皮膚科学会では2017年に使い方のガイドラインを作り、どんな状態にはこれが有効という方法を示しています。
気になる方は、一度ご覧になってみてください。
ではでは。
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