どーもー!
髪と頭皮の事を真剣に考える美容師あっくんです。
さて今回は、日常生活において誰でも一度は経験している「かぶれ」について書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
【かぶれ(接触性皮膚炎)とは?】
「接触性皮膚炎」とは、何らかの外的刺激が肌に接触し、接触した部分に湿疹を生じる疾患。いわゆる「かぶれ」のことを言います。
何かが肌に触れたためにかゆみなどの症状がおこることですね。
では、「かぶれ(接触性皮膚炎)」はどんなものが原因となって起こるのでしょうか?
一言でいうと「身の回りのありとあらゆるものが原因物質」になってしまうといっても過言ではありません。
かぶれやアレルギー反応というと、
化粧品や金属類、植物などが原因になると思いますが、
それ以外にも私たちの身の回りには「接触皮膚炎」を引き起こす可能性のある物質がたくさん潜んでいます。
その接触性皮膚炎は、
- 「刺激性接触皮膚炎」
- 「アレルギー性接触皮膚炎」
の2つに分類されます。
①刺激性皮膚炎
刺激性皮膚炎を引き起こす物質には、
台所や浴槽のパイプ洗浄に用いられる酸・アルカリ、などの強力な洗剤、毒性のある植物・昆虫、
そしてヘアカラーであればアルカリ剤や過酸化水素による「ブリーチ作用」などが挙げられます。
こうした刺激性の強い物質に触れることで、かぶれなどの肌トラブルを生じる危険性があります。
誰にでも刺激を感じる強い物質(濃度)もありますし、触れる方の肌の強さ(部位)などによっても大きく左右されます。
ヘアカラーでの刺激性皮膚炎についてはこちらで詳しく解説しています。
②アレルギー性接触皮膚炎
アレルギー性接触皮膚炎の場合は、身の回りにある無数のものが原因物質となりえますが、その物質に対して身体が反応を示す方に限られます。
ある物質に対して反応を示す方にとっては、痒みや痛み、蕁麻疹などの症状を引き起こしますが、反応を示さない方にとっては痛くも痒くもない安心な物質であることが特徴です。
原因物質としては、クロム・ニッケル・コバルトなどの金属類、
ウルシ・イチョウ・ラン・蕎麦・小麦などの植物、
ジアミン系の酸化染毛剤、ゴム製品、防腐剤、香料などが、
アレルギーを引き起こしやすい原因物質となっています。
ヘアカラーでのアレルギー性皮膚炎についてはこちらで詳しく解説しています。
かぶれ(接触性皮膚炎)まとめ
「刺激性接触皮膚炎」は刺激性の強い物質が肌に触れると誰にでも起こりうるのに対して、
「アレルギー性接触皮膚炎」は、ほとんど人が触れてもどうと言うことがない物質でも、その特定の物質に対してアレルギーを持つ人だけに起こる、という違いがあります。
さらにアレルギー体質の人の場合は、特定物質に反応する抗体を体内で生産しやすいため、アレルギー性接触皮膚炎を引き起こしやすいといえます。
このように、「かぶれ」といってもどちらのかぶれかによって対策方法が変わってきます。
いつも何かしたときにかぶれるということがあるようでしたら、悪化する前に原因を突き止めておいた方がいいでしょう。
特に「アレルギー性接触皮膚炎」の場合だと大きなトラブルになってしまうことも考えられますので気をつけてくださいね!
ではでは。
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