どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
白髪を黒髪に戻す研究は以前からされていますが、
今回は、”あの状態”の髪の毛をサンプリングする事で新しい研究発表が行われたようです。
〔もくじ〕
「白髪」が元に戻る! 髪はストレスの有無によって色を変えることが判明
新しく行われた研究のプレプリントで、人間の毛はストレスによって白髪化する一方で、脱ストレスすることで色が戻ることが示されました。
これは既存の「一度白髪になったら戻らない」とする説に反する結果です。
また今回の研究が正しければ、白髪化と再色素化を制御している因子が全身の皮膚中に存在することになります。
その因子を刺激する薬剤を開発すれば、薬によって白髪を元の色に戻すこもできるようです。
白髪になった髪の毛が黒に戻る!?
この、白髪になった髪を黒髪に戻す技術は、以前にもご紹介したことがありますが、
今回はアメリカのコロンビア大学の研究チームにより、また違う角度から調べられた新しい研究発表です。
コロンビア大学の研究チームによると、
これまで、白髪を黒髪に戻す研究をする場合に、
これまでは”黒髪が白髪になる過程“を調べたり、”白髪になってしまった髪の毛“を見て研究していましたが、
今回は、偶然、逆パターンである「先端が白く根本に色がある毛」を見つけ、
その「一度白髪化したものの、黒髪に戻ったことのある毛」という毛を集めて研究することにしたのです!
こんな髪、見たことありませんか?
こういうレアな髪の毛(黒髪に戻ったことのある)を集めて、徹底的に研究されたようです。
その結果!
「白髪化」と「色素化」は何らかの理由によって、発生時期が連動していることがわかりました!
上の図では、白髪化、あるいは色素(黒髪)化している毛が、それぞれほぼ同じ時期に変化を開始したことを示しています。
もし白髪化や色素化をコントロールする因子が発見できれば、
白髪染めに頼らない、根本的な白髪治療薬ができる可能性があります!
白髪化はストレスが原因!?
次に研究者は、白髪化や色素化に「ストレス」が本当に関係しているのかを確かめるために、
毛を提供してもらったボランティアにストレスにかかわるアンケートが行いました。
鍵となったのは、上の図の右に示すように「有色・白・有色」のパターンを示した毛です。
この図を見ると、ボランティアが感じたストレスの時期と毛の色のパターンが一致していることがわかりました。
そのため白髪化はストレスによって引き起こされ、色素化は脱ストレスによって起きていたと考られます。
髪の毛が白髪になることは、人間の老化の目安にもなっていますが、
今回の研究によって、必ずしも不可逆的な現象(元には戻らない)ではなく、
少なくとも部分的には停止させたり逆転させられることが出来る可能性があるということになりました。
そのためもし今後、さらに白髪化と色素化のメカニズムが解明されれば、
白髪を黒髪に戻すだけでなく、、
人間の老化現象を防ぐ薬剤の開発につながるかもしれません!
まずはこの研究を元にどんな薬剤が開発されるのか楽しみですね♪
ではでは。
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