どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
最近は化粧品会社の偽装問題や使用したものでのトラブルなどで美容業界に不信感などを持たれてる方も多いとは思います。
そういった中で、それならば自分で「安心・安全」と思えるものを作ろう!と化粧品を手作りしようという女性が増えているようです。
今回のお話はそんな「手作りコスメ」について書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
本当に安全!?手作りコスメの危険性
オーガニック・天然成分・自然派化粧品‥
手作りで作った物を可愛いい容器に入れたり、作っている様子を投稿してインスタ映えを狙ってみたり、
化粧品業界は悪どいメーカーも多数存在しているのは事実なのかもしれませんけど、手作りできちんとした化粧品をつくることが出来るのでしょうか?
手作り化粧品のメリット・デメリット
手作りコスメは好きな材料を選べ、安価で簡単に作ることもできます。
しかし、「ナチュラルでやさしい」はずの手作りコスメも、扱い方を一歩間違えると肌トラブルを引き起こす危険性も秘めています。
実際に基礎化粧品の作り方は、驚くほど簡単。
化粧水なら、精製水にグリセリンを混ぜるだけで完成です。
保湿力を高めたり香りづけにオイルやハーブなどを加えたり、好みで自在にアレンジが可能です。
しかも、精製水は500ミリリットルで200円弱、グリセリンは500グラム1千円前後と、とても安く普通の薬局でも手に入ることが可能なんです。
つまり、メリットとしては、
手作りコスメのメリット
- 材料費だけなので市販のコスメよりも低コスト
- 混ぜ合わせるだけでほとんど出来るので簡単
- どんな成分が入っているのか自分で把握できる
- 自分の肌に合ったものを好きな香りにしたりとアレンジできる
- 自分で使うコスメを作っているという行為が楽しい
などがあると思います。
いいことばかりのような気もしますが、もちろんデメリットも存在します。
最初はマニュアル通りに作ってみるものの、だんだん自己流が行き過ぎたりすると余計なモノや配合量なども増やしてしまいがちです。
例えば、先ほど説明した化粧水に使用するグリセリンには、「保湿効果」があるのですが、それとともに「吸水性」もあります。
化粧水中で10%前後の濃度が限度のようですが、しっとりさせたいあまりに欲張って入れすぎると、元々肌にあった水分まで奪い取ってしまい逆に乾燥が進む原因にもなってしまうのです!
さらに、香りづけに使うエキスやオイルの中にも、入れすぎると炎症を引き起こしたり、濃いシミを作ったりする光毒性があるものもあります。
肌が弱いからと100%オーガニックや手作りに切り替えるのは、実はあまりおすすめできません。
あと、手作りでコスメを作られる方は、合成保存料や合成防腐剤、酸化防止剤などを入れることはほとんどありません。
保存料や防腐剤を入れないということは市販の化粧品に比べて保存性が悪い、腐りやすい、酸化しやすいということです。
腐ったり雑菌が繁殖したりする前に使い切る必要があるということは、そのぶんこまめに作らなければいけません。
面倒くさがり屋さんや忙しい人には手作りすることが喜びではなく負担になってしまうことも。
つまり、
手作りコスメのデメリット
- こまめに作る手間やマメさが必要
- 自己流や高濃度による肌トラブル
- 作るときに雑菌の混入の危険性
- 保存の仕方や使用期限に注意
ということに注意が必要です。
まとめ
市販の化粧品は徹底的に衛生管理されており防腐設定も未開封であれば3年以上保存が効くようになっております。
家庭で手作りコスメの作成は、雑菌やホコリなどの混入は必須で保存期間も短く衛生面としては安全とは言えません。
さらに配合濃度をコントロールできなくなってしまう危険性があります。
自己満足で作るのは自由ですが、
自然派やオーガニック生活をアピールするために自己流の作り方をSNSなどで発信などしたり、メルカリ等での販売、作ったコスメを友人にプレゼントするなどはとても危険なので絶対にやめましょう!
製品としての安定性ではメーカーの作るものに素人では敵いません。悪どいメーカー以上に粗悪な化粧品を作ってる可能性もありますよw
ではでは。
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あっくん★
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