どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
ちょい前の週刊誌(女性セブン)をチラ見していたら、こんな特集がありました!
〔もくじ〕
その肌のトラブルは「カチオン」のせいかも!?
毎日きちんと洗っているはずなのに、首や頭皮が赤くなったり、生え際のかゆみ、背中ニキビ、フケなどのが出来てしまうという方は、
実はその原因は、
リンスやトリートメントに含まれる「カチオン」かもしれないという特集がされていました。
「カチオン」とは、
カチオン(陽イオン)界面活性剤のことで、プラスの静電気を帯びています。
主に衣料用柔軟仕上げ剤やリンスやトリートメントの主成分になります。
その記事の内容は
カチオン界面活性剤を始め、界面活性剤の性質についての特徴、メリット・デメリット、見分け方などについて、
結構詳しく、そして正確に書かれていました。
それも、そのはず、
この記事の内容を監修していたのは、
「かずのすけ」さんでした!
このブログでも発売された書籍などを何度かご紹介している、美容の化学者であり人気ブロガーであります。
「カチオン(陽イオン)界面活性剤」の危険性などについては、かずのすけさんもブログや書籍などでも書かれていましたし、
僕もこのブログで何度かご説明しています。
この「カチオン」はリンスやトリートメント、柔軟剤などに配合され、静電気を防止し、髪や服などを柔らかくしなやかな風合いに仕上げてくれるものです。
イメージ的には洗う目的のシャンプーや洗剤などと比べると、トリートメントや柔軟剤はなんとなく髪や肌に優しいイメージだと思うのですが、
実際にはシャンプーなどより、残留性が強く皮膚刺激になりやすいと言われています。
なのでこの「カチオン」が頭皮や肌に残っていると、肌荒れ、かぶれ、首や背中のニキビ、薄毛の原因にもなると言われています。
ノン・カチオンのトリートメントとは?
では、肌に悪いのなら「そのカチオンを入れないでトリートメントを作ったらいいんじゃない?」って思いますけど、
そうなると、髪のなめらかさや、柔らかさなんかが少し物足りない質感だったり、静電気が起こりやすかったり、補修成分などが髪の毛に持続してくれなかったりするんですね。
もちろんカチオンを入れていない(もしくは少量)トリートメントというのも既にありますが、
そのトリートメントの質感がちょうどいいという方もおられると思いますし、ゴワつきがとれやい、寝癖がつきやすくなった、手触りが物足りないと感じる方もおられると思います。
トリートメントととしての質感はどうしても下がってしまうのですね。
ノンカチオンブームが来たら??
今後もし、この「ノンカチオン」が広まっていった場合に、
1番良くない流れとしては、
トリートメントからカチオンを抜きながら、使用感が悪いのでオイル成分たっぷりで補おうとするトリートメントが出てくることです。
こういったものになると、肌には安全でも髪の毛や頭皮がベタベタしてきたりなど、
また別のトラブルが発生してきてしまう可能性もあります。
なかにはカチオンでも刺激の強いもの、弱いものなど特徴の違いもあります。
肌の弱い方でしたら、「第四級アンモニウム塩」という種類(成分名 ◯◯クロリド)が配合されているものを避けるようにするといいかもしれません。
さらに言うと「洗い流さないトリートメント」には基本的にカチオンが入っていません。
カチオンを入れない(ごく少量)なので、流さなくても大丈夫な様に作られていますので、質感で物足りない場合はこちらで調整してもいいでしょう。
まとめ
確かに「カチオン」は肌や頭皮の刺激の原因になります。
なのでカチオン無配合のトリートメントならば低刺激ですが、使用感や仕上がり重視ならカチオン配合になります。
なので必ずしもカチオンが配合されていないことが正解ではないと思います。
なんでもそうですか、全てはバランスです。
頭皮や肌質や髪の毛の状態に合わせた正しい選択をすることが大切です。
あとはシンプルに頭皮につけないとか、よくすすぐようにすることも大切ですよ。
ではでは。
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あっくん★
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