どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
卵は、目玉焼き、ゆで卵、スクランブルエッグなど、それだけでもさまざまな調理法があり、安価で栄養価の優れた食品です。
そんな卵の”アレ”が肌や髪の毛にも良い効果を与えるというニュースがありました。
〔もくじ〕
加水分解卵殻膜経口摂取で皮膚と髪の外観が改善
皮膚の保湿、弾力改善作用で化粧品配合剤として注目される加水分解卵殻膜の、経口摂取による効果の研究報告が1月6日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。
健康な中年成人88人を対象に、試験製品(BiovaBio™450 mg/日)を用いた12週間の無作為化二重盲検プラセボ対照試験を実施した。効果の評価には、TrichoScan HD(髪)、CanfieldVisia®-CR(肌)、修正FACE-Q(肌)、および固定リッカートスケール(爪)を用いた。
その結果、加水分解卵殻膜の経口摂取は、4週で目じりのしわ、および顔の皮膚の外観に大幅な改善、8週で肌の色調改善が見られた。また、4、8、12週では、髪の太さと痛みの改善と成長の促進が見られた。爪の主観的な改善(外観、強度、成長)は確認できなかった。
卵殻膜を食べると髪の毛が太くなる!?
なんと健康的な成人88人に『加水分解卵殻膜』を12週間経口摂取してもらった結果、
肌と髪の毛に大幅な改善効果があったそうです!
卵殻膜って?
「卵殻膜」というものを初めて聞いたかたもおられるかもしれませんが、
卵殻膜とは、卵の「薄皮」のことです。
卵の殻の内側にある卵殻膜(うす皮)はケラチンタンパク質で出来ており、卵の中で育つ大事な生命をやさしく包み込み、外部からの微生物の侵入を防ぐなど、大切な働きをしています。
その卵殻膜には、
- 3型コラーゲンを増やす働きがある
- 美肌細胞の補助によるコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促進する
- 人の肌や髪を構成するアミノ酸(シスチン)が非常に多く含まれる
などの効果がある言われており、健康食品や化粧品・ヘアケア剤などにも含まれています。
美容メーカーではデミさんが昔からよくこの卵殻膜をヘアケア剤やパーマ液などに使っていますね。
4周目から肌への改善効果
今回の研究報告も、
4週目で、目じりや顔のシワの改善
8週目で、肌の改善
12週目で、髪の毛の太さや痛みの改善、成長の促進
などと言われており、肌や髪を構成するタンパク質とよく似ている卵殻膜を摂取する事で、
顔のシワや肌質の改善、毛髪の太くなったり、早く伸びるという効果が確認されたとのことです。
既に傷んだ髪の毛は経口投与ではさすがに改善する事は無いと思いますので、
新しく生えてきた髪がシスチンを多く含むしっかりとした髪の毛が生えてきたってことなのかなと思います。
「シスチン」を多くとったからといって、ダイレクトに肌や髪のシスチン含有量が増えるのかわかりませんが、
肌や髪の元になる成分を摂取する事は悪い事ではないかと思います。
エイジング毛などで髪の毛が細くなったと感じている方には嬉しい効果が見込めるかもしれません。
もともと栄養価の高い卵を毎日の食事に取り入れる事はもちろん、
卵を食べる時は、薄皮まできっちり食べておくことは良さそうですね!
あと、記事では「加水分解卵殻膜」となっているので卵殻膜そのものを食べるのとでは多少違うのかもしれません(加水分解されない方が良いイメージですが)
ではでは。
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あっくん★
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