どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
卒業や長期の休み、イメチェンなどの気分転換に、初めてのカラーをしようと思っている方、もしくは最近ずっと染めていなかったけど久しぶりに染めてみようと思う方もおられると思います。
しかし、地毛の黒髪を初めて染めて明るくしたいと思った時に、明るくなりにくい・染まりにくいことがあるなどと聞いたことはありませんか?
今回は初めてのカラー時に失敗しやすい原因と対処法について書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
黒髪に初めてのヘアカラーは要注意!失敗しやすい原因とは?
実際にカラー(パーマ)を一度もしたことの無い髪(バージンヘア・バージン毛と呼びます)に対して、初めてカラーをする場合は通常より明るい色味になりにくいという傾向があります。
それは髪の毛が健康であるために、表面にある髪の毛を保護する役割のキューティクルがしっかりと残っていたり、
健康なキューティクルに皮脂やオイル・シリコンなどの成分がしっかりと付着しているために、カラー剤が毛髪内部まで浸透しにくくなっているためです。
そのため美容室で初めてカラーをする方の場合には、仕上がりの予定の明るさより、少し明るめになるカラー剤を使用したり、長めに時間を置いたり、温めたりなどの工夫をして調整します。
そして、一般の人があまり意識されないのが根元部分へのカラーです。
頭皮に近く、髪の根元1cm程度部分は体温の影響を受けやすいために毛先よりも明るくなりやすいという特徴があります。
そのため、すべて黒髪の初めてのカラーだからといって根元から毛先まで一気に同じ量のカラー剤を塗ってしまうと、
体温の影響がある根元1cmくらいだけすごく明るくなってしまい非常にカッコの悪い状態になってしまうのです。
ブリーチや明るめのカラー剤を使うほどその差は出やすく、根元は明るく、毛先は明るくなりにくくて逆プリンと呼ばれる恥ずかしいことになってしまいますw
こういった根元だけが明るくならないようにカラーをする方法としては、
- 根元部分は明るさを抑えたカラー剤を使う
- 毛先部分はトーンの明るい、レベルの高いカラー剤を使う
- 毛先と根元を時間差で塗布する
- 根元の塗布量を減らす(数ミリ空ける)
などといった塗り方やカラーを塗り分けることで根元から毛先にかけて均一に染まるように調整していきます。
もちろんこの根元部分と毛先部分にカラー剤を塗り分けるという作業は、ご自宅でセルフカラーなどで出来るようなものではありません!
プロならではの技術になります!
まとめ
全く染めていない黒髪でも綺麗に明るくするのが実は簡単なことではないということがわかってもらえたでしょうか。
初めてのヘアカラーでキレイに染めたい。失敗したくない。一度でちゃんと明るくしたい。
という方は、必ず美容院でヘアカラーすることをオススメします。
髪の色がムラムラになってしまった場合はそれを綺麗な状態に戻すのには、逆にたくさんのお金と時間が必要になる場合もありますので・・・
こちらもご参考に
ではでは。
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