どーもー!
大阪で髪や頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
今回のお客様はヘアカラー後、遅延型のアレルギー反応が出る様にになってしまい、神戸の方からご来店いただいたSさんです。
〔もくじ〕
ヘアカラー後、ステロイドでアレルギーを抑えていましました
ここ1年ほどは近所の美容室で「オーガニックカラー」というものをされていたそうですが、
異変が起きたのは約3カ月前とのことで、
染めた日はなんともなかったみたいですが、翌日から翌々日にかけて、
生え際、口の周りを中心に赤い湿疹、ガサガサ、頭痛、吐き気、などが出たそうです。
皮膚科に行かれて抗アレルギー剤、ステロイドなどをもらい症状は落ちついたようですが、
その後、二回ほどまた同じところでヘアカラーをされましたがアレルギーの症状が発症!
すぐに抗アレルギー剤、ステロイドを服用し、口の周りに軽く発疹がでる程度で収まったとのこと。
アレルギーのこと、ノンジアミンカラーの種類や方法をご説明させてもらい、
普段は3〜4週に一度のペースで染められていることから、
色持ちより安全性を優先ということで『HC塩基性染料』をペースとしたノンジアミンカラーで染めていくことになりました。
まずは Before
表面が明るく毛先の方が暗くなってしまっています。
ここ最近はずっとアルカリカラーの白髪染めでリタッチだったそうですが、
数年前にストレスによる円形脱毛症が発症し、その間はカラーリングするのが怖かったためにその間はご自宅で「ヘナ」で染められていたそうです。
円形脱毛症も治り、髪の毛が長くなり、自分で染めるのが大変になってきたのと、暗くなってきたり、ゴワゴワするのが気になり、
そこから美容室でまた普通のヘアカラーで染めてもらうようになったのこと。
色や質感など好みや髪質によって合う合わないはあると思います。
なんでもそうですけどね。
今回は表面の色を少し落ち着かせていきながら白髪をしっかりと染めつつ、
暗い毛先はほんのり明るくなるようにノンジアミンカラーをしていきたいと思います♪
- 毛量 少なめ
- 柔らかめ
- ゆるい癖あり(一カ月前にパーマ)
- ランダムに白髪あり
施術工程
ヘアスタイルは一カ月前に全体的にパーマをかけられたばかりでしたので、少し傷みによるひっかかりが出ている毛先を整えながら、
前髪を作り少し雰囲気を変えていきます(画像からは見えないけどw)
その後はカラーリングです。
根元の方から暗いけども真っ黒にならない明度に調整したノンジアミンカラーを、
時間差で毛先には「ライトナー」と呼ばれる染料が全く入っていないカラー剤(脱染剤)に、
根元で使ったカラー剤を少し混ぜながらヘナで暗くなってしまった髪を明るくしていきたいと思います。
ただし、ヘナもインディゴ入りなども使用されていたとのことでしたので、
「どこまで明るくなるかわかりませんけども、、」という了承の上で塗布していきます。
After
おおー! 根元から毛先まで綺麗な色になりましたー!(≧∇≦)
自然な色合いと根元からツヤが出てお客様もとても喜んでもらえました♪
『HC塩基性カラー』っていうのは、染料の種類でいうと「市販のカラートリートメント」と同じものになるんですけど、
市販のものって全然染まらないんですね(笑)
塩基性染料の”性質“に問題もあるのですが、
自分でするために、洗面所、お風呂を汚さない、手や頭皮、顔についた時も落ちやすいようになと様々な理由で染まりは悪めになっています。
今回のSさんもカラートリートメントは全然染まらないというイメージを持たれてた様でしたが、
今回一度でしっかり染まったことで、プロ用のHC塩基性カラーの凄さに驚いていました(´∀`*)
アルカリカラーはかぶれて使えなくなってしまったので、カラートリートメントに変えたものの、全然染まらなくて困っている方、
せひ美容室で“本物のカラートリートメント”を試してみてくださいね♪
ご来店の2日後にアレルギー症状が出なかったか確認させてもらったところ大丈夫だったそうです♪
ではでは。
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あっくん★
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