どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
みなさんの中に今まで問題なくヘアカラーを楽しんでこられたのに、
突然染めている時に頭皮が痒くなったり、痛くなったり、
あとからブツブツができたりなど、アレルギーのような症状が出たことはありませんか?
その時使用したカラー剤や体調や頭皮の状態などにも左右されますが、
ヘアカラーをされているお客様の中で、今までなんとも無かった方が、
急に、カラー最中に気分が悪くなったり、痛みを感じたり、カラーした翌日以降にかゆみが出た。
とおっしゃられる客様が時々いらっしゃいます。
僕はお医者さんではないので、
「アレルギーです。」
と診断や断言することは正確にはできませんが、
これまでの経験などからヘアカラーの時におこる症状や原因はいくつか考えられるものがあります。
今回はよくある症状のパターンと、実際の対処方法などについて書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
【ヘアカラーで起こるかぶれのパターンとは】
(A)そのときに刺激を感じるパターン
こちらは「刺激性接触皮膚炎」とも言われ、
ヘアカラーの施術中にすぐ頭皮がピリピリしたりする場合は、
薬剤中の「アルカリ」や「過酸化水素」による反応が刺激になり、施術中に痛みを感じていることが多いです。
ただし、10分くらいするとカラー剤の反応とともに刺激が少しずつ治まっていったり、流してしまえばおさまっていくことが多いです。
皮膚の強さに影響し体質に関わらず誰にでも起こる可能性があります。
(B)翌日以降にかゆみを感じるパターン
こちらは「アレルギー性接触皮膚炎(遅延型アレルギー)」と呼ばれ、
ヘアカラーに対するアレルギーのある方は、
カラー中に気分が悪くなる、翌日以降に異常に頭がかゆくなる、ピリピリするなど、
さらに症状がひどいと、顔全体が腫れたり、頭皮から滲出液(しんしゅつえき)が出たり、薬液等の接触していないところまで皮膚炎が拡大し、最悪アナフィラキシキーショックを起こし命の危険性を与えることがあります。
そこまでひどくない場合でも、カラー中に気分が悪くなる、翌日から遅れて痒くなると言う方は、アレルギーである可能性が高いことになります。
【ヘアカラーでアレルギーになる原因とは】
アレルギーの原因となるのはカラーの中に含まれている、
「ジアミン」という染料がアレルギー反応を起こしやすいと言われています。
この「ジアミン」が反応してしまいますと、
残念ながらこれから一生ジアミン入りのヘアカラーは出来ないと、お考え頂いたほうがいいかもしれません。
ジアミンというものはいわゆるヘアカラー(酸化染毛剤)と呼ばれるものには必ずといってもいいほど入ってる染料(色素)になります。
例えば、白髪染めなどの、白髪を黒く染めるための「染料」
ただ脱色しただけの色ではなく、明るくなっても黄色っぽくならないように綺麗に見えるようにブラウンやアッシュの髪色にするための「染料」
こういった「染料」に含まれるものが、「ジアミン」ですので、
これが頭皮に付ことにより
アレルギー反応を起こしてしまいます。
一度アレルギーになってしまうと治ることはほとんどありません。残念ではありますが、通常のヘアカラーはお避け下さい。
ただしアレルギーの原因が必ずしも「ジアミン」だとはわかりませんので、
ヘアカラーをするたびにかゆみやかぶれを経験されている方は
一度病院にてアレルギー検査をして頂いた方がいいかもしれません。
それと病院での検査ほど正確なものではありませんが、パッチテスト(カラー剤に反応するか否かのテスト)をすることでカラー剤のアレルギー反応を調べることもできます。
ジアミンアレルギーになってしまうとヘアカラーで染めることは出来なくなってしまうのですが、
まったく髪の毛を染めることが出来なくなる、というワケではありません。
「ジアミン」の入っていない脱色剤や、「ノンジアミンカラー」と呼ばれるヘアカラー、植物性のヘナなどで染める方法などもあります。
アレルギーの状態や、染めたい色や明るさなどはそれぞれみなさん違いますので、
ヘアカラーのアレルギーについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談下さい。
ではでは。
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