どーもー!
大阪でジアミンアレルギー、ノンジアミンカラーについて真剣に考える美容師あっくんです。
先日はノンジアミンタイプのカラートリートメントNODIA(ノジア)が、
ヘアマニキュアのクリアで色が落ちるのか実験してみましたが、
今回は、シンプルに『ブリーチ』を使ったら色がどのように落ちるのか実験・検証していきたいと思います。
〔もくじ〕
ノジアで染めた毛束がブリーチでどこまで落ちるか試してみた!
今回使用する毛束は、
この実験の時に、ヘアマニキュアのクリアで色落としをしようとして全く変化がなかったこちらの毛束を使用します。
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/9CA79F0B-415F-49CA-9BC3-C5447767A7E9-450x314.jpeg?resize=450%2C314&ssl=1)
①17レベルの毛束に、ノジアの赤青黄(+サポクリ10%)を塗布し20分
②下半分にヘアマニキュアのクリアを塗布、加温20分
で、クリアでほとんど色が落ちなかった状態です
この毛束にブリーチをしていきたいと思うのですが、
うちのお店にはブリーチの他に、
ミルボンのオルディーブ『ティントクリア』という、
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/FC32BF33-1AC5-4AC7-B970-5DF24B72AE9E-450x439.jpeg?resize=450%2C439&ssl=1)
染料だけ落とし、脱色作用を与えにくい(メラニンを削りにくい)、脱染剤があるのでこちらも一緒に試してみたいと思います。
![]( https://atussy.com/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5080.jpg)
ミルボンのティントクリアとハイブリーチでノジアの色が落ちるのか!?
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/EC7C0E80-7B83-4544-A277-CCC6E43D6DFD-450x338.jpeg?resize=450%2C338&ssl=1)
ではさっそく、
「ティントクリア」と「ハイブリーチ」を、
共にオキシ6%を3倍希釈で混ぜていきます。
それを先ほどの赤青黄の毛束をそれぞれ2つに分けまして、
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/E1F2336D-D870-4CC0-977E-0359025F0696-450x300.jpeg?resize=450%2C300&ssl=1)
向かって、左側がティントクリア、右側にハイブリーチを塗布しました。
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/20407208-EBEC-47E8-B038-D69E1E7829A9-450x434.jpeg?resize=450%2C434&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/1AC6AEBE-35EA-4688-875A-3250218DDBFD-450x402.jpeg?resize=450%2C402&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/0C8DE3F8-361B-4513-92C6-7E1526EE52E8-450x476.jpeg?resize=450%2C476&ssl=1)
このまま20分放置してから、
流して軽くシャンプーしてみました。
仕上がり
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/A01DAF4B-8264-41AE-B03D-5856F15EF7FD-450x282.jpeg?resize=450%2C282&ssl=1)
おおー!それぞれ違いはありますが、ちゃんと落ちてますね!(≧∀≦)
一つずつ詳しく見ていきましょう。
『赤』
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/120C8183-A9E1-4F75-AA5D-4B6E4E88BFC3-450x418.jpeg?resize=450%2C418&ssl=1)
ノジアに限らず塩基性の赤はブリーチなどで落ちにくいと言われていますが、まさにその結果という感じですね。
少し薄くなったけど一度のブリーチでも簡単には落ちていません(でもシャンプー等で自然には落ちてきやすい)
ティントクリアよりハイブリーチの方が色落ちしていますが、それはアンダーのメラニンを削っているからで、実際には大差ないのかもしれません。
『青』
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/985C0CEF-A9FE-46B5-BA4A-397E5F8A6B44-450x496.jpeg?resize=450%2C496&ssl=1)
こちらのノジアブルーで染めた毛束はブリーチで綺麗に落ちました!
これも塩基性染料の特徴で前から言われてる通りの結果です。寒色系が入り過ぎてもブリーチで簡単に落とせます。(逆にシャンプーで自然に褪色した場合は寒色系は長く残りやすい)
ティントクリアの方は、もとの17レベルというより13レベルくらいの仕上がりになりました。
ハイブリーチの方は17レベルくらいまで抜け、少し青味が残っているのか白っぽい仕上がりになりました。
『黄』
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/4E454C21-4878-4093-9CE1-5ACB3532CD64-450x459.jpeg?resize=450%2C459&ssl=1)
こちらの黄は色味的にわかりづらいところがありますが、落ち具合としては赤と青の間といったところでしょうか。
ティントクリアでもハイブリーチでもそれなりに落ちていますが、実際サロンワークで黄が強過ぎたという場合はあまりなく、黄味を落ち着かせたいなら上から色を重ねる方が無難かもしれません。
まとめ
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2020/01/C06244B1-B882-4760-9AAD-2B4087CD030F-450x283.jpeg?resize=450%2C283&ssl=1)
といった感じで、それぞれのブリーチによる色味の落ち方の違い、
ミルボンの「ティントクリア」と「ハイブリーチ」での色落ちの具合がある程度わかりました。
ティントクリアはもともと”酸化染料“を落とす目的で作られた脱染剤だと思いますので、
塩基性染料に対してはどうかな?という感じでしたが、ハイブリーチよりは色を落とすチカラは弱いけども、元のメラニン色素を削りにくいという特徴はこのノジアで染めた髪でも発揮されていました。
![]( https://atussy.com/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5080.jpg)
ダメージが激しい髪に、ブリーチが怖いという場合ならば、このティントクリアやライトナーなども併用しながら使用すると比較的安全に色を落とせるかもしれません。
単純な色落としとしては、特に赤系はまだまだ物足りないとこがありますのでまだまだ実験の余地はありそうです。
しかし、ブリーチをしてもある程度色味が残るというのはノジアの発色、色持ちが良いからこそ!
だとも言えますし、
ブリーチという強いアルカリとオキシのパワーが加わっても、色ブレや変色したりせず、赤なら赤らしさを残しながら色落ちしてくれるのはある意味計算しやすいカラー剤だとも言えます。
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5082.jpg?resize=150%2C150&ssl=1)
今回は染めたての毛束でしたが、
日にちが経ち、褪色して薄くなった色であればブリーチで簡単に落とせるという報告も聞いています。
褪色具合なども確認しながらカラーチェンジの場合にはブリーチなどをうまく調整してもらえればいい結果がでるのではないでしょうか。
僕も引き継ぎ検証していきたいと思います。
ではでは。
▼商品紹介ページはコチラから
https://m-moulin.jp/products/nodia/
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https://m-moulin.co.jp/
▼会員登録がまだの方はコチラから
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▼NODIA基本マニュアルはこちらから
https://atussy.com/nodia-color-manual-12561/
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※ノジアには無償サンプルをご用意しておりません。会員登録後、スターターセットをご利用ください。
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あっくん★
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