どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師「あっくん」です。
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身体を洗う時に石鹸やボディソープを使用される方が多いと思うのですが、どちらを使用されていますか?
この石鹸とボディソープに違いはあるのでしょうか?
どちらが身体に優しいのでしょうか?
〔もくじ〕
使い過ぎは肌のトラブルの原因に
石鹸もボディーソープも、過剰な使用は皮膚のトラブルを引き起こす可能性があります。
肌は本来、常在菌などの働きにより何もしなくても汚れを落とし、キレイに保つように働いています。
その機能を損なわず、生かすことが肌を健康的で美しく保つ秘訣となります。
ノーメイクや汗をかかなかった日などの場合は、水かぬるま湯で洗うだけで十分です。
身体が汚れていたり、体臭が気になるときには洗浄剤を使用しましょう。
石鹸を使う時は泡立てが大切!
成分表示において、石鹸は「石けん類」、ボディーソープは「全身洗浄料」と表記されています。
同じ様に思われている方も多いと思いますが成分的にも分類上でも違っています。
石鹸は、油脂とアルカリを原料とする”弱アルカリ性“の界面活性剤です。
石鹸の洗浄力を最大限に引き出すためには、しっかりと泡立てることが大切です。
泡のミセル(界面活性剤や他の分子・イオンが集まってできるコロイド粒子)で汚れを包み込んで落とすことが、石けんの正しい使い方です。
肌は本来弱酸性なので、弱アルカリ性の石けんは皮膚上で中和され、界面活性剤の効果が即座に失われます。
したがって、すすぎが甘くても界面活性作用が肌の皮脂を過剰に取り去るリスクが低いです。
ただし洗浄力自体はそれなりにありますので、洗い上がりにつっぱる感じがあります。
長時間泡を乗せていたり、強くこするとお肌に負担がかかりますので注意してください。
石けんには一部の病原体に対して消毒効果があり、殺菌成分を含める必要はありません。
反応が終われば界面活性剤の効果が失われるため、環境汚染の心配もないのがメリットとなります。
ボディーソープは肌に残してはいけない
それに対し「ボディーソープ」は石鹸と異なり、合成界面活性剤が使用され、界面活性剤の効果が残りやすいという特徴があります。
石鹸のように自然に中和されて汚れと一緒に流れてしまわないため、肌に残るとその界面活性作用で肌のバリア機能を崩し、肌表面を傷つける可能性があります。
したがって、よく洗い流すことが必要です。これは洗顔料やシャンプーなども同様です。
ただ、泡立てやすかったり、保湿成分など肌に良い成分を加えやすいのがボディソープのメリットになります。
弱酸性に保たれている製品も多く、石鹸のように洗い上がりがつっぱるということがほとんどありません。
まとめ
石鹸とボディソープは似ている様で性質が異なります。
アルカリ性で洗浄力があるが、洗い終われば肌や自然に優しい「石鹸」か、
弱酸性の合成界面活性剤で残留しやすいが洗い上がりがしっとりしやすい「ボディソープ」か、
どちらが正解というのはありませんので、あなたのお肌や求める使用感に合わせて選んでみてください。
ではでは。
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