どーもー!
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よく「敏感肌用」などと書かれている化粧品やシャンプーがあったり、
「私はお肌弱いから敏感肌用しか合わないのよ〜」と思われている方もおられると思いますが、
実は「敏感肌」という言葉に明確な指標などはありません!
〔もくじ〕
じつは曖昧な「敏感肌用」の定義
最近では、体調の変化やストレス、冷暖房などの環境、花粉などの季節的要因に敏感に反応してトラブルが生じやすい肌のことを、「敏感肌」と呼ぶ事が多いと思います。
実際、「自分は敏感肌かもしれない」と感じている方が、いまとても増えているようです。
敏感肌用をうたっているスキンケア商品のほとんどは、「低刺激性」であることを売りにしています。
敏感肌用であれば万人の肌にやさしいようなイメージがありますが、
実は皮膚科学的には、「敏感肌」に厳密な定義がなく、自由に使用出来るフレーズとなっています。
「敏感肌」はメーカー独自の基準になっている
スキンケア商品のほとんどは、実際は各メーカーの基準でおこなわれた肌テストから導き出された結論でしかありません。
1000人に1人、100人に1人など、肌テストの基準設定もテスト方法もメーカーによってまちまちで、
そのメーカーの商品の中で低刺激の処方を行ったというだけで、必ずしも低刺激性の化粧品という事でもないのです。
敏感肌用化粧品に対する基準もルールも特にありませんので、
仮にA社の”普通“の化粧品と、
B社の”敏感肌用“の化粧品で、
B社の化粧品の方が刺激が強い場合もあるという事です。
とはいえ、そんな悪どい商品は稀ですので、実際にお肌の弱い方は敏感肌用コスメを試してみる価値はありますが、
いってみれば「相性」の問題です。
あるメーカーの敏感肌用化粧品が合わなかったからといって、どのメーカーの敏感肌用があなたの肌に合わないという根拠にはなりませんから、心配する必要はないのです。
いろいろ使うほどよくない、よくわからない
敏感肌だと感じる人におすすめしたいのは、できるだけ色々と使わない「マイナスのスキンケア」です。
肌や頭皮の調子がよくないと、スキンケア商品やシャンプーを何種類もあれこれ試してみたくなるものですが、それが状態を悪化させてしまう場合もあります。
肌がチクチクピリピリするのは、化粧品に含まれる何らかの成分に肌が反応している証拠ですから、
肌に触れる成分をできるだけ少なくするほうが、肌にとっての負担も減るのです。
アトピー性皮膚炎の方へ「石鹸」を薦めるのも色々と余計な成分が入ってないからです。
肌が弱いと感じるなら、同時に化粧品を何種類も使うのはやめて、シンプルなケアを心がけましょう。
合うものをひとつみつけて、それだけを使うのがおすすめです。
バリア機能を守れば回復する
敏感肌と呼ばれる症状の多くは、健康な肌に比べてバリア機能が低下していることから生じます。
そのいちばんの理由は、「洗いすぎ」による乾燥です。
洗いすぎで肌表面の皮脂がつねに不足して角質が傷んでいるので、バリア機能がなかなか回復せず、慢性的に乾燥するという悪循環が起こります。
でも、バリア機能を回復させるのは難しいことではありません。
清潔過ぎて表面の皮脂がつねに不足して角質が傷んでいる皮膚を保護する膜を1枚、おぎなってあげればいいのです。
シャンプーやボディソープ、洗顔料などは出来るだけ洗浄力の弱いものを選び、あまり肌をゴシゴシ擦らない様に気をつけましょう。
そして洗った後は余計な成分ができるだけ入っていないワセリンやオイルなどを顔全体に塗って、バリアをつくってあげましょう。
続けるうちに少しずつ肌自体がバリア機能をとり戻し、角質の天然保湿因子や脂質がたくわえられます。
そして、本来の自己回復力が甦ってきますから、自然にターンオーバーが促される健康な肌になっていくはずです。
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まとめ
日常的に使われている「敏感肌」という言葉は実は、決められた定義やルールなどは無く、
メーカーが自由に使える便利な言葉となっております。
その為に「敏感肌用」コスメを使用して合わなかったとしても他の敏感肌用コスメが全て合わないわけではないので、相性の良いものを探していただいたらと思います。
ただし、多くの方が「洗いすぎ」というケースが多いので、まずは洗う頻度や洗い方などを見直してみるのが良いかもしれません。
その時は”化粧品”ではなく、”お薬”が必要となってきますので、医師に原因を特定してもらうことをおすすめします。
ではでは。
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