どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師「あっくん」です。
大阪の寝屋川市でヘアケアに特化した「hair’s LOG(ヘアーズ ログ)」という美容室をやっています。
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化粧水などのスキンケア商品は、「肌に浸透すればするほどよい」と思っている方も多いのではないかと思います。
しかし、本当に浸透してしまうと様々な悪影響があるかもしれません。
〔もくじ〕
化粧品が簡単に浸透したら大変!
化粧水などのスキンケア商品は、お肌に浸透するほど効果的なイメージがありますが、
人間の皮膚は「たんぱく質」でできています。
そして、そのたんぱく質を守るためのバリア機能があります。
もし、たんぱく質がむき出しのままの状態だったら、異物を弾くことはできません。
何かがちょっと触れただけでも付着し、さまざまなものが「浸透」してしまいます。
料理でイメージしてみると
例えば料理などをする方は、
肉や魚に下味をつけるという事があると思いますが、
切り身を料理する場合、短時間で下味がつくのは、皮や鱗などを落とした状態でバリア機能がないからです。
人間も同じ肉や魚と同じたんぱく質でできていますが、
外部と接触している肌の表面は、「表皮」と呼ばれる皮で覆われており、その下の真皮にある皮脂腺から出る「皮脂」という天然の油によって、ベールのようにそっと覆われています。
そのベールが、外部から直接異物が入り込まないように生命を守ってくれているのです。
シャワーを浴びたときに水が弾いてくれるのも肌にはバリア機能があるからです。
もし、肌にバリア機能がなければ、入浴しただけで水が体内にどんどん浸透してくることになります。
そんなことが起きたら、菌やウイルスなども簡単に肌に入り、生命はいとも簡単に危険にさらされてしまうでしょう。
皮膚のバリア機能は、わたしたちのいのちにかかわる大事な役割を果たしてくれているのです。
強い浸透はシミや乾燥肌の原因にも!?
もし肌に化粧品の成分を無理矢理浸透させるために、
バリア機能を壊しながら、化粧品(=異物)が皮膚のなかに浸透するとするば、
からだは「これは排除しないと!」と防御反応を起こします。
異物をそれ以上深く浸透させないために、メラニンを集め、異物が進入した部分をとり囲みます。
この防御反応、メラニンの集まりが「シミ」になります。
また、肌表面の自然な皮脂がなくなってバリア機能が弱まってしまうと、水分は蒸発し、老化のいちばんの原因にもなる「乾燥肌」を引き起こします。
使いつづけると、乾燥を補うために皮脂の分泌が増え、
結果、その箇所が部分的なオイリー肌になることもありえます。
つまりオイリー肌なのに、肝心な皮膚は乾燥するというアンバランスな状態を引き起こすのです。
肌に乾燥を感じるなら、もともとの皮脂成分に近いオイルやワセリンで、肌の表面に1枚ベールをつくってあげて、
皮膚が正常に機能するように保護してあげるのがおすすめです。
そして、もし深刻な肌トラブルが生じたら、治療が必要です。自分であれこれ化粧品を試さず、医師に相談してください。
ではでは。
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