どーもー!
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みなさんは「無添加化粧品」にどんなイメージをお持ちですか?
お肌が弱いかったり、化粧品などで痒みが出た事があるのでそれから無添加にしているというお話しは良く聞きます。
ただ「無添加」という意味に関しては実際あまりわかっていない方も多いのではないでしょうか?
詳しくわからないけれど、よけいな成分が入っていないから安全・安心なのでは? という印象があるという方がほとんどだと思います。
〔もくじ〕
無添加化粧品のいったい何が「無添加」なのか
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2023/02/779D119D-BBD4-4888-A3CC-07B6CD37EF99-450x292.jpeg?resize=450%2C292&ssl=1)
「無添加」と書かれていても、”何が無添加”なのかは実際にはわかっていない方が多いと思います。
そこでますば、「無添加化粧品」がどんなふうに生まれたか、その経緯をお話しておきましょう。
無添加化粧品の歴史
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2023/02/B30CB0F6-200E-4022-B999-CF25BBCFB6E5-450x303.jpeg?resize=450%2C303&ssl=1)
その経緯は1980年の薬事法改正にさかのぼります。
当時の厚生省が1970年代に起こった化粧品トラブルの症例をもとに、
アレルギーや皮膚炎、発がんなどの皮膚障害を起こす可能性がある約100種類の成分を、
「表示指定成分」と定め、化粧品に明記することを薬事法で義務づけました。
そのため、これら(約100種類の成分)の「表示指定成分」を含まない化粧品が登場しました。
これが「無添加化粧品」のはじまりです。
![]( https://atussy.com/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5080.jpg)
こうした流れで、「無添加」と書いてあれば安心して使えるというイメージが、いまでも多くの方に定着しているのだと思います。
ただ現在は、
その後2000年の法律改正で化粧品に含まれるすべての成分が明記されることになったため、
「表示指定成分」は廃止され、「全成分表示」が義務となりました。
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2023/02/639D0B2F-5AD1-4BFF-9095-B150BD9EAE7B-450x289.jpeg?resize=450%2C289&ssl=1)
その名残を受けて、
「無添加化粧品」というのは、30年前に表示が義務化された「旧表示指定成分」が使われていない化粧品を指すことが多いようです。
しかし実際には、指定成分以外にも無害ではない成分はありますし、「無添加」という表記自体には現在、何の規制もありません。
化粧品の「無添加」という言葉に規制もルールも無い
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2023/02/E30262DC-8DED-42A1-BB28-0C365FC55927-450x295.jpeg?resize=450%2C295&ssl=1)
つまり、各化粧品メーカーがそれぞれの判断で、「ある成分を配合していない」ということを強調する場合に「無添加」と表示していることになります。
たとえば、合成着色料を配合していない商品であれば、
“合成着色料が”無添加の化粧品という意味を込めて無添加化粧品と名乗りますが、
合成着色料が添加されていないだけで、肌に負担をかけるほかの成分は入っている可能性もあるという事になります。
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5082.jpg?resize=150%2C150&ssl=1)
どんな成分にもリスクは存在する
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2023/02/DFD1AD6C-43CB-4C53-A6C2-63C4BB0196E6-450x301.jpeg?resize=450%2C301&ssl=1)
そうはいっても、防腐剤などは「無添加」のほうが肌にはよいのではと考える方もいらっしゃるかもしれません。
でも、考え方はシンプルです。
たとえば、スキンケア製品のほとんどは、水と油を乳化(混ぜ合わせて)でつくられています。
油は酸化しますし、当然においもあります。
腐らせずにある一定期間安定させるためには、防腐剤が必要です。
逆に、防腐剤なしでも保存できるということは、別の何かが使われていると考えられます。
とくに、1980年代に表示成分だったパラベン、メチルパラベン、プロピルパラベンなどは、いまだに避けるべきものと思い込まれていますが、
現在では微生物の増殖を防ぐ安全性の非常に高い防腐剤であることが認められていて、世界中の化粧品に使用されています。
つまり、「パラベン」は低刺激で、すぐれた防腐効果を持っている安全性の高い成分なのです。
もちろん、アレルギーなどを起こす可能性がゼロであるとはいえませんが、それはどの成分についても同じこと。防腐剤だけを悪者あつかいする根拠は何もないのです
まとめ
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2023/02/8320272B-4D65-4DE4-B5A9-255C7DE7BE80-450x298.jpeg?resize=450%2C298&ssl=1)
というわけで、無添加とは昔に決められていた旧指定成分を配合していないという意味合いが強いですが、
全成分表示が義務となった現在、化粧品における「無添加」という表現自体には特にルールがありません。
各メーカーがそれぞれ「○○という成分が配合されていない」という意味でしかないからです。
ですのでA社の無添加化粧品が合わなかったといって、B社の無添加化粧品が合わないという理由にもなりません。
大切なのはあなた自身がどの様な成分に弱いのか?
いったい何が無添加なのかを、しっかり確認する必要があります。
ではでは。
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