どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
これまでにも常在菌や身体のバリア機能についての大切さなどはこのブログでもご紹介してきましたが、
花王さんが感染症対策として重要な機能が「手」にあるという発表を行いました!
〔もくじ〕
手指が本来そなえている、感染症に対するバリア機能を発見
花王株式会社(社長・澤田道隆)パーソナルヘルスケア研究所、生物科学研究所、解析科学研究所は、ヒトの手指には生来、感染症の原因となる菌やウイルスを減少させる機能、すなわちバリア機能が備わっており、風邪やインフルエンザのかかりやすさに関連していることを世界で初めて*1 明らかにしました。
また、手指のバリア機能には個人差があること、さらに、このバリア機能には手汗から分泌される乳酸が寄与していることを解明しました。
これまでの手指衛生の手段である手洗いやアルコール消毒の菌やウイルスの除去・不活化効果は、一過性のものであるのに対して、生来の手指のバリア機能は恒常的であることが特徴的です。このバリア機能の発見は、生来の手指のバリア機能を高めるという新しい衛生習慣の提案につながるものです。
「手」に菌やウィルスから守ってくれるバリア機能を発見!
ヒトは太古より菌やウィルスと共存しながら、体内に抗体という免疫機能を備えていますが、
ヒトの体外と接点となりうる手指の感染防御機構に花王は着目しました。
そこで”感染症にかかりにくいヒト“と”かかりやすいヒト“で、手指にどのような違いがあるのかを調べたところ、
手指には菌やウイルスに対抗する「手指バリア」が備わっており、そのバリア機能には個人差があるという事を発見いたしました!
感染症にかかりやすいヒトと、感染症にかかりにくいヒト、それぞれの手に「大腸菌」を塗布したところ、かかりにくい意識のある人の手は3分後には菌が大幅に減少しました。
大腸菌だけでなく、黄色ブドウ球菌やインフルエンザウイルスを減少させる効果があることが確認されたそうです。
これらの結果から、ヒトの手指には菌やウイルスを減少させる「手指バリア」機能が備わっていて、その機能には個人差があり、その機能が恒常的に高いヒトがいるということがわかりました。
手指バリアに重要な成分は「乳酸」
20~40代の男女54名の手指表面の成分を採取し、抗菌・抗ウイルス活性の実験をしたところ、
手指に乳酸量が多くなるほど抗菌活性が向上することを確認され、手汗から分泌される『乳酸』が特に重要であることがわかりました!
これまで手指の衛生の手段は、手洗いやアルコール消毒などで菌やウイルスの除去・不活化を行うのが定番ですが、
この手洗いやアルコールの効果はその時だけの一過性のものであるのに対して、手指のバリア機能は常に効力を持ち続けているものです。
菌やウィルスの不活性化をしてくれる手指バリアの発見により、これまでの洗う、アルコールするだけでなく、手指の常在菌(乳酸を作り出してくれる乳酸菌)などを高めることで感染症対策を行えるという新しい衛生習慣の提案につながっていきそうです。
ではでは。
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