どーもー!
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『経費毒』という言葉を聞いた事もある方も多いのではないかと思います。
“日用品や化粧品に使われている化学物質が皮膚を通して体内に入り込み、子宮や肝臓に蓄積されてしまう・・・”
「毒」とついた言葉も怖いですし、調べるととても不安になる様な事が書かれていたりするのですが、
はたしてどこまで本当なのでしょうか?
〔もくじ〕
化粧品の「経皮毒」は科学的にはあり得ない
以前からよく聞かれる「経皮毒」。心配されている方もいらっしゃると思いますし、お客様から聞かれる事もあるのですが、
結論からいいますと、
販売されている「化粧品」を使う分には心配する必要はありません!
化粧品の役割や人のからだのメカニズムを考えれば、起こり得ないからです。
皮膚のバリア機能
肌の表面にある「角質層」のバリア機能はかなりすぐれもので我々の身体を守るために、そう簡単に異物を浸透させることはありません。
皮膚の構造はさらに、
- 表皮
- 真皮
- 皮下組織
と何層にもなっていて、それぞれの防御機能で外部からの異物の侵入を阻んでいます。
通常の日用品や化粧品に使われている成分の分子量(=分子の大きさ)では、こうしたバリアをすべて突破するのは、物理的に不可能なのです。
しかも異物がバリア機能のある角質層に侵入してきたとしても角質層には”毛細血管”は通っていません。
肌から吸収した成分が血流に乗って体内に運ばれるのは、角質層を破壊しさらに浸透してくるほどの成分ということになります。
ですから、一般的に売られている日用品や化粧品を正しく使用していれば、成分が血管を通って体内に蓄積されるなどということは、あり得ないのです。
Wikipediaでも、
体を清潔にしたり、外見を際立たせる目的で、皮膚等に塗布等するもので、作用が緩和なもの
となっております。
万が一入ってきても免疫機能が働く
皮膚のバリア機能が働いていても、
毛穴とか、もし傷などがあれば入ってくることがあるのでは?
という不安もあるかもしれません。
たしかに、毛穴や傷から成分が侵入して毛穴内部の組織を通過し、血液に入るという可能性はゼロではありません。
でも万が一、血流に毒性のある成分が入ってくれば、今度はからだの『免疫機能』が発動します。
わたしたちのからだにはもともと、有害なものが入ってきたら外に排出する力が備わっているからです。
それでも心配になってしまうなら、経皮毒に神経質になるよりも、肌を傷つけるようなことをしていないかに気をつけましょう。
洗いすぎなどによって皮膚の表面が荒れていると、肌のバリア機能も弱ります。
肌本来の機能をできるだけ乱さないように心がけてください。
「経皮毒」を謳うマルチ商法にも気をつけて
経皮毒の不安を煽る情報元は、マルチ商法などにも関連しているというのも事実のようです。
10年ほど前になりますが、当時の経済産業省はある事業者に対して、
「経皮毒という用語を使って他社製品の不安を煽り自社商品購入の勧誘をおこなっている」
として、業務停止命令を出したことがありました。
「経皮毒」の信奉者たちが、他社製品の不安を煽ったり、根拠なくアトピーなどが治ると自社製品を購入するよう勧誘していたのです。
これって、カルトにも似ていますね。
不安につけ込んで勧誘する。そんな商法もいまだにありますので注意してください。(信じきっていて悪意なく勧めてくる人もいます)
ではでは。
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