どーもー！
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師「あっくん」です。
大阪の寝屋川市で「hair’s LOG(ヘアーズ ログ)」という美容室をやっています。
今回は化粧品やシャンプーなどの説明文で目にする事もある、
「石油系」のシャンプーや化粧品についてお話ししていきたいと思います。
「石油系界面活性剤」って書いてあると、
いかにも肌や環境に悪そうだな〜と思ってしまいますよね？
でもそれが具体的にどの成分か把握していらっしゃいますか？
また、肌や環境に悪いのか調べたことはありますか？
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〔もくじ〕
石油系界面活性剤の正体
「石油系界面活性剤」を字の通り、
“石油から作られた界面活性剤”と定義した場合、
実は・・・
今は世の中に殆どありません！！
しかし、いわゆる「石油系界面活性剤だ！使わない方がよい！」と叩かれている界面活性剤に、
ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na
という有名な界面活性剤があります。
実際にこのラウリル硫酸Naやラウレス硫酸Naは昔は石油から作られていたそうですが、
現在これらは石油から作られていることはほぼありません！
今は「ヤシ油」(ココヤシから作られる油脂で、すなわちココナッツオイル🥥)からラウリル硫酸ナトリウムなどは作られています。
聞き心地の良い言葉で言うと“ “植物性“です。
界面活性剤にはラウリルという名前の付いたものが多いですよね。
これは原料になるラウリルアルコールという原料から名付けられたものです。
製造時にラウリン酸を原料とするのですが、実は石油よりもヤシ油を使う方が楽に安価で作れるとなり、
現在では石油から作られる界面活性剤などはなく、ほとんどが植物から作られています。
仮に、石油で作っても植物で作っても出来上がる界面活性剤にはなんの違いもありません。
つまり石油系界面活性剤は正式な分け方ではなく、研究者達はそんな言葉は使いません。
今どき「石油系界面活性剤不使用！」
という売り方をしている商品は、
実際今は石油から作られている界面活性剤なんて無いけど、そう書いておけばいいイメージを持ってもらえるよね😎って魂胆が見え見えですねwww
全てではないですが、きちんと研究している企業さんの製品には石油系界面活性剤や、環境に優しいなどのフレーズをアピールしてない事が多いです。
実際に石油から作られている成分
界面活性剤に関しては石油から作られていませんが、
化粧品の成分には石油から作られているものもあります。
そうなると、
「化粧品に石油?!」
肌に悪いに決まってる！
だって人工的に作ったものでしょ？
天然の方が肌に良いでしょ！
みたいになりがちですが、
例えば、
安全とされているベビーオイルやワセリンは、
実は石油から作られています。
昔は精製技術がイマイチで刺激になったり酸化することもあったようですが、現在の技術ではその心配もなくなりました。
化粧品に使われるオイルの中で最も酸化に強いオイルです。
そもそも、
石油は “天然資源”紛れもなく自然の産物で、人が人工的に作り出しているものではありません。
化粧品業界では何かと悪者にされている石油ですが、
「石油由来の成分だからダメ！」な訳ではありません。
相性は人それぞれです。
石油由来でも植物性由来でも合わない人は合いません。
化学的に研究に製造されたものの方が安全で安心な場合も多々あります。
ではでは。
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