どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
今回は、化粧品や洗剤などについて詳しく知りたいと、
界面活性剤の成分などを調べたり、勉強してると必ず出てくる「高級アルコール」という言葉
字だけみると、高価だったり、ランクが高そうでありそうですが、いったいどの様なものなのでしょうか?
〔もくじ〕
「高級アルコール」っていったい何?
『アルコール』といえば、飲み会などで出てくるお酒が1番に思い浮かびますよね。
お酒には「エタノール』というアルコールという分類の中の1つの物質が含まれています。
このエタノールも消毒などを行なってくれる成分としては今では誰でも知っているものになっていると思います。
一方で「アルコール」の中でも洗剤や化粧品には
『高級アルコール』が含まれています。
「高級」というと高価で良いものをイメージしてしまいますが、一般的な洗剤にも普通に入っているようですが、
この「高級アルコール」っていったい何なのでしょうか?
実際に「高級アルコール」を調べてみると、
高級アルコール
コウキュウアルコール
higher alcohol分子量の大きいアルコール.普通,炭素数12以上の脂肪族アルコールをさす.脂肪酸とエステルになって,ろうとして動物,植物内に広く存在する.ろうを濃厚な水酸化ナトリウムでけん化したり,高級脂肪酸エステルを還元すると得られる.ろう状の中性物質で,水に不溶.炭素数が大きくなると有機溶媒にも溶けにくくなる.セチルアルコールC16H33OHは鯨ろうから,セリルアルコールC26H53OHは支那(しな)ろうから,ミリシルアルコールC30H61OHはみつろうから得られる.界面活性剤,可塑剤,合成潤滑油の原料に用いられる.
といった感じで、理系を学んだ方以外はちんぷんかんな言葉がならんでいます。
今回はこれを少しわかりやすく解説していきます。
高級アルコールの高級とは炭素の数
そもそも、「アルコール」は界面活性剤にもあるような
「炭素の鎖」に一OH(ヒドロキシ基)という、
「水に溶けやすい」構造を持った物質のことを指します。
※図はあくまでも一例です
このアルコールのうち、炭素の鎖をつくる炭素(C)の数が、6個以上のものを「高級アルコール」と呼ぶことが多いです。
逆に6個未満は「低級アルコール」と呼ばれています。
「高級」アルコール
「低級」アルコール
(この図もわかりやすくするためのもので、あくまでイメージでお願いします)
こうした炭素を多くもつ『高級アルコール」が、
「スルホン化硫酸化、中和」などの反応を経ることで界面活性剤が作られています。
まとめ
「高級アルコール」の高級とは、炭素数の多いアルコールということで、洗剤や化粧品などに配合されています。
もしパッケージに「界面活性剤(高級アルコール系)』と書かれているからといって、
特に高価な洗剤や化粧品ではないということは知っておいてくださいね。
ではでは。
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