ホーユーがシスチンを毛髪内に補充する新技術で特許取得!

 

どーもー!

髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。

 

先日もホーユーが、毛髪内の「シスチン」を再生させる成分を発見したとご紹介させていただきましたが、

ホーユーが毛髪内のシスチンを再生させる成分『ホウライシダ葉エキス』を発見!

2020年4月13日

 

今回さらに、シスチンを毛髪内に補充できる新ヘアケア技術を確立させ特許を取得しました!

 

ホーユー、毛髪内の主要成分を補充できる新技術を確立

 ホーユーは、毛髪の主要成分であるシスチンに着目した研究を進めた結果、シスチンを効果的に毛髪内へ補充できる新ヘアケア技術を確立した。

毛髪はケラチンというタンパク質が大部分を占め、そのケラチンは多くのアミノ酸から構成されている。シスチンはこのアミノ酸の1種で、毛髪に多く含まれている。毛髪の硬さや弾力性はこのシスチンの量に大きく関係している。
このシスチンはダメージを受けることにより失われ、修復や再生は難しいと考えられており、毛髪内に人為的に補充することは弾力性を向上させるために大変有効だが、水などの溶剤に非常に溶けにくい性質をもち、ヘアトリートメントに極少量しか配合することができないため、効率よく毛髪内へ補充することは難しいとされていた。

今回、シスチンのアルカリ性溶液であれば溶けるという特性に着目し、効率よく毛髪内へ補充するヘアケア技術の研究に取り組んだ。その結果、シスチンを溶解させたアルカリ性ヘアトリートメントで毛髪内にシスチンを浸透させた後、酸性ヘアトリートメントを塗り重ねることで、シスチンを効率よく毛髪内へ補充することができる技術を確立した。

 

「シスチン」を髪の毛に補充するホーユーの新技術!

毛髪は大きく、キューティクル・コルテックス・メデュラという3層構造になっているのですが、

その大部分は「ケラチン」というタンパク質で形成されており、

そのケラチンは多くのアミノ酸の集合体で形成されています。

引用 hoyuサイトより

そのアミノ酸の中でも、毛髪にはシスチンというアミノ酸が多く含まれ、

シスチン
中性アミノ酸であり、必須アミノ酸の1つ。多くのタンパク質には少量ずつ含まれているが、毛髪などのケラチンタンパクには特に多く含まれ、毛髪の物性に関して重要な役割をもつ。

 

このシスチンのおかげで毛髪は硬く、弾力性があるという特性を持っており、

髪の毛にパーマをかけるのもこのシスチン(S-S結合)を利用しています。

 

しかし、この「シスチン」は髪の毛にダメージを受けた際に失われてしまい、今のところ修復や再生は難しいと考えられています。

仮に「シスチン」をトリートメントとして毛髪内に補充することは、傷んだ髪の弾力性を向上させるために大変有効なのですが、

水などの溶剤に非常に溶けにくい性質で極少量しか配合することができないために、

効率よく毛髪内へ補充することは難しいとされていました。

 

特許を取得したシスチントリートメントの詳細

しかし、このシスチンはアルカリ性溶液の中だと溶けるという特性に着目し、

シスチンを溶解させた”アルカリ性ヘアトリートメント“で毛髪内にシスチンを浸透させた後、

酸性ヘアトリートメント“を塗り重ねることで、

シスチンを効率よく毛髪内へ補充することができる技術を確立し特許を取得しました!

 

【特許第6052863号:シスチンを用いたヘアトリートメントに関する特許】

特許を少し読んでみると、

【特許請求の範囲】
【請求項1】
2剤式の毛髪処理剤組成物であって、
第1剤は、
(A)シスチンと、
(B)アルカリ剤と、を含有しており、
第2剤は、
(C)有機酸を含有しており、
第1剤全体を100質量%とした場合に、前記(A)シスチンの含有割合は0.5〜4質量%であり、
前記第1剤のpHは8.5〜11であり、
前記第2剤のpHは3〜5であり、
前記第1剤を毛髪へ適用した後に、前記第2剤を適用することを特徴とする毛髪処理剤組成物。
【請求項2】
前記(B)アルカリ剤が、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム及びモノエタノールアミンからなる群より選ばれる少なくとも1種であり、
前記(C)有機酸が、酒石酸、レブリン酸、乳酸、グリコール酸及び酢酸からなる群より選ばれる少なくとも1種である請求項1に記載の毛髪処理剤組成物。
【請求項3】
前記第1剤が、更に、
(D)ミツロウと、
(E)フェニル変性シリコーン及び(F)アミノ変性シリコーンからなる群より選ばれる少なくとも1種と、を含有しており、
第1剤全体を100質量%とした場合に、
前記(D)ミツロウの含有割合は0.01〜5質量%であり、
前記(E)フェニル変性シリコーンの含有割合は0.1〜5質量%であり、
前記(F)アミノ変性シリコーンの含有割合は0.01〜3質量%である請求項1又は2に記載の毛髪処理剤組成物。
【請求項4】
酸化染毛剤の前処理剤又は後処理剤として使用される請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載の毛髪処理剤組成物。

 

ざっくり解読すると、

【1剤】主成分はシスチンとアルカリ剤

そこにミツロウと変性シリコーンを配合

pH8.5〜11

【2剤】有機酸(酒石酸、レブリン酸、乳酸、グリコール酸、酢酸あたり)

pH3〜5

1剤付けてから2剤をつけるの二浴式トリートメント。

ヘアカラーの前後処理で使用する。

 

ってな感じのトリートメントシステムのようです。

あっくん
もっと詳しく知りたい方はご自身で特許を読んでくださいww

 

なんか仕組みとしては結構シンプルに感じますが、これまでどこもやってないような技術なんですね!?

 

これからホーユーはこのシスチンを用いたヘアトリートメントの新技術を用いた新商品の開発をされるようで、

前回のシスチンを再生させる『ホウライシダ葉エキス』とも合わせて、

これまで傷んでしまった髪の毛は治らないという常識を覆し、ダメージした髪を補修させたり、パーマをかけれるように出来る様になるかもしれません!

あっくん
これからのホーユーさんの新商品に注目ですね!

 

ではでは。

 

 

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