2021年、大阪府寝屋川市に美容室「hair's LOG(ヘアーズ ログ)』を独立オープンさせていただきました!

硬水で髪の毛がギシギシになる理由とオススメのシャンプーの選び方

 

どーもー!

髪と頭皮のことを真剣に考える美容師「あっくん」です。

大阪の寝屋川市で「hair’s LOG(ヘアーズ ログ)」という美容室をやっています。

hair’s LOG公式ホームページ

あっくん(小野敦之)プロフィール

海外旅行や留学などで海外で髪の毛を洗っていると、

髪の毛がギシギシになったり、ねっとりと数日洗っていない様な経験がある方もいるのではないでしょうか?

 

日本で使っているシャンプートリートメントなど、いつもと同じヘアケアをしているにも関わらず、

海外で髪の毛を洗うと扱いにくくなってしまう原因は、

「水質」が日本とは異なるからです。

水質が変わると同じヘアケアをしていても髪の毛のコンディションが変わってしまいます。

今回は海外でシャンプーをすると髪が扱いにくくなる理由と、それを防ぐおすすめなシャンプーをご紹介していきたいと思います。

 

〔もくじ〕

日本と海外の水の違い

水はその地域によって「硬水」と「軟水」と分かれている事をご存知でしょうか?

ミネラルウォーターなどでも書かれているのでなんとなく知っているけど、

詳しいことは分からない・・・そんな方も多いのではないでしょうか。

そこでまずは硬水と軟水の違いについて説明します。

 

硬水・軟水の違いとは?

結論から言うと、硬水と軟水の違いは、

「水に含まれる金属イオンの量」です。

ここで言う金属イオンとは「カルシウム」や「マグネシウム」などを指します。

「硬水」は水の中のカルシウムやマグネシウムの量が多い

「軟水」は水の中のカルシウムやマグネシウムの量が少ない

海外は基本的に「硬水」、日本は基本的に「軟水」となります。

そしてこの「硬水」でシャンプーする事が髪の毛に影響してくるのです。

 

硬水でシャンプーをすると髪が傷む理由

シャンプーには「界面活性剤」という洗浄成分が含まれています。

一般的に使われているシャンプーの洗浄成分を硬水と混ぜ合わせると、スカム(別名:石鹸カス)と呼ばれる水に溶けない化合物が発生します。

あっくん
お風呂場の床に白くて硬いものが付着しているのを見たことはないでしょうか?あの白い塊がスカムです。

 

つまり、硬水でシャンプーをすると、このスカムが髪に付着して髪をギシギシ・ゴワゴワにしてしまうのです。

しかもこのスカムが厄介なのは、水に溶けないので1度付着するとなかなか落とすことができません。

ヨーロッパの人が毎日シャンプーをしないのはこれが原因という説もあります。

あっくん
湯シャンなどをされる方が多いのもそういった理由だと言われています
先ほど日本は基本的に軟水と説明しましたが、実は日本にも硬水地域はあります。日本で最も水の硬度が高いのは、沖縄県、2位は千葉県、3位は埼玉県。

海外だけでなく、長期の国内旅行や引っ越しの際も注意が必要です

 

硬水地域で起こる髪の毛のトラブル

①髪の毛がギシギシゴワゴワする

硬水に含まれるカルシウム、マグネシウムがシャンプーの界面活性剤と反応してできるのが、スカム(石鹸カス)と呼ばれる付着するとなかなか流れくい化合物です。

このスカムが髪の毛に蓄積されていくとギシギシ、ゴワゴワしてきます。

 

②髪の毛がねっとりベタつく

髪がねっとりして毎日洗っているのに3日くらい洗ってないような気がする事があります。

硬水だとシャンプーの泡立ちが悪くなりますので、マグネシウムとカルシウムが泡立ちを悪くさせています。
それによりいつもより多くシャンプーを使い、なおかつ綺麗に洗い落とせていない場合、
どんどん泡立ちも悪くなりベタつきの原因となります。これを取るのはなかなか大変です。

 

③髪がパサパサする

スカムが付着している事による扱いの悪さに加えて、硬水によりシャンプーの泡立ちが悪い為に、泡立ちがいい洗浄力の強いシャンプー剤を使うことによって髪のダメージが進みます。

海外製のシャンプーは洗浄力が強いものも多いのでシャンプー選びにも気をつけましょう。

 

硬水地方でのヘアケア対策

①毎日洗わない

軟水地域のように毎日洗うことはおすすめしません!!

毎日シャンプーすると、毎日カルシウムとマグネシウムを髪に付着させてしまう事になるからです。

シャンプーするのは3日に一度程度、シャワーで流すのも出来れば我慢してみましょう。

どうしても頭皮が気持ち悪いと感じられるなら「ドライシャンプー」を使ってみてはいかがでしょうか?
実際に頭皮や髪を洗えてるわけではないですが、皮脂の付着による髪のベタベタはとれ、頭皮もスッキリします。

ヨーロッパではよく使われていますし、日本でも最近様々なメーカーから販売されてきています。

 

②軟水器をつける

硬水問題は、軟水器をつけて硬水から軟水にしてしまうのが一番いい方法です。

軟水器は硬水の原因、カルシウムとマグネシウムを取り除く機械です。(浄水器とは違います)

比較的コンパクトなものから、直接お風呂場に設置するものなど色々と出ているようです。

長期での海外在住やお金に余裕のある方にはおすすめです。

 

③非イオン系シャンプーに変える

硬水地域で大事なのは、硬水と相性のいいシャンプー(界面活性剤)を選ぶ事です。

シャンプーの中身界面活性剤は浸透、乳化、分散の作用によって汚れを落とすものです

シャンプー剤に使われている界面活性剤は

  1. 陰イオン(アニオン)界面活性剤
  2. 非イオン(ノニオン)界面活性剤
  3. 両性界面活性剤(ベタイン型)

があります。

基本的には1番洗浄力のある「陰イオン界面活性剤」が主成分で、

洗浄力の弱い両生界面活性剤や非イオン界面活性剤が補助的に配合されています。

 

しかし!

その中で「非イオン界面活性剤」は金属イオンと反応しないため、

硬水でもスカムを作らず、髪の毛がギシギシしにくいとされています!

つまり、硬水でのヘアトラブルに関して「非イオン界面活性剤」が主成分のシャンプー(ノニオンシャンプー)を選んじゃえばオッケー👌という事になります。

 

ただ日本ではなかなかこのタイプが水の次に来るものは少ないですが、ヨーロッパなどでは売っているようです。

あっくん
この後ご紹介しますが、日本でも、非イオン(ノニオン)界面活性剤が主成分となるシャンプーはあります!

 

非イオン(ノニオン)系シャンプーとは?

非イオン系シャンプーの最大の特徴は、『非イオン』つまりノン・イオン(ノニオン)

水に溶けてもイオン化しないという点です。

一般の方には「???」となると思いますが、

イオン化しないという事は、極めて刺激が少なく肌や髪へのダメージが少ない成分だといえます。

髪・肌のタンパク質を壊さない事からタンパク質変性がほぼ無い成分だと言えます。

また他の界面活性剤との相性も良く、さまざまな界面活性剤と共に使われ商品化されています。

乳化・浸透・分散作用に優れている点も大きなポイントです。

【メリット】

  • タンパク質変性をほとんど起こさない
  • 乳化、浸透、分散作用に優れている
  • 他の界面活性剤との相性が良い
  • 他のイオン界面活性剤よりも低刺激
  • 親水基と疎水基のバランスが調整しやすい

 

【デメリット】

  • 全般的に泡立ちが弱いものが多い
  • 洗浄力も弱め
  • 湿度の変化にも弱く性質が左右されやすい

 

非イオン系シャンプーの主成分

ノニオン系シャンプーに使用される主な成分の一覧です。

デシルグルコシド・・・植物由来(ブドウ糖など)・適度な洗浄力と起泡性(皮脂、汚れは落とすが角質層の保湿成分は残す)・他の界面活性剤との相性が良い

コカミドDEA・・・単体では洗浄力、泡立ちが弱い・アニオン界面活性剤の刺激緩和、泡立ちや粘土の補助として使われる事が多い

ラウラミドDEA・・・コカミドDEAよりも他の洗浄剤との相性は優れている(起泡、増粘、洗浄、分散、耐硬水性、泡安定性などを高める相乗効果)

ラウリルグルコシド・・・ヤシ油やパーム核油のラウリン酸とグルコースが原料、ラウリル硫酸Na(石油由来)とは別物・単体では洗浄力が弱い・低刺激の成分なので刺激緩和に使われる事もある

トリデセス-6・・・石油由来の非イオン界面活性剤・低刺激ながら石油由来の為、肌に悪影響を及ぼす可能性有り・洗浄剤、乳化剤、可溶化剤としてメイクやセット剤の乳化作用がある

 

つまり、これらの「非イオン界面活性剤」が主成分(成分表で水の次に書かれている)のシャンプーを使用する事で、

髪の毛や頭皮に低刺激かつ、

硬水地域でのギシギシゴワゴワ問題を解決出来るという事になります。

 

といっても、日本ではこの非イオン界面活性剤が”主成分”のシャンプーはめったにありません。

非イオン系シャンプーと名乗っていても、主成分でなく補助で配合されているものがほとんどです。
そういうものでは硬水問題が解決出来ない可能性が高いので購入する時は成分表をきちんとチェックしましょう。

「じゃあどれかいいのよ!」「日本で買えるものを教えて!」となると思いますので、

非イオン界面活性剤が主成分のシャンプーをご紹介します。

 

非イオン系シャンプー「ノジア カラーキープシャンプー」

ノジア カラーキープシャンプー

こちらのノジアシリーズから発売されました、

「ノジア カラーキープシャンプー」は、ノジアおよびヘアカラーをされている方のヘアカラーの色持ちが良くなるように開発された非イオン系シャンプーです。

ノジアカラーに使用されている「塩基性染料」はプラス(陽)のイオンを持っていて、

通常の陰イオン界面活性剤で洗うとどうしても落ちやすいという性質がある為に、

非イオン界面活性剤(ノニオン)のみで洗えるシャンプーとなっております。

あっくん
つまりこのシャンプーを使えば硬水問題も解決できますね!

ノジア カラーキープシャンプーについてのより詳しい内容や価格などはこちらにまとめてあります👇

 

まとめ

海外などで髪の毛を洗っているとバシバシギシギシになるのは「硬水」が原因です。

「硬水」は、水に含まれる金属イオン「カルシウム」や「マグネシウム」などが多く含まれている水になります。

硬水とシャンプーの主成分である陰イオン界面活性剤が反応し、石鹸カスという流れにくい化合物を作りだします。

硬水から髪の毛を守るには軟水器などをつけるという方法もあるが、

「非イオン系シャンプー」を使う事で、硬水によるバシバシギシギシを防ぐ事ができます。

非イオン界面活性剤が主成分となっているシャンプーを探してみましょう。

 

⭕️オススメの非イオン系シャンプー

あっくん
海外などに長期留学や滞在される方にはオススメのシャンプーとなっております。

ネット販売も可能ですので必要な方はお問い合わせください。

 

ではでは。

 

 

【ノジアカラーのご自宅での使い方などについて】

https://atussy.com/nodia-home-hair-color-15406/

【ノジアカラーの色落ちを防ぐ低刺激のノニオンシャンプー】

https://atussy.com/nodia-color-keep-shampoo-19066/

【ヘアカラーしてる方にオススメの「ツヤ髪シャンプートリートメント」について】

https://hairslog.com/nature-deep-shampoo-treatment-727/

【うねり・くせ毛が気になる方に「リノヴィール」】

https://hairslog.com/renoviel-shampoo-treatment-856/

【ダメージから髪を守る「ツヤ髪アウトバストリートメント」】

https://hairslog.com/nature-deep-out-bath-treatment-972/

 

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