どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師「あっくん」です。
大阪の寝屋川市で「hair’s LOG(ヘアーズ ログ)」という美容室をやっています。
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ヘアケア商品のみならず、美容界のあちらこちらで目にする「オーガニック」と「ボタニカル」という名のついた製品が溢れています。
これまでの自然派指向の方だけでなく、ここ数年で一般の方々も身体や環境に良いものを使いたい、取り入れたいという関心が高まっているように感じます。
天然成分を配合していて、安全安心、よい香り、環境にも優しくておしゃれ。
百貨店やデパートなどにも必ずといっていいほどオーガニック専門店が入っています。
ですが、その「オーガニック」や「ボタニカル」がヘアケアやスキャルプケアなどに必ずしも良いのかというと、
そうは言い切れないところがあります。
今回はそんな「オーガニック」「ボタニカル」の落とし穴について書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
「オーガニック」「ボタニカル」の言葉の意味
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そもそも「オーガニック」と「ボタニカル」の言葉の意味合いの違いをハッキリとわかっていない方も多いのではないでしょうか。
「オーガニック」・・・有機肥料によって生産された農産物。化学肥料を使ってない。
「ボタニカル」・・・植物由来の。
オーガニックは有機栽培で作られたものを指していますが、ボタニカルは幅が広く、ある種の思想やライフスタイルを指す側面もあるようです。
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ただし、現在の日本には、
「オーガニック」や「ボタニカル」と名乗る為のコスメ類の規定や定義などはありません。
つまり「オーガニック原料や植物由来成分を何%以上入れましょう」などといったルールなどありませんので、
これはオーガニック製品です、ボタニカル製品ですと、メーカー名乗るのは自由となっています。
![](https://i0.wp.com/atussy.com/wp-content/uploads/2017/06/IMG_5081.jpg?resize=150%2C150&ssl=1)
海外にはオーガニック協会などそういった認証がありますので、
日本のメーカー側は、商品のブランド価値を高めるために、海外(特にヨーロッパ)の認証を得ているものも増えてきています。
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認証を得ると必ずマークが表記されるので、選ぶ際には大きなポイントになります。
オーガニック成分は栽培、抽出するのに手間がかかるため、ひとつひとつが高価です。沢山配合すると、もちろん値段が上がってしまいます。
ドラッグストアなどで売っている安価なオーガニック製品は、オーガニックと呼ぶにはほど遠いものを多いので、こだわりたい方は必ず認証マークをチェックすることをオススメします。
オーガニックでも身体に合わないこともある
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ではオーガニック認証の製品を選べば必ず安心安全かと言われるとそういうわけでもありません。
オーガニック製品は安心、安全で低刺激なものになっている場合が多いですが、どんな人にも合うわけではありません。
化学成分だけではなく、植物由来のオーガニック成分もまた、炎症やアレルギー反応を起こしてしまう可能性はあります。
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植物性のアレルギーというと、一番身近なのは「花粉症」でしょう。
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スギ、ヒノキ、ブタクサなど、日本人の国民病と呼ばれるほど多くの方が辛い思いをしているかと思います。
他には食物アレルギーなどもあります。
小麦や卵など身近なものにアレルギーがあるという方も多くいらっしゃいます。
そして皮膚への影響というと、例えば金属アレルギー。
時計やネックレス、ピアスなどの装飾品によってかぶれを起こしてしまい、掻きむしってしまったり、ウミが出てきてしまったり。
髪の毛に関わるアレルギーの症状は、こちらのほうが近いと言えるでしょう。
植物性だから、天然物質だから、必ずしも安全では無いという事がわかっていただけると思います。
そして、基礎化粧やメイクをする女性でしたら経験のある方が多いと思いますが、身体(皮膚)との相性のようなものが存在しています。
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下地やファンデーション、シャドウやリップ、洗顔料や化粧水など、
- 「あのメーカーのはかぶれたことがあるから、怖くて使えない」
- 「有名なシリーズだけど、私の肌には合わない」
- 「色は好きだけど、このブランドは相性が悪い」
と、使い心地はそれぞれ人によって違いますので、あなたの肌感覚を大切にしてみてください。
ケミカルは本当に「悪」なのか
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SDGsなどサスティナブルな物が必要とされる昨今。
レジ袋の有料化なども含めて、自然に優しい、持続可能なものづくりが推奨されていますが、果たして化学成分(ケミカル)は悪なのでしょうか?
化学成分はこれまで人類が研究してきた科学を駆使して作られ、様々な効果を得られます。
新しい成分などの場合は安全性や有用性についてわかっていることが比較的少なく、副作用がある可能性も否定はできませんが、
現在流通している成分に関しては、安全性やアレルギー性などは解明してるものが多いです。
コストなどもありますので、それぞれの成分のメリットデメリットを考慮した上でバランスを取りながら製品は作られています。
一方で天然成分は効果が限定的なことが多いし、コストも割高である事が多いです。
天然成分より化学成分の方が安全で効果の高いものも多いです。
選び方としては、ご自身がどういった製品を使いたいのか、肌に合うのは本当にオーガニック製品なのか、
良くも悪くも、消費者側には選択肢がたくさんありますので、理解を深めた上で選んでみる事が大切かと思います。
ではでは。
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