どーもー!ドラッグストアに行くとなんかワクワクしてしまうART FOR ART’S千林店のあっくんです♪
今ドラッグストアのシャンプーコーナーに行くと、様々なメーカーとシリーズとともに、
たくさんの種類がありますよね。
リンス・コンディショナー・トリートメント、さらには、ヘアパックやヘアマスクなどなど、
様々な名称や種類がありますけども、その本当の違いを知っていますか?
今回はそんなトリートメントの種類について詳しく書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
リンス・コンディショナー・トリートメントの違いとは?
まず一般的に言われる違いとは、
・リンスとは
リンス(rinse)「水洗・すすぐ・すすぎ」という意味があります。
リンスは、シャンプー後のキシキシした髪やごわついた髪のクシどおりをよくするものです。
髪の表面に油分を与えて髪の毛自体をコーティングすることや水分を保つ役割があります。
・コンディショナーとは
コンディショナー(conditioner)には「状態を整えるもの」という意味があり
髪につやを与える・枝毛や切れ毛を防ぐ・髪の水分や油分を補い保つ…などがあります。
・トリートメントとは
トリートメント(treatment)は治療するという意味があり、髪の表面だけでなく、内部にまで成分を浸透させ、髪に栄養を与えます。そして、髪の痛みを補修したり、質感のコントロールできるものがあります。
さらに簡単にまとめると、
- リンス=髪の表面を保護する役割
- トリートメント=髪の内部に栄養を与える役割
- コンディショナー=その間くらいの役割
だいたいこんな感じで書いてあるサイトやブログなども多いと思いますが(美容学校でもこんな感じで習ったような気がします)、
みなさんのイメージ的にも、
の順に効果が上がる(補修力が上がる・被膜力が上がる)と思っておられる方が多いと思いますが、
実はこれは”半分正解、半分間違い”になります。
本当のリンス・コンディショナー・トリートメントの違いとは!?!?
半分正解、半分間違いというのはいったいどういうことかと言いますと、
実は、
リンス・コンディショナー・トリートメントに決められた定義や区分はありません。
つまり、
それぞれに違いはありません!(爆)
つまりは実は販売するメーカーが、これは「リンスだ!」と言えばリンスになりますし、
これは栄養たっぷりに作ったので「トリートメントだ!」と言えばトリートメントになりますwww
例えば、日本のビールであれば現在、
「ビール」「発泡酒」「第3のビール(新ジャンル)」ときちんと決められた区分があるのですが
- ビール・・・麦芽の使用率が2/3以上でなければならず、副原料も限られる。
- 発泡酒・・・ビールには使用できない原料を使用した場合や、麦芽使用率が2/3未満のもの。
- 第3のビール(新ジャンル)・・・麦芽を一切せず違う原料で作られたもの。または発泡酒を他のアルコール(ウォッカ等)で割ったリキュール扱い。
しかし、リンスやコンディショナー、トリートメントは、
◯◯が何パーセント以下のモノを「リンス」にしなさい。
◯◯と▲▲を何パーセント以上配合したものを「トリートメント」と呼びなさい。
とかいう、決められた区分は一切ないのです!
もちろんヘアパックやヘアマスクと呼ばれるようなものも一切規定はありません。
なので定められたものがないために、
もしかしたらA社のトリートメントより、B社のコンディショナーの方が栄養たっぷりで優れているということもありえるのです(笑)
大手美容メーカーはこの区別をどう考えているのか?
ここに大手各社のリンス・コンディショナー・トリートメントの違いをまとめたものがあります。
ヘアケア製品には業界の規定がないため、各社定義も違い、成分にも差があります。違いも明確ではありません。
それぞれメーカーで定義をおおまかにまとめたものが下記です。
メーカー リンス コンディショナー トリートメント 花王 髪の表面に皮膜をつくり、すべりをよくするもの (リンスと同じ) 髪の表面から浸透し、髪の状態を内側から整えるもの ユニリーバ 現在取り扱いなし 髪にうるおいを与え、なめらかでまとまりのよい状態にするためのもの。また、どちらもシャンプーの後、髪に適量をよくなじませてから洗い流すもの (コンディショナーと同じ) 資生堂 シャンプー後の髪になめらかさを与え、髪が乾いたあとも、そのなめらかさとつややかさが持続させるためのもの (リンスと同じ) リンス(コンディショナー)よりも効果的に水分・油分を補うためのもので、特に髪の傷みが気になる方におすすめ P&G 現在取り扱いなし 主に髪の表面をなめらかにしたりコートすることによって、指/くし通りを良くし、ダメージから髪を守るためのもの コンディショナーの機能をより強化したもの ライオン 毛髪表面に吸着してシャンプー後の髪のすべりを良くするためのもの (リンスと同じ) 毛髪内部に浸透して内部から髪の状態を整えるためのもの
花王、資生堂、ライオンは、リンス=コンディショナーと定義していますが、ユニリーバは、コンディショナー=トリートメントと定義しています。
浸透効果のあるリンス(コンディショナー)などが出てきており、リンス(コンディショナー)とトリートメントの境界線はあいまいになってきています。
花王には「ラビューティートリートメントコンディショナー」というリンスインシャンプーのような商品もあります。
トリートメントは洗い流さなくてもいいものが多いですが、洗い流さなくてもいいというコンディショナーも数は少ないがあるようです。
これらのほかにヘアパックやエッセンスなどがありますが、これはトリートメントにあたります。
これを見てもらっても各社とも、リンス・コンディショナー・トリートメントの定義はマチマチです。
リンス・コンディショナー・トリートメントに決められた定義がないことがよくわかると思います。
リンスとコンディショナーを同等と考えているメーカーもありますし、
コンディショナーとトリートメントが同等と考えておられるメーカーもあります。
ユニリーバに関してはどれも違いが無いと言っているような感じですね。
まとめ
このように現在、リンス・コンディショナー・トリートメントという名称にハッキリとした区分はありません。
そのためかプロの使う美容室専売品はほぼすべて「トリートメント」になっています。
僕らプロがしっかりとその商品の特徴を捉え、ご提案・ご説明させていただきますのでそのような名称による区分が必要ないとも言えます。
もし市販品のトリートメントを買われる方で、
いつもコンディショナーがいいか、トリートメントがいいかと迷われていた方は、名称に大した違いはないのであまり気にせず選んでもらえればいいかと思います。
ただし基本的に”同一ブランド(メーカー)”であれば、
の順番で,髪の補修性能が高く、質感・皮膜力は重めになると思いますので、
ヘアパックとかヘアマスクと書かれていて、週に一度の使用を勧めているようなものを毎日使用してしまうと、
髪がベタベタになってしまい逆に扱いづらい髪になってしまうので注意が必要です。
ということで、トリートメントに関しては名称にとらわれずあなたの髪に合ったものを選んであげることが大切です。
もし、どんなものがいいのかわからない!という方はドラッグストアで延々と悩んでないで、いつも担当してあなたの髪のことをよくわかっておられる美容師さんに相談してみてくださいね♪
ではでは。
〜補足〜
ただし、このリンスやトリートメントに区別が無いということをうまく利用して、大手企業が一般の人をうまく欺いているという事実が隠されているのです。
次回はそのことについて大暴露していきたいと思いますww
ではw
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