どーもー!
少し前からTVなどで『頭皮湿疹』のお薬のCMをよくみかけるようになりましたね。
塗り薬の売れ行き自体も好調なようで、それだけ頭皮の湿疹やかゆみ等で悩まれている方も多いのでしょう。
頭皮湿疹とは文字通り、頭皮に湿疹・炎症ができることで、フケ・かゆみなどを引き起こす症状のことをいいます。
頭皮がかゆいと思った時にこのような頭皮湿疹のお薬を使ったり、シャンプーを変えたりなどが考えられると思いますが、
その原因などをわからないまま使用してしまうとさらなる悪化の原因になってしまう場合もありますので今回解説していきたいと思います。
〔もくじ〕
頭皮の湿疹やかゆみが治らない、何が原因?
その原因は大きく2つ、
- 頭皮の乾燥
- 頭皮のベタつき
によるものになります。
原因① 頭皮の乾燥
頭皮の湿疹・かゆみのほとんどが『刺激性接触皮膚炎』という症状になり、アレルギーとは違って誰にでも起こる可能性があります。
その原因は、
- 洗いすぎによる頭皮の乾燥
- エアコンや運動不足による発汗機能の低下による頭皮の乾燥
などが考えられます。
もちろんアレルギー性皮膚炎(アトピーなど)をお持ちの方はそれに対する対策が必要です。
原因② 頭皮のベタつき
もうひとつ頭皮湿疹・かゆみの原因として、
過剰に分泌された皮脂が古くなり酸化することで起こる皮膚炎を『脂漏性皮膚炎』と呼びます。
一般的に脂漏性皮膚炎はマラセチアやアクネなどの常在菌の一種が、悪化の原因とされています。
こちらの対処法は、脂っぽいものを食べるのを控えたり、過剰になった菌を殺菌できるシャンプーやお薬などを使用することで治療します。
ただし常在菌を、殺菌し続けると頭皮での菌のバランスが崩れほかの病原菌が増えてまた違った頭皮トラブルが起こることもあります。
原因と対処法を間違えないことが大切
「頭がかゆい」と思ったときに、
自己判断で抗菌作用のある薬用シャンプーなど買ってきてを使用していても、菌が関与しない乾燥性の頭皮湿疹の場合だと逆効果になることがあります。
現代のほとんどの方は毎日シャンプーされ頭皮は清潔にされていると思われますので、
原因としての多くは「頭皮のベタつき」ではなく「頭皮の乾燥」である場合が多いです、
つまり、乾燥している頭皮に刺激の強い抗菌性のシャンプーを、使ってしまうとさらに悪化する可能性が高まります。
かゆみの他にフケが出ることを心配されしっかりと洗ってしまう方も多いですが、
フケが多い・大きいなどで、気になる場合は洗浄不足ではなく、洗いすぎによる乾燥により粉を吹いている状態がほとんどです。
そもそも頭皮(肌)は角質で守られていて、最後はフケ(垢)になり剥がれ落ちるもので、ある程度のフケがは当たり前なのです。
正常なターンオーバーが起こらずにまとめて落ちることで目立ってしまうケースがあります。
現代人に起こりがちなメカニズム
多忙やストレス生活の乱れ肌の能力の低下などに加え、臭い、過剰ぎみの清潔感により、
一生懸命シャンプーする
↓
皮脂や頭皮の潤いが消失する
↓
乾燥と肌荒れ炎症が始まる
↓
かゆみを感じ頭皮をかいてしまう
↓
角質がはがれフケが出る
↓
フケを落とすために強めのシャンプー
↓
頭皮のかゆみ・炎症・湿疹の悪化
という悪循環を起こしてしまっているケースがあります。
強い炎症が起こっている場合はステロイド治療などが必要な場合もありますが、
まずはシャンプーを薄めて使用したり、弱いものに変える、シャンプーの回数を減らす、などをすることにより改善するケースが多いです。
もちろん原因が「頭皮の乾燥」でない場合もありますので、正しい判断は皮膚科に行って相談してみてくださいね。
ではでは。
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