どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師「あっくん」です。
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「シャンプーやヘアカラーが皮膚から吸収されるって聞きました」
「だからアレルギーが起こるんですよね?」
こうした質問をよく受けますが、
『経皮吸収』と『アレルギー』は、仕組みがまったく違います。
混同されやすい2つの仕組みについて今回は解説していきますね。
〔もくじ〕
経皮吸収とアレルギーはまったく別物
『経皮吸収』
→ 成分が皮膚を通って体内に“入る”こと
→ 量・条件・成分によって起こる
→ ほとんどの化粧品成分ではごくわずか、または起こらない
『アレルギー』
→ 体の免疫が「異物」と判断して“反応する”こと
→ 量は関係ない(ごく微量でも起こる)
→ 一度成立すると、基本的に治らない
この様にこの2つは、似ているようでまったく別の現象です。
それぞれ詳しくみていきますね
経皮吸収とは何か?
経皮吸収=「物質が皮膚を通過すること」
医学的には、
皮膚から成分が体内(血中など)へ移行することを指します。
ただし、
実際には皮膚は簡単には通しません!
皮膚には強力なバリア(角質層)があり、
- 分子量が大きいもの
- 水に溶けやすいもの
- 一般的な化粧品成分
これらは、ほとんど皮膚を通過できません。
医薬品の中には、
皮膚から体内に作用するように作られたものもありますが、
効果が高い反面、使い方を間違えたり、使い続けすぎると副作用が出ることもあります。
そのため、医師の判断のもとで使用し、
決められた用量・用法を守ることが大切になっています。

経皮吸収が起こりやすい条件
それでも吸収が起こるケースはあります。
• 分子量が非常に小さい
• 脂溶性が高い
• 皮膚が長時間、密閉・湿潤している
• 皮膚バリアが壊れている
つまり、
「条件がそろったときに、少量起こる」
というのが現実です。
『経皮毒』という言葉と混同している方もいらっしゃるかもしれませんが、
経皮毒は造語であり医学的に認められて、使われているものではありません。
化粧品などを通常に使用する分には成分が皮膚を通過し、身体の中に溜まっていくとは考えにくいのです。
アレルギーとは何か?
アレルギー=「免疫の記憶」
アレルギーは、
成分が体に入った“量”の問題ではありません。
体の免疫が
「これは危険な異物だ」と記憶してしまうこと。
そしてこれを、
感作(かんさ) と言います。
一度感作するとどうなる?
- 次に触れたとき
- ほんの微量でも
- 毎回ではなくても
免疫が過剰反応を起こし、炎症が出る
これが
『アレルギー性接触皮膚炎』です。
だから「少しでもダメ」になる
ヘアカラーのアレルギーが典型例ですが、
以前は大丈夫だった、または長年問題なかった
それが ある日突然かぶれた
ということが起こります。
これは、
「毒が溜まった」からではなく!
免疫がスイッチを入れてしまった からです。
経皮吸収とアレルギーの決定的な違い
【よくある誤解】
❌「少しずつ吸収されて、ある日アレルギーになる」
→ ほぼ間違い
アレルギーは
「蓄積して限界を超えた結果」ではありません。
免疫が
「これは敵だ」と認識した瞬間に成立します。
❌「天然ならアレルギーにならない」
→ 完全に誤解
天然成分でも、
• 分子量が小さい
• 反応性が高い
これらのものは、普通にアレルギーを起こします。
まとめ
『経皮吸収』は、特定の物質の移動
『アレルギー』は、免疫の誤作動
これは別の仕組みでヘアカラー事故の多くは「経皮毒」では説明できません。
正しくは「アレルギー性接触皮膚炎」と「刺激性接触皮膚炎」となります。

仕組みを正しく知ることが一番の安全対策です
ではでは。
※本記事は、美容師としての一般的な知識・情報をもとにした内容です。
症状の判断や治療については、医師・医療機関にご相談ください。
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同じ考え方で扱うものではない、ということですね