どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
現代でも小さな子供達を中心に発生してしまう事のある「シラミ(アタマジラミ)」
大きさは1mmから2.7mmと大変小さく、
一度、頭皮についてしまうとすぐに卵を産んだり、家族にも移ったりと駆除がなかなか大変です。
そんなアタマジラミを簡単に見つけれるヘアカラー染料が開発されたの事です!
〔もくじ〕
アタマジラミを染め出すヘアトリートメント状染料を開発
成虫でも大きさが2.5-3ミリと小さく、見つけにくいアタマジラミだけを染め出す染料の開発に関する論文が3月24日、「Cosmetics」オンラインに掲載された。
現在の日本でも、子供を中心によくみられるのがアタマジラミである。国立感染症研究所による実態調査によるとアタマジラミ発生世帯数は約83万世帯/年と推計され、蔓延している状態であるとも考えられている。
英国で行われた今回の研究は、アタマジラミの成虫および卵殻を髪の中でも容易に見えるように染色することで、シラミ駆除治療の成果を目視できるようにし、過剰な治療を受けるリスクを減らすことにもつながると考えられた。開発は、塗布や洗い流しが簡単で、シラミの卵や成虫は染色するが髪や皮膚は染めないヘアトリートメントゲルを目標としていた。人体に安全な食品グレードの染料について、卵殻を染色する能力を評価し、さまざまなコポリマーベースのレオロジー調整剤が染料の適合性と安定性についてテストされた。
その結果、最終的に2つの染料、Patent BlueとPonceau 4Rが候補として選ばれた。ヘアトリートメントゲルは治療後にも残った卵殻発見用として、さらに治療前の診断用の2種類が開発された。臨床フィールド研究では、この2種類とも、髪色と十分に対比させて卵殻だけを染め上げることができ、シラミの識別も可能にすることが確認できた。今回開発された卵殻染色用ヘアトリートメントゲルを使用すると、シラミと卵殻を簡単に検出できるため、駆除プロセスが容易になると期待されている。
シラミだけを染めてくれるカラートリートメントの開発に成功!
今回の研究は、
アタマジラミの成虫および卵は染色するが、
髪や皮膚は染めずに、塗布や洗い流す事が簡単で、かつ人体に安全に染めることができるという、
理想的なカラートリートメントを開発するということから、
「Patent Blue」と「Ponceau 4R」という、
2つの染料が、アタマジラミの卵殻だけを染め上げることができ、シラミの識別も可能にすることが確認できたそうです!
開発された「卵殻染色用ヘアトリートメントゲル」を使用すると、シラミ駆除治療の成果を目視できるようになり、駆除プロセスが容易になり、
過剰な治療を受けるリスクを減らすことにもつながると考えられています。
これまでは、専用のクシやシャンプーなどを使っても、髪や頭の中から小さいシラミを取るのは大変な作業ですので、
このカラートリートメントが発売されると万が一アタマジラミに感染してしまったとしても、これまでより早く正確に駆除しやすくなりそうですね!
髪は染めないでシラミだけは染めてくれる染料の正体
この選ばれた2つの染料を調べてみると、
「Patent Blue」
食品着色料として使用されるスカイブルーの合成トリフェニルメタン染料です。食品添加物として、E番号E131があります。
「Ponceau 4R」
ニューコクシン は、赤色に着色することのできる着色料。タール色素に分類される合成着色料である。通称赤色102号。常温では赤の粒または粉末状の固体で、無臭である。 主に、工業製品の着色用途や食品添加物として使用される。旧厚生省は天然に存在しない添加物に分類している。食品用途には、洋菓子やソーセージ、漬物への使用が多い
という事で、これまでに食品の着色料によく使われている染料の様です。
ちなみに
「Ponceau 4R」は、一般的な食品に赤色102号と書かれている有名な食品合成着色料で、
あのよっちゃんイカ🦑にも使われているそうです(笑)
(良い子はマネしないでくださいねw)
早く正式にシラミ用カラートリートメントが発売されるのを願っております!
ではでは。
こちらの記事もおススメです★
あっくん★
最新記事 by あっくん★ (全て見る)
- 大阪発のWEBメディア「オオサカジン」で紹介していただきました! - 2024年11月4日
- 美容師のための音楽フェス『BOB ROCK FESTIVAL 2024』に参加してきたよ! - 2024年10月30日
- 「カズレーザーと学ぶ。」から学ぶヘアカラーアレルギーの危険性とその対策法 - 2024年10月23日