頭皮がかゆい、頭の中や首筋などに赤いプツプツができている・・・
などでお困りの方はおられませんか?
これは『頭皮湿疹』と呼ばれ実際にお客様の頭を見ていてもよくおられる症状です。
今回はその頭皮湿疹について書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
【頭皮湿疹の症状と原因とは】
頭皮湿疹はいくつかの原因が考えられ、その原因によって症状が違います。
- 脂漏性皮膚炎
- 接触性皮膚炎
- アトピー性皮膚炎
大きくこの3つの原因に分類されることが多いです。
頭皮湿疹の種類と特徴
①脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎は、頭皮、鼻の周り、額、耳などの皮脂の分泌が活発なところに起こりやすいといわれています。
皮膚の脂分が増えたときに、皮膚常在菌(皮膚に住み着いている細菌のこと、普段は皮膚のバリア作用を助ける働きをしている)が、
その脂によって異常に繁殖することで、皮膚に刺激を与えて炎症を起こしている状態です。
ストレスや食生活などが原因になっていることが多いです。
②接触性皮膚炎
接触性皮膚炎とは、刺激のある物質あるいはアレルゲン(アレルギーの原因になる物質)が頭皮に接触することによって、皮膚に刺激を与えて炎症を起こしている状態です。
頭皮に刺激を与える物質としては合わないシャンプーやトリートメント、スタイリング剤、そしてパーマ液やカラー剤などが原因と考えられます。
③アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎とはアレルギーの反応が原因で起こる皮膚炎です。
体質の人は皮膚が乾燥するとそこに炎症を起こしやすくなります。なので頭皮の乾燥が悪化の原因になります。
顔のお肌と同じく、過度なシャンプーなどによって頭皮が乾燥すると、頭皮のバリア機能が低下してしまうので注意が必要です。
特に空気が乾燥する冬場などに、頭皮の乾燥を放っておくと、シャンプーなどの刺激で湿疹・皮膚炎が発症し、かゆみや赤みが生じることがあります。
【頭皮湿疹の治療と対策】
フケやかゆみが気にするあまり、必要以上にシャンプーをしてしまうと、余計に悪化する可能性があります。
シャンプー剤を使用した洗髪は1日に1回で十分ですので、すすぎ残しがないよう、しっかりと洗い流すようにしてください。
頭皮の乾燥を感じるようでしたら二日に一回でも構いません。
また、シャンプーやトリートメント、スタイリング剤などで刺激を感じるようであれば、すぐに使用を停止しましょう。
頭皮湿疹のかゆみは頭皮を掻くとますます進行してしまいます。
かゆみが止まらない場合には、抗ヒスタミン剤の外用剤や内服剤、そしてステロイド剤も有効な場合があります。
初期であれば治りやすいと言われていますので悪化する前に薬局の薬剤師さんなどに相談してみましょう。
それでもかゆみが治まらない場合や、かさぶたができたときや、フケが大量に出る場合には皮膚科を受診しましょう。
実際にどのタイプの頭皮湿疹なのか、悪性の菌や他の病気からの頭皮湿疹になっていないかを判断してもらいましょう。
自己判断で間違った治療やヘアケアを続けてしまうと、更に症状を悪化させる可能性があります。
なかなか症状が治らない場合は、自己流の処置をせず、早めに皮膚科を受診するようにしてくださいね。
ではでは。
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