どーもー!
髪と頭皮に優しい白髪染めを得意としている
寝屋川市「香里園駅」の美容室hair’s LOG(ヘアーズ ログ)のあっくんです。
今回は最近ご質問の多い
「白髪染めをすると白髪が増えるって本当ですか?」
というご質問にお答えしていきたいと思います。
〔もくじ〕
白髪染めをすると白髪が増えるのは本当?
白髪染めをすると白髪が増えるという情報が最近ネットやSNSで多く見られるようですね。
白髪染めで白髪が増える原因と言われているのが、
ヘアカラーの2剤として使用される『過酸化水素』です。
この過酸化水素は染料を発色(酸化)させたり、髪の脱色(ブリーチ)を行う為にヘアカラーには必ず使用されるものなのですが、
この過酸化水素は、文字通り「酸化」が行われる成分です。
一般的に身体の酸化は=老化現象とも言われる様に、
過酸化水素を使用すると活性酸素が発生します。その為に身体の老化現象が進むとして、
白髪が増える原因になると言われています。
そういった理由から白髪染めを頭皮に付けると白髪が増えやすいという事になると言われているのですが・・・
ただ「白髪染め=白髪が増える」というのはやや極端な表現でもあります。
その理由をご説明していきますね。
過酸化水素が使われている毛染めはは白髪染めだけじゃない
“白髪染めを直接頭皮に付けない方がいい”というのは、
頭皮刺激を防いだり、アレルギー予防などの面からも個人的にオススメしている方法なのですが、
「白髪染め=白髪を増やす」という表現にはやや疑問もあります。
通常「白髪染め」と呼ばれているものは上でご説明したように、染料の含まれる1剤と過酸化水素の含まれる2剤を混ぜ合わせる事で使用します。
ただしこれは、白髪染めに限った事ではありません。
オシャレ染めと呼ばれる通常のカラーも同じ様に過酸化水素は使われますし、
パーマや縮毛矯正の2液にも過酸化水素は使用されています。
ブリーチなどであれば過酸化水素を白髪染めの2倍3倍と使用します。
その割には、
「オシャレ染めは白髪を増やします!」「ブリーチは白髪染めの2倍も白髪を増やしてしまいます!」
なんて事はあまり言いませんよねww
実際に「白髪染めに変えてから白髪が増えてきた!」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、
正直、年齢的などの要因で白髪が増えてくるタイミングだったという事が1番の原因ではないかと思います。
そもそも白髪が少しずつ出てきたので、白髪染めに変えたのだと思いますので、そこからより増えてきてしまうのは多少致し方ないと思います。
少なくとも過酸化水素を含む白髪染めをしたからといってその影響で数ヶ月後に白髪が増えるなどという事は考えにくいでしょう。
ずっと使い続けて、10年、20年〜した時にもしかすると違いが出てくるかもといった話しです。
人は呼吸を通じて酸素を取り込み、生命を維持しています。
酸素の一部は、さまざまな刺激を受け、ほかの分子と結びつくことで体内で「活性酸素」に変化します。
この「活性酸素」必ずしも悪いものでなく有害物質を除去する免疫機能として働く大切な役割もあります。
ただし、過度な肉体的・精神的ストレス、激しい運動、過度のアルコール、喫煙、紫外線、大気汚染などの影響を受けると活性酸素が過剰に増加してしまいます。
処理できない活性酸素が体内に蓄積されると、体に悪影響を及ぼす恐れがたり、細胞を傷つけ、老化を促進するとされています。
私たちの体には、活性酸素から生体を防御する「抗酸化」という働きが備わっていますが、加齢によってその働きも低下するといわれています。
つまり、酸化を促進させる老化する原因は白髪染めに含まれる「過酸化水素」に限りませんので、白髪を予防したいとなると日々の生活にも気をつける必要があると思います。
白髪染めで頭皮を酸化させない為に出来ること。
以上の事から、白髪染めが直接白髪を増やす原因になっているのか実際に断言するのは難しいですが、
出来れば頭皮に薬剤をベタベタと付けない方が良いと思いますし、必要以上に過酸化水素を使用したカラー剤を使う必要もないのは確かです。
そこで少しでも頭皮の酸化を防ぎながら白髪染めをする方法をお伝えしていきます。
その①カラー剤を頭皮に付けない
白髪が気になるからといって、頭皮に擦り込むようにカラー剤をベタベタ、モリモリ塗ってしまうと、過酸化水素の反応も頭皮に強く与えてしまいますし、
その他に配合されているアルカリ剤などにより頭皮への刺激が加わってしまいます。
その為にカラー剤はあまり頭皮に直接付かない様な塗り方がオススメです。
その方法は『ゼロテク』や『ゼロタッチ』などと呼ばれています。
(もちろんギリギリといえど頭皮に付けない様に塗布するために通常通り根元からたっぷり塗布したカラーに比べてやや白髪の染まりは甘くなります)
頭皮にカラー剤の薬剤を直接付けたくない方は、担当の美容師さんにその様に塗る事が出来るのか確認してみましょう。
その②カラー後に過酸化水素の除去をしてもらう
美容室によってはヘアカラーの後に、
シャンプーなどではすぐに取り切れない余計な成分を除去してくれる薬剤などを用意しています。
その薬剤はお店によって様々で、
ヘマチン、カタラーゼなど過酸化水素を除去してくれる成分を配合の専用処理剤から、
シャンプーやトリートメントにそういった成分が配合されている様なものであったり、
〇〇水、〇〇バブルなど特殊なお水や装置などを使ったり、
メニューとしても無料でやってくれたり、オプションになっていたり、中には用意してないお店など様々です。
こちらもご来店前に過酸化水素の除去をするメニューや商材があるのか確認しておきましょう。
その③過酸化水素の配合されていないカラー剤に変える
過酸化水素による酸化がどうしても気になる方であれば、過酸化水素を配合していないヘアカラーに変えるのが1番良い方法でしょう。
過酸化水素を使用しないヘアカラー
過酸化水素を使用しないヘアカラーとして代表的なものとして、
- ヘアマニキュア
- カラートリートメント
- ヘナ
などがあります。
それに加えて「香草カラー」「ハーブカラー」といった(名称は色々あります)カラー剤も過酸化水素を配合しないのですが、その他の酸化剤は若干ですが含みます。
ただし!”過酸化水素を配合しない”という事は、
髪の毛(黒髪)の脱色をする事ができませんので、
明るい髪色にする事は出来ません!
あくまで白髪にしか色は染まりませんので、明るめの髪色を楽しみたいという方は過酸化水素が必要になります。
過酸化水素を使って欲しくないけど、明るく髪色にしたいとおっしゃる方は①の頭皮に付けない塗り方でカラーを塗ってもらうようにしましょう。
〈まとめ〉白髪と過酸化水素
白髪染めをすると白髪が増えるといわれる理由は、
ヘアカラーに含まれる「過酸化水素」によって「活性酸素」が発生するために、頭皮の酸化を促進させるのではないかという理由からです。
しかし、白髪染めに限らずオシャレ染めやブリーチ、パーマ剤などにも過酸化水素は使用されている為に、
『白髪染め=白髪を増やす』
というのはややオーバーな表現であるかと思います。
正確に言うと“過酸化水素を使用するカラー剤は酸化により髪や頭皮の老化を進めてしまう可能性がある”といった感じでしょうか。
活性酸素の発生はヘアカラーだけでなく、普段の生活の中でも様々な原因がありますので、
1〜2ヶ月に1度のヘアカラーでの白髪染めに極端に怯えるよりかは、
毎日、健康的な食事や運動などをしたり、出来る限りストレスの少ない生活を送れるようにしたり、紫外線や健康面に気をつける事の方がより大切では無いかと思います。
ただし、ヘアカラーを頭皮に直接付けない様にする事や、過酸化水素の使用しないヘアカラーに変えたり、過酸化水素の使用量を減らすなどをする事は、
頭皮への刺激やアレルギー予防、髪の毛へのダメージ予防として効果的ではありますので、僕も多いに賛成です!
もし将来的な髪や頭皮の事を考えておられるならば、
白髪が気になるからといってよく染まる様に頭皮にベタベタたっぷり塗ってもらうのではなく、
頭皮に直接付かない「ゼロテク」「ゼロタッチ」と呼ばれる様な方法で塗布してもらったり、
“過酸化水素を使用しないヘアカラー“に変えたり、
カラー後に過酸化水素除去などをきちんと行なってくれる美容師(美容室)を探しましょう。
ではでは。
過酸化水素を配合しない白髪染め「NODIA」
あっくんプロデュースのノンジアミンタイプのヘアカラー「NODIA(ノジア)」は過酸化水素を使用しない白髪染めとしてカラーリングする事ができます♪
興味のある一般の方、理美容師さんはお気軽にお問い合わせください。
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