コラーゲンは食べても塗ってもお肌には効果なし!?本当の効能は?

 

どーもー!

髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。

 

前回の記事で薄毛の原因はコラーゲンの減少ということでしたが、

加齢による薄毛の原因はコラーゲンの減少と判明!その治療薬とは?

2018.01.21

だからといって『コラーゲンは食べても効果はない』と書かせていただきました。

しかもこれは薄毛に対してのことだけでなく、お肌の調子を整えるためにコラーゲンを摂取したり、肌に塗布したりなどされていますが、こちらも基本的にはほとんど効果がないととされています。

 

 

コラーゲンは食べても塗っても意味がない!?

 

女性の方はコンビニやスーパードラッグストアなどでよく見かけるコラーゲン入りのドリンクやサプリメントなどをお肌のために意識して積極的に飲まれている方もおられると思いますし、

テレビではモツ鍋やフカヒレ、豚足などを紹介しコラーゲンたっぷりでレポーターも「お肌がプルプルになるー!」などのコメントしているのをよく耳にしますよね!?

 

タンパク質の一種として『コラーゲン』が知られており、健康食品・サプリメントでは主要な製品であるといえます。

 

『コラーゲン』=『ぷるぷる肌』

 

このようなイメージからコラーゲンを口から摂取すれば「肌の弾力性が改善する」のような話はもはや常識のようになっていると思います。

その効果の前にまずはコラーゲンについてどういったものなのか確認してみましょう。

 

 

コラーゲンの役割

 

あらゆる成分の中でも、コラーゲンは主要なタンパク質の一種です。

私たちの体を構成するタンパク質のうち、約3分の1を占めています。

また、肌の弾力性を保つためにコラーゲンは重要です。
骨や軟骨にも存在しており、皮膚だけでなく関節の機能を保つことにも寄与しています。

 

ここまでは事実であり、誰もが納得できる話だと思います。

そんな大切な「コラーゲン」というものか体内あるとわかると、

サプリメント会社や食品会社は、

「年齢と共にコラーゲンが減ってしまうので、飲んで補いましょう」という理論を展開します。

引用http://nikibi-nakunaru.com/food/collagen.html

 

年齢と共に体のコラーゲンが減少していくことは事実なのですが、
残念ながらコラーゲンを口から摂取しても意味はありません。

コラーゲンとはタンパク質の固まりであり、そのタンパク質はアミノ酸がいくつも連なった構造をしています。

タンパク質を食べてもタンパク質のまま吸収されることはなく、消化液などによって一つ一つのアミノ酸にまで分解されることでようやく栄養素として活用できるようになります。

コラーゲンを飲んだからといって、腸からコラーゲンが自体が吸収されるわけではないのです。

コラーゲンが”アミノ酸”にまで分解され、腸から吸収された後、
都合よく再びコラーゲンへと再生されるとは考えにくいのです。

 

そもそも、タンパク質を摂取するのであれば、

 

「肉」や「魚」を食べれば問題ありません。

高価なサプリメントでタンパク質を補うくらいなら、普通に肉や魚を食べる方が健康的でバランスよくタンパク質を摂ることができます。

 

 

低分子コラーゲンなら意味はあるの?

 

次に健康食品会社は「低分子化したコラーゲンを開発した」と宣伝することがあります。

ただ、低分子でも高分子でも関係ありません。

胃の中に入って消化されると、たとえ低分子コラーゲンであっても結局一つ一つのアミノ酸にまで分解されてしまいます。

低分子化した方が体内に吸収されやすいことは事実ですが、コラーゲンとして吸収されるのではなく、あくまでも単なるアミノ酸として吸収されるに過ぎません。

たとえ低分子のコラーゲンにしても結局アミノ酸に分解されるので意味がないのです。

コラーゲンはタンパク質なので食べることが無意味というわけではありませんが、

『コラーゲンを食べる=体内にダイレクトにコラーゲンが補給される』

ということではないというのを知っておいてください。

 

以上のことから、『コラーゲン』を多く含む食品を用いたコラーゲン鍋やモツ鍋、豚足などを食べたとしても、

いきなり肌や関節の状態が改善することはありません。

もしあったとしたら、おそらくそれは単なる思い込みですw

肌の再生サイクルは一ヶ月程度です。
そのため、コラーゲンを食べて翌日に肌の調子がいきなり良くなることは考えにくいです。

 

 

ということでコラーゲンを食べてもお肌にはほぼ効果がないことはわかってもらえたと思いますが、

では、肌に塗るコラーゲン入り『コラーゲン配合』と書かれている化粧品などは効果があるのでしょうか?

 

化粧品としてのコラーゲンの効能とは

コラーゲンには保湿作用があります。

つまり、水分を保持することで肌の状態を保つことができるのです。

口から服用しても効果はないものの、肌に塗る場合は保湿効果を期待できます。

化粧品にコラーゲンが配合されているのは、このような意味があるのです。

 

ただ、注意点としては、

「化粧品のコラーゲンは保湿効果があるものの、皮膚に浸透してコラーゲン自体を補うものではない」ということです。
(食べて摂取する時の話と同じですね)

あくまでも水分の保持作用がコラーゲンの性質です。

しかしこれを大げさであったり、勘違いさせるような表現をしている化粧品などもあります。

 

どういうことかと言いますと、

 

例えば、ここにDHCさんのコラーゲン入りコスメの広告があります。
これを読む限りもの凄いコラーゲンが肌に浸透するように書いてありますね。

「人類史上初」「体験したことがない」これまでにないくらい肌に浸透する新世代のコラーゲンだということです。

 

これだけだと肌の奥の方までコラーゲンが浸透して補給してくれるように感じます。

 

しかし、よく見ると・・・

 

 

「浸透」の文字の横に※2

※2の解説に「角層まで」と書いてあります。

 

肌は大きく「表皮・真皮・皮下組織」の三層にできているのですが、

角層とは肌の『角質層』のことです。

 

肌の『角質層』とは、

引用http://nikibi-bye.net/kiso/sikumi/

 

肌の表面である「表皮」の中のさらに一番上の部分です!

フケやアカになり剥がれ落ちていく部分です。

図を見てもらうとわかる通り、コラーゲンは肌の真ん中『真皮』の部分に多く含まれています。
ここにコラーゲンがたくさん形成していないと、ぷるぷるのお肌にはならないのです。

 

つまり、

これまでにないくらい浸透するような広告を書いておきながら、

実際には一番必要な真皮までには全く届かず肌の組織の表面の中の表面にしか浸透しないのです(爆)

 

コラーゲンの分子はとても巨大なので、コラーゲンを塗っても肌内部(角質層よりも深く)に吸収されることはないといわれています。

DHCさんに限らずこんな広告は山ほどあります。
そしてこの商品に限らず本来『化粧品』とはこの角質層くらいまでしか浸透しないもの(してはいけない)です。

もしそれ以上に浸透に真皮まで到達するような成分であれば、効果以上に副作用の心配なども出てきます。そうなると『化粧品』としては販売できず、医薬品・医薬品部外品としての販売になります。

どこでも買えて誰にでも使える『化粧品』として販売できるようなものではなくなってしまうのです。

あくまでお肌の表面をしっとりとさせてくれる成分に過ぎないということを理解しておきましょう。

 

 

まとめ

 

ということで、食品や化粧品におけるコラーゲンの効果・役割についてわかっていただけたでしょうか?

肌に保湿成分を与えることができるコラーゲンですが、浸透して肌自体をぷるぷるにさせる効果などはありません。

 

「食べても塗っても効果無いのならどうしたらいいの!?」

ということになりますが、それは”体内から”作ってあげるしかないのですね。それにはタンパク質だけでなくバランスの良い食事や健康的な生活が必要になってきます。

好き勝手に食べたり、不健康な生活をしておきながらサプリメントや化粧品で簡単にコラーゲンを補充してお肌ぷるぷるになりたいというのは都合が良過ぎるのかもしれませんね。

 

 

ではでは。

 

 

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