どーもー！
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
最近アレルギーの原因として、腸内環境、腸内フローラなど、腸のなかにいてる細菌が注目されていますが、
そんな腸内細菌が「鼻」のなかにも存在することがわかりました！
〔もくじ〕
鼻にも腸のような「マイクロバイオーム」が存在することが判明、乳酸菌の鼻スプレーでアレルギーを予防できる可能性も
人間の腸には乳酸菌などの常在細菌が形成した腸内細菌叢(マイクロバイオーム)が存在し、人の健康や気分に重大な影響を及ぼすことがわかっています。300人以上の鼻からサンプルを採取した実験により、人間の鼻にも有益なマイクロバイオームが存在しており、健康な人の鼻には有益な細菌が多い可能性が高いことが突き止められました。
鼻の中にも「乳酸菌」を発見！
ベルギーのアントワープ大学で微生物学の研究しているサラ・ルビア氏は、
慢性的な副鼻腔炎に悩む母親のために、さまざまな治療法を試すもののあまり効果がみられず、
「腸と同じように鼻にも人間に有益なマイクロバイオームがあれば、副鼻腔炎の治療に役立てられるはず」
と考えて、実験に乗り出しました！
実験では、健康なボランティア100人の鼻と慢性副鼻腔炎の患者225人から細菌のサンプルを採取し研究したところ、
人間の鼻には平均して30種類の菌がいることが分かり、その中でも抗炎症作用を持つことで知られている乳酸菌の一種が、
「健康な人の鼻には、慢性副鼻腔炎の患者に比べて最大10倍以上も多く生息している」ことを発見しました。
研究チームが人間の鼻にいた乳酸菌を顕微鏡で観察したところ、菌の表面から”線毛“が生えているのを確認し、
この線毛には、
・乳酸菌が鼻の内側に固着するため
・鼻の皮膚細胞にある受容体を閉じさせて、アレルギーの原因物質や有害な細菌が受容体に近づくのを防ぐ機能
があるとルビア氏は推測しています。
さらにこちらの乳酸菌から「プロバイオティクス鼻スプレー剤」を作成し、
健康なボランティア20人に1日2回、2週間にわたって鼻に噴霧してもらう実験を行ったところ
「呼吸がしやすくなった」と鼻の状態が改善したと報告するボランティアもいたとのこと。
今回のスプレー剤の検証は、参加者が少ないため科学的に効果が証明されたとはいえないそうですが、
この実験により「鼻に住む細菌が健康に影響を与えることの有望な手がかりが得られた」と考えられています。
今後有益な細菌を使って鼻のマイクロバイオームを改善し、副鼻腔炎などの症状を改善するような治療に役立てたいと考えているようで、
さらなる研究が進むと、
腸内という生きたまま菌を届けるのが困難なところではなく、
鼻の中に菌を吹き付けることで、アレルギー対策などが行えるようになるかもしれません。
じゃあ、
とりあえず今日から毎日”ヤクルト”をスプレーで鼻の中に噴射・・・
(いや、誰かやってほしいかも)
ではでは。
あっくん★
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