どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
年齢とともに少しずつ増えてくる「白髪」新たに発見した時はとてもショックですよね。
今回はそんな白髪の原因について解説していきたいと思います。
〔もくじ〕
「髪の毛はなぜ白髪になるの?」
まず何故黒い髪の毛が白髪になってしまうのかと疑問に思われている方は多いですよね?
僕もお客様からよく質問を受けます。
髪の毛が白髪になってしまう仕組みについて書いていきたいと思います。
髪の毛が白髪になる仕組みとは?
髪の毛は、一生を通じて、同じ髪の毛が伸び続けているように感じますが、
実際には「ヘアサイクル」というものがあり、
引用:http://www.kao.com/jp/haircare/thining_01.html
個人差や男女の差はありますが、
3〜6年くらいの周期で、
抜けて→休んで→生まれ→新しい髪が成長するということを繰り返しています。
そして、髪の毛が抜け落ちる時に、
メラノサイト(メラニンを作る細胞)がある毛球部も一緒に失われると言われています。
健康な頭皮であれば、また新しく生えてくる髪の毛の毛球に、しっかりと機能するメラノサイトが作られますが、
加齢などの原因で、次第にしっかり機能するメラノサイトが毛球内に作られなくなってくるというのが、
具体的なメラニン色素が減少する原因です。
「メラノサイト」とは頭皮だけじゃなく肌など体中にある細胞なのですが
このメラノサイトが無いとメラニン色素を作り出していくことが出来なくなってしまって
髪の毛に色がつかない白髪が作り出されていってしまうのです。
メラニン色素の生成
髪の毛は、毛乳頭にある毛母細胞が分裂を繰り返すことによって生成されるのですが、
その時点ではメラニン色素は毛髪内に存在しておらず、まだ白髪の状態です。
毛母細胞分裂が繰り返され、
徐々に頭皮外に押し出される過程でメラニン色素を毛髪が取り込み、
上へ上へと移動していき、黒い髪へと変化していくのです。
引用:http://ikumouch.com/archives/614
つまり、誰でも毛根で髪の毛が作られたその瞬間は白髪なのです。
そこにメラノサイトが黒い色素(メラニン色素)を埋めていくために、
髪が黒くなっていくというわけです。
そしてメラニンが髪の重量に占める割合は約4~5%以下と言われています。
白髪になる原因と必要な栄養素
ということで、イメージ的には
髪の毛そのものを作る工場(毛母細胞)と、
その髪の毛に色を付ける工場(色素細胞)は別物だということです。
このうち色素細胞だけが弱り、
色素を作れなくなると「白髪」となって生えてくるというわけです!
そしてメラノサイトから「メラニン色素」を作り出していく時に必要になってくる物が、
チロシンというアミノ酸です。
そもそも、メラニン色素の原料は髪の毛を構成している18種類のアミノ酸の中の一つであるチロシンです。
そしてメラノサイト(色素細胞)はこのチロシンを「チロシナーゼ」という酸化酵素によって褐色のメラニン色素に変えていくのです。
そして、そのチロシナーゼが働くにはミネラル(銅)が必要になります。
チロシンをメラニン色素に変えるのに絶対不可欠な酵素、チロシナーゼですが、
このチロシナーゼは銅を含みます。
銅がなければこのチロシナーゼは正常に働いてくれません。
つまり、チロシンと銅は黒髪を作る上で絶対に不可欠なのです。
最近では、白髪の原因はミネラル分、とくにこの銅が不足することが一因として考えられています。
まとめ
今回は白髪になる原因について書いていきましたが、
白髪になるのは髪の毛にメラニン色素が作られなくなることが原因です。
しかし、白髪に関しては現代の医学の力をもってしてもその原因は謎で、まだ完全に解明されていないのが現状です。
白髪になるメカニズムは解っていても、なぜ白髪になるのかという根本の原因が解らないのです
加齢や病気などの原因によってメラノサイトが機能しなくなり、
メラニン色素が作られなくなると、髪の毛の色を決めるメラニン色素の量が減少する為、髪の色が薄くなったり、白髪になったりします。
その為にメラニンは髪の毛の色を決める、重要な色素ということを覚えておきましょう。
ではでは。
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