どーもー!
ドラッグストアに行くとワクワクする美容師あっくんです。
今回は化粧品の基本的な成分についてお話ししてみたいと思います。
化粧水、乳液、クリーム、洗顔料、シャンプーなど私たちの日常は様々な化粧品に囲まれながら過ごしています。
しかし、そんな化粧品も実は基本はすべて一緒の成分で構成されているということはご存知でしょうか?
〔もくじ〕
どんな化粧品も『3つの成分』で出来ている
液状の化粧品はすべて基本的に、
- 水分
- 油分
- 界面活性剤
の3つの成分で構成されています。
これに防腐剤や安定剤、香料などを添加して混ぜ合わせたものが基本的な化粧品の作り方です。
化粧水、乳液、クリームなどの分類はこの3つの成分の割合で変わります。
①水分
水分とは単純に水だけでなく、水溶性成分つまり水に馴染みやすい成分などもこれにあたります。
(水、糖類、塩類、アミノ酸、低級アルコールなど)
②油分
こちらも単純な油だけでなく、油に馴染みやすい、油に近い特徴のある成分もこれにあたります。
(油脂、シリコーン、ワックス、高級アルコールなど)
③界面活性剤
水と油を混ぜ合わせることの出来る成分です。水分と油分が混ざりあっているものはすべてこの界面活性剤が入っていると思っていいでしょう。
(陽イオン系、陰イオン系、両性イオン系、非イオン系)
化粧水や乳液などに加え、洗顔料、クレンジング、ボディソープ、シャンプー・トリートメントなどもすべてこの3つの成分のバランスで成り立っているのです。
例えば、
「化粧水」は約9割が水分で出来ていますが、ここに界面活性剤を多く入れれば「シャンプー」に変わります。
この「シャンプー」に油分を多く混ぜると「洗顔料」に変わります。
化粧品のカテゴリーを決めるのは何か特定の成分などがあるわけでなく、水分・油分・界面活性剤の割合の違いだけで、どれも同じ様なものだとも言えます。成分の定義は特にありません。
逆に考えると、必ず全てを使う必要などは全くなくて、肌に合っているのであれば化粧水だけで済ましたり、乳液をとばしてクリームを付けたりしても何の問題も無いと言えます。
化粧品の構成割合
大まかな成分の割合をご紹介しておきます。
- 化粧水→ほぼ水分
- 乳液→ほぼ水分に少量の油分を加えたもの
- クリーム→水分に大量の油分を加えたもの
- オイル→ほぼ油分
- クレンジングオイル→ほぼ油分に界面活性剤
- シャンプー→ほぼ水分と界面活性剤
- トリートメント→ほぼ水分と油分
- 石けん→ほぼ油分と界面活性剤
まとめ
この様に化粧品は基本的に「水分」「油分」「界面活性剤」で構成されており、化粧品のカテゴリーはこれらの構成の割合によって変わります。
もちろんそれぞれの要素の中でたくさんの成分がありますので製品としての特徴は様々です。
しかし、こういった化粧品の仕組みを知っておくことで、美容メーカーや販売店などが勧めてくるセットやシリーズでの化粧品を言われるがままに購入するのでなく、
きちんと試したり、すでに持っているもので代用したりなどをすることで余計なお金や時間を減らすこともできるかもしれませんね。
こちらもご参考に。
ではでは。
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