どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
最近、急に寝ぐせが付きにくくなった・付きやすくなった。と感じることはありませんか?
もちろんきちんと乾かしてから寝ないと寝ぐせは付きやすくなるのですが、これまでと同じ様に髪を扱っているのに寝ぐせが付きにくくなるなど感じることがあるかもしれません。
実はそれはこれまでと髪質が変化してきてるというサインなのかもしれませんので注意が必要です。
今回は寝ぐせのつき方の変化について書いていきたいと思います。
〔もくじ〕
寝癖のつき方が変わってきた
まず髪の毛は生えている本数だけでなく髪の太さなども個人によって様々です。
いわゆる猫っ毛と言われる柔らかい髪の人もいれば、太くて硬い髪質の人もいます。
髪の毛の硬い柔らかいや太い細いと言う違いは本数の違い以上に見た目のイメージとしてかなりの差を生むことが少なくありません。
髪の毛の太さの違い
人によってこの髪の毛の太さの違いがどこから来るのかと言うとまずは髪の毛の表面にある『キューティクル』の重なり方の違いです。
毛髪の外側を包んでいる『キューティクル』はとても薄いのですが何枚も重なり合って髪の毛の内部を外的から保護する役割をもっています。
そして『キューティクル』自体は薄くてもとても硬くて丈夫なので、このキューティクルの厚み次第で髪の毛の”硬さ“も変わってくるのです。
実際に硬い毛と柔らかい毛を比較してみるとキューティクルの厚みに3倍もの違いが見られる場合があるそうです。
これは重なり合っているキューティクルの数が柔らかい人では3枚程度なのに対し、硬い人では10枚も重なり合っているためと言われています。
一見、細いのですが、硬くて丈夫な髪の毛の人もおられます。その場合もこのキューティクルが厚い考えられます。
またこの『キューティクル』はカラーやパーマ、普段のお手入れなどでダメージを受ける変性して剥がれ落ちてしまいます。
一度剥がれ落ちると元の状態に戻ることはありません。
剥がれ落ちるたびに髪の毛も柔軟性やツヤを失っていくと考えられています。
またキューティクルの内側ケラチン繊維の束からなる『コルテックス』においてもその繊維そのものの丈夫さが失われたり、繊維同士の結合は弱まったりすると髪の弾力性が低下していきます。
健康な髪の水分の水分量はおよそ11〜13%です。これ以下に水分が減ってくるとパサパサで切れやすい髪となってしまいます
これらの髪の変化の兆しの1つが「寝ぐせ」に現れることがあるのです。
寝ぐせの付きやすさは髪質の変化?
この髪質の変化の見極めは少し難しいのですが、髪のダメージによるものと、年齢における髪質の変化などがあります。
以前ひどかった寝癖がだんだんつかなくなって、朝のブローが簡単になったと感じたら、寝癖のつきやすい頭頂部の髪の毛が細く変化してきている可能性があります。
一方で、ハリコシを失った髪の毛は、一度変な寝ぐせがついてしまうとブローをしてもなかなか綺麗に直りづらくなっているということもあります。
変な寝ぐせがついてしまった時は一度根元をしっかりと濡らしてからドライヤーで直してあげることが1番です。
いずれにしてもこれまでとは違う寝癖の出方が出始めてきたら、髪質の変化のサインかもしれません。
どのような変化起きているのかを見極めて、今生えている髪には適切なケアを、そしてこれから新しく生えてくる上にとって正しい頭皮環境作りを心がけましょう。
もちろん、夏だから冬だからといってこんなことをしていてはいけませんw
ではでは。
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