どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師「あっくん」です。
大阪の寝屋川市で「hair’s LOG(ヘアーズ ログ)」という美容室をやっています。
hair’s LOG公式ホームページ
あっくん(小野敦之)プロフィール
今回はお客様やブログの読者さんから良くご質問のある「シャンプーの選び方」についてです。
ポイントになるのは、「配合されている洗浄成分」になるのですが、
成分なんて後ろの成分表みてもさっぱりわからないwwという一般の方がほとんどだと思いますので、
“見た目”だけでわかる簡単な選び方も書いているのでぜひ参考にしてみてください!
〔もくじ〕
「髪や頭皮にいいシャンプーの選び方」
髪や頭皮に良いシャンプーの選び方で、最も大切なのは「洗剤成分」を見極めることです。
なぜなら、シャンプーの成分のおよそ7〜8割を占めるのが水と洗剤(界面活性剤)だからです。
シャンプーの成分割合
たとえ、残りの2〜3割のなかに「●●エキス」などオーガニックエキスや天然由来成分、その他効果的な成分などが含まれていたとしても、
そもそもの洗浄成分が髪や頭皮にダメージを与えるものであれば、その効果がうまく発揮出来なくなります。
洗浄成分としての界面活性剤は、
大まかに
- 「高級アルコール系」
- 「アミノ酸系」
- 「石鹸」
の3つにわかれます。
①高級アルコール系
このうち「高級アルコール系」が、一般的に合成の界面活性剤と言われるもので、
洗浄力が特に強く、常在菌を殺して皮脂を洗い流してしまいます。
「ラウリル硫酸●●」「ラウレス硫酸●●」「ラウリルベンゼンスルホン酸Na」
の成分表示がされているものは「高級アルコール系」の界面活性剤を使っています。
②アミノ酸系
一方で「ココイル●●」「●●タウリン」「●●べタイン」が使われているシャンプーは、天然の植物からつくられた「アミノ酸系」のシャンプーです。
(より細かく分けるとタウリンやベタインはアミノ酸系ではなかったりしますがここではまとめておきます)
また天然素材を使用してつくられる「●●カルボン酸」も極めて刺激が少ないため、「高級アルコール系」に分類されるものの、例外的に選択肢となります。
③石鹸
「石鹸」については、人々にとって昔から身近な洗剤となりますが、
原料は動物や植物からとれる「油脂」これらの油脂を「アルカリ」と混ぜ合わせて加熱し、化学反応をさせて製造されています。
基本的にはアルカリ性であり、コンディショニング成分などが含まれないために、パーマやヘアカラーをされている髪にはパサつきやすく不向きです。
髪と頭皮に有効成分を与えたいというものではなく、「余計なものを髪や頭皮に付けたくない」という考え方の方には合っているものだと思います。
シャンプーなどの化粧品は配合量の多い順に記載されていますので、
「水、●●、○○、△△、、、、」
など成分表に書かれている水から3〜4個目までが洗浄成分(界面活性剤)の目安となります。
まずはここをチェックする事でそのシャンプーの特徴が大まかにわかります。
選ぶのが難しい時は「透き通っているシャンプー」を目安に
上に書いた様なカタカナの洗浄成分は見るのも難しいという方に向けて、簡単な選び方を教えたいと思います!
それはシャンプー自体が「透き通っているか」です。
刺激の強い洗浄成分(界面活性剤)入りのシャンプーは、そのまま髪の毛を洗うとバシバシになったり髪に引っかかりが出やすくなるために、
製造工程において脱脂を防ぐために「油」や「パール化剤」を多く入れます。
パール化剤は入れると白濁し液体が光沢のある乳濁色にすることが出来ます。
油を混ぜると乳化して白くはなりますが、それでもシャンプーが乳化するくらい油を入れてしまったら、
髪や頭皮についた皮脂などを落とすためにシャンプーするのに、
油たっぷりだと、洗浄してんのか油つけてんのかわからなくなりますしw
基本的には普通のシャンプーにはそんなに油は必要ありません。
パール化剤自体は特に害を及ぼすものではありませんが特に必要がない成分ですので、基本的には高級感を与える様な演出と濁りを誤魔化す為に配合されていると考えられます。
そもそも、シャンプーの主原料である水と界面活性剤は無色透明ですから普通に作ったら透明になるはずなのです。
その為にカンタンに「透き通っていない」シャンプーは、合成の界面活性剤を使った上で、髪と地肌がパサつかないよう油分を補填していると大まかに判断することができるのです。
その為美容室などに置かれているサロン用シャンプーは透明の液体状のものが多いです。(もちろん例外もあります)
界面活性剤のすべてが「悪」ではない
インターネットや雑誌などでは「界面活性剤は、すべて人間にとって“悪”」
という様な主張を見かけることが少なくありません。
でも僕は「すべての界面活性剤が悪い」とは考えていません。
「界面活性剤」とは、そもそも水と油を混ぜ合わせる働きを持つもののこと。
その何がよくないと言われているかというと、
本来なら混じり合わない物質の表面を変質させて化合させるため、
肌の上に長時間のせていると、皮脂膜の性質を変えてしまい、肌やカラダの負担となることです
数百から数千種類あるとも言われる合成界面活性剤のなかには、強力な脱脂力や洗浄力があるものが少なくありません。
その為にご自身でお使いのシャンプーにはどの様な界面活性剤が配合されているのか?
その成分は強いものか弱いものか、毒性があるのか無いのかを見極めて、できるだけ安全なものを選べば、
髪や頭皮、育毛などに対してマイナスよりはプラスに働く効果が高くなると考えています。
シャンプー選び まとめ
頭皮に優しい「洗剤」を使ったシャンプーの選び方としては、
・シャンプーは、全体の7割を占める水と「洗剤」成分で選ぶ
・透き通っていないシャンプーはなるべく避ける
・避けるべきは「ラウリル硫酸●●」「ラウレス硫
酸●●」「ラウリルベンゼンスルホン酸Na」
・オススメは「●●カルボン酸」「ココイル ●
●」「●●タウリン」「●●ベタイン」
・界面活性剤自体が悪いものではない、何が配合されているかが大切
といった事になりますので、
シャンプー選びで迷ったときに簡単にチェックする方法としては、
①洗浄成分(界面活性剤)は何が配合されているか?
②シャンプーは透明のものか?
という2点だけです!
もちろん例外など言い出せばキリがないですが、簡単に良いシャンプーを探したいという方はぜひ参考にしてみてください。
hair’s LOGオススメの「アミノ酸系」シャンプーはこちら💁♂️
ではでは。
寝屋川市香里園駅から徒歩3分の美容院
hair’s LOG(ヘアーズ ログ)公式ホームページ
アクセス
お問い合わせ方法
メニュー料金
こちらの記事もおススメです★
あっくん★
最新記事 by あっくん★ (全て見る)
- 広島でノンジアミン「NODIAカラーセミナー」を開催したよ! - 2024年11月21日
- YouTubeチャンネル「美容師あっくんのヘアケアちゃんねる」始まりました! - 2024年11月11日
- 大阪発のWEBメディア「オオサカジン」で紹介していただきました! - 2024年11月4日