どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師あっくんです。
アトピー性皮膚炎は国民の7~15%が罹患している国民病であり、
「痒み」に伴い生活の質が著しく損なわれることから、その対策は急務となっています
〔もくじ〕
重度のアトピー性皮膚炎の新薬「ネモリズマブ」有効性を確認 かゆみ軽減
アトピー性皮膚炎の新薬の臨床試験(治験)で中程度から重度の患者のかゆみ改善と安全性が確認されたと、京都大大学院医学研究科の椛島(かばしま)健治教授(皮膚科学)らの研究グループが9日、米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」の電子版に発表した。今後、薬事承認申請を経て実用化を目指す。
かゆみを軽減する抗体製剤「ネモリズマブ」
新薬は製薬大手「中外製薬」が手掛けた「ネモリズマブ」
「ネモリズマブ」は神経細胞に結合することで、かゆみを起こすと考えられているタンパク質の一種「インターロイキン31(IL31)」を標的にした抗体製剤で、IL31と神経細胞との結合を防せぐ事が痒みを防ぎます。
今回は外用剤で十分な治療効果を得られていない13歳以上のアトピー性皮膚炎の患者215人を対象に臨床試験を実施。
ステロイド外用剤を併用しながら、
- 143人に新薬「ネモリズマブ」を投与
- 72人には有効成分が入っていない偽薬を投与
4週間ごとに皮下投与し、16週間後に有効性と安全性を調べました。
その結果、
偽薬の場合はかゆみの程度が平均21・4%軽減したのに対し、
ネモリズマブでは平均42・8%の改善が見られたの事でした!
IL-31は、アトピー性皮膚炎発症に重要な痒み物質で、主にヘルパーT細胞から産生されますが、その産生制御機構は不明でした。
今回の新薬「ネモリブマブ」はIL-31と神経細胞との結合を防ぐことにより、痒みの発生を防ぐことに成功したようです!
ネモリズマブは重い副作用などはほとんど確認されず、投与した患者の半数以上が眠りにつく時間が早くなったり、安眠している時間が増えたりして、かゆみによる不眠症状の改善がありました。
椛島教授は「ようやく患者に治療薬が届けられる一歩手前まで到達して感慨深い」としています。
これはアトピー性皮膚炎をお持ちの方にはとても嬉しいニュースです。
痒くて辛いアトピーの方に早く実用化されてほしいですね!
ではでは。
こちらの記事もおススメです★
あっくん★
最新記事 by あっくん★ (全て見る)
- 広島でノンジアミン「NODIAカラーセミナー」を開催したよ! - 2024年11月21日
- YouTubeチャンネル「美容師あっくんのヘアケアちゃんねる」始まりました! - 2024年11月11日
- 大阪発のWEBメディア「オオサカジン」で紹介していただきました! - 2024年11月4日
主として免疫応答の調節のためにリンパ球やマクロファージが分泌するペプチド・タンパク質の総称です。