どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える読書が好きな美容師あっくんです。
知り合いの美容師さんのTwitterで知りましたが、
かなり興味を惹かれるタイトルの小説が出ていましたので読んでみました!
〔もくじ〕
著 朱野帰子『科学オタがマイナスイオンの部署に異動しました』
内容紹介
「マイナスイオンドライヤーなどの美容家電製品は、廃止すべきです」
大手電器メーカーに勤める科学マニア、羽嶋賢児は、
自社の非科学的な商品にダメ出しをしたばかりに、
最も行きたくなかった商品企画部に島流しに…。空気を読まずに正論を言う。そんな賢児はやがて部の
鼻つまみ者扱いになってしまう。
賢児のまっすぐすぎる科学愛は、美容家電を変えることができるのか!?自分の信念を曲げられずに日々会社で戦っている、
すべての働く人に贈ります。
ドラマ化もされた『わたし、定時で帰ります。』で話題の著者が描く、お仕事小説。(『賢者の石、売ります』を文庫化に当たり、改題。)
自分の主義に反するものをあなたは売れますか?
タイトルもそうですが、このなかなか刺激的なフレーズが書かれたこちらの書籍は、
あのドラマにもなり話題となった「わたし、定時で帰ります。」の著者である朱野帰子さんの作品です!
読めば元のタイトルの意味合いもわかりますが、文庫本でのこのタイトル変更は正解かと感じました。
こちら科学が好きな方や、似非科学に疑問や不満がある方にとっては気持ちいいくらいバッサリと似非科学商品を切り捨ててくれますwww
タイトルのマイナスイオンだけじゃなくて、コラーゲンや、ゲルマニウム温浴、
さらには大きな問題にもなった不正論文から
自然分娩・母乳育児、がん代替医療など色んな話題を全部物語の中に盛り込んで構成されています。
科学を理解しない、似非科学を信じてしまう人たちを「未開人」「馬鹿」と切り捨てる、独りよがりで他人の気持ちをまったく理解しない、ちょっと癖の強過ぎる主人公ですが、(そしてその家族もなかなかw)
僕もこんなブログを書いてる身として、少し他人事とは思えないところがあります(笑)
しかし読み進めることで、主人公の様な似非科学を批判する人たち側の気持ちに加えて、
逆に信じてしまう人たち側の気持ちが理解できる場面もたくさんありました。
さらに、科学うんぬんではなくても、
仕事や生活の上での矛盾との葛藤、自身の信念や正義感のために意固地になって、他人の心境や状況を考えられなくなってしまった事は多少なりとも皆が経験するのではないでしょうか。
改めてそんなことに気づかせてくれるよい作品でした。
ではでは。
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あっくん★
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