どーもー!
髪と頭皮のことを真剣に考える美容師「あっくん」です。
大阪の寝屋川市でヘアケアに特化した「hair’s LOG(ヘアーズ ログ)」という美容室をやっています。
髪と頭皮の事でお悩みの方はぜひご相談ください。
hair’s LOG公式ホームページ
あっくん(小野敦之)プロフィール
公式オンラインショップ
お客様とお話している中で、
シャンプーの頭皮刺激や洗浄力は気にされていて、低刺激なものを選ぼうとしているけど、
コンディショナーやトリートメントの刺激にはあまり気にされていないと感じる事があります。
単純なイメージでは、
「洗う」シャンプーの方が強そうで、
「ケアする」トリートメントの方が優しそうに思えますよね!?
今回は意外と単純でない、シャンプーとトリートメントの刺激の違いについて解説していきたいと思います。
〔もくじ〕
トリートメントの方が刺激がある!?その理由とは

シャンプーとトリートメントが刺激になる原因としては、
•シャンプー → 洗浄成分で皮脂を落としすぎると「乾燥やつっぱり」の刺激
•トリートメント → 吸着成分が頭皮に残ると「かゆみや炎症」の刺激
という特徴があります。
つまり「どちらが強い」ではなく、刺激のタイプが違います。
トリートメントが頭皮に残りやすい理由

髪や頭皮の表面はプラスとマイナスの電気を帯びています。(傷んでいるほどマイナスの電気が増えます)
トリートメントの成分は「プラスの電気」を持っていて、髪の毛のマイナスの電気のところに磁石のようにピタッと吸着します。
• 髪にとってはメリット(しっとり、まとまりやすい)
• 頭皮にとってはデメリット(残留して刺激になりやすい)

界面活性剤の仕組みと刺激性(美容師向け)

ここからは少し専門的なお話です。
アニオン界面活性剤(シャンプーに多い)
- 電荷:マイナス(−)
- 主な用途:洗浄成分
- 特徴:強いもの(硫酸系)は脱脂力が高く乾燥や刺激になりやすい
ただし水で流れやすく、頭皮に残留しにくい
カチオン界面活性剤(トリートメントに多い)
- 電荷:プラス(+)
- 主な用途:柔軟・コンディショニング成分
- 特徴:
毛髪や皮膚のマイナス電荷と強く結合 → 残留性が高い
タンパク質変性を引き起こしやすく、局所刺激やかぶれの原因になりやすい
特に敏感肌の方にはトラブルリスクが高い
敏感肌の方におすすめの成分・選び方
「シャンプー」
• アミノ酸系洗浄成分
例:ココイルグルタミン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNa
• ベタイン系洗浄成分
例:コカミドプロピルベタイン
👉 優しく洗えて皮脂を落としすぎないのが特徴。
「トリートメント」
• カチオン濃度が控えめな処方を選ぶ
• ノンカチオン処方や頭皮ケア用トリートメント
→ 「頭皮にも使える」と明記されているものなら比較的安心
まとめ

•シャンプーの刺激 → 落としすぎ(アニオン界面活性剤の洗浄力)
•トリートメントの刺激 → 残りすぎ(カチオン界面活性剤の吸着力)
•敏感肌の方は「アミノ酸系シャンプー+低刺激トリートメント」を選ぶと安心
「トリートメント=頭皮にも優しい」と思われがちですが、
実は使い方や成分によっては刺激が出やすいこともあります。
髪と頭皮、目的や状態に合わせたケアを選んであげてくださいね。
hair’s LOGおすすめシャンプー&トリートメント
当店でも取り扱っている低刺激で頭皮にも優しいシリーズをご用意しています。
低刺激のシャンプーシリーズ
頭皮にも安心なトリートメント
hair’s LOG オンラインショップはこちらから👇
「自分に合うシャンプーやトリートメントがわからない」という方は、
ご来店の際にお気軽にご相談ください。
ではでは。
『メディアなどでご紹介いただきました』
これまでの活動や実績を各種メディアにて取り上げていただいております。
寝屋川市香里園駅から徒歩3分の美容院
hair’s LOG(ヘアーズ ログ)公式ホームページ
アクセス
お問い合わせ方法
メニュー料金
公式オンラインショップ
こちらの記事もおススメです★
あっくん★
最新記事 by あっくん★ (全て見る)
- シャンプーよりトリートメントの方が刺激がある!?その理由とは? - 2025年10月16日
- NODIA新色「ライトブラウン」発売!オンライン動画セミナーも開催決定 - 2025年10月3日
- 成分表に書かれた「香料」ってなに?敏感肌の方が気をつけたいポイント - 2025年9月22日